文ストの学園物語です
⚠️オリキャラ有り・名前有り (固定)
夢小説です
(お相手乱歩)
「ごめんね…お母さん疲れちゃった。」
彩華「ッ!!!…ハァハァ……また…この夢…」
目が覚め勢いで起き上がり、汗をかいている事が分かる。
何度も見る夢。
彩華「…私だって疲れたよ…お母さん」
無意識に独り言を呟く。ハッとして時計の方に視線をやる。
急いで学校に行く支度をする。
彩華「…今日も朝ごはんはいいや」(今日もお父さんは……パチ〇コか…)
玄関に向かい、靴を履き、バッグを持ちドアを開け外に出る。
(彩華ちゃんの見た目⬇⬇⬇)
(スカートは少し膝より上。黒いタイツを履いている。腕には包帯。指には絆創膏が所々)
彩華「…行ってきます」
学校の道を歩いて行くと生徒達が増えていく。
彩華「…」
女子生徒「ねぇ、あの子って…」
女子生徒2「噂の子だよねぇ」
彩華「…今日もか」((ボソッ
あちらこちらに聞こえてくる。
「あの子不良らしいよ」「毎日誰かと喧嘩でもしてるんでしょ?」「怪我やば」「問題児なんでしょ?」「なんか体とか売ってるんでしょ??」
など色々な噂が出てくる、まぁ、勝手に言ってればいい。お前らみたいな奴らには私の気持ちなんて知って欲しくない。
そう思いながら下駄箱に着く。
彩華「…」
与謝野「あ、彩華じゃないか!おはよう」ニコ
この子は私の親友、与謝野晶子ちゃん
とても心優しくて、かっこ良くて美人な子。
彩華「ッ!おはよう、晶子ちゃん!」ニコ
私は友達・親友以外の生徒は全員嫌いだ。
晶子ちゃんは私の事を良く心配してくれる、本当に優しい子だ、そんな晶子ちゃんが私はとても大好きだ。
与謝野「今日も怪我してるじゃないか!」
彩華「えへへ…笑」
与謝野「えへへ、じゃないよ!」
晶子ちゃんには家庭の事の話はしていない。
きっと話したらものすごく心配かけてしまう。
もしかしたら晶子ちゃんがお父さんをこro……まぁ、別に悲しくは無い、私にとっては嬉しい事なのかもしれない…でもなんだか分からなくなってくる。
与謝野「全く…ほら保健室行くよ」
彩華「ッうん笑」ニコ
私は腕を引っ張られながら保健室に向かう
与謝野「全く…毎日毎日この傷はどうやったら出来るんだい?」
質問しながら晶子ちゃんは私の傷の手当をしてくれている。
彩華「えっとーまぁ、色々…?」
与謝野「…はぁ…まぁ無理に話せとは言わないさ…でも、彩華が怪我してるのを見ると心が苦しいのさ……話したいと思ったら何時でも言いな、相談に乗るよ」ニコ
彩華「ッ……ありがとう笑」
話せないよ……怖くて…怖くて怖くて……心配かけたくないよ…。
与謝野「左目は大丈夫かい?」
彩華「うん、大丈夫!」((左目を隠してる前髪をあげる
与謝野「うん、傷は無いみたいだね」
彩華「いつもありがとう」ニコ
与謝野「このくらいどうって事ないさ」ニコ
晶子ちゃんには私の目がオッドアイの事は話してある、最初は驚いていたけど、心配してくれた。
本当に晶子ちゃんと親友になれて良かったって思った。
晶子ちゃんと話していると廊下から足音が聞こえて来た瞬間ドアを思いっきり開ける音がした、思わず身体がビクッと反応してしまった。
与謝野「おや?乱歩さんじゃないか、」
乱歩「やっぱり今日もここに居た!!おはよう二人共!」
彩華「ッお、おはよう」
この子は江戸川乱歩くん、生徒会長で細目で可愛くてお菓子好きの男の子。時々翡翠色の目が見える時がある。江戸川くんと居るとドキドキする事が最近分かった、その事を晶子ちゃんに話したら、「好きって事じゃないかい?」とにやにやされながら言われた。で、でも好きになっていいのかな。
乱歩「今日も怪我したの!?まぁ、予想はしてたけど…!」
彩華「あ、あはは…」
(こんな傷見られたくなかったな…でももう遅いよね…江戸川くんは名探偵みたいになんでも見抜かれてしまうから、絶対にこの怪我の原因バレないようにしないと…あと…この気持ちも)
乱歩「あははじゃない!!」
彩華「晶子ちゃんと同じ事言うね笑」
乱歩・晶子「笑い事じゃないから!/だよ!」
彩華「えっと…すみません?」
晶子「何で疑問になるんだい?」
乱歩「怪我…して欲しくないんだけど」((ボソッ
彩華「…え」
今、怪我して欲しくないって…きっと、友達として…だよね…。そうだよ、きっとそうだ。
晶子「…よし、今日の手当はお終いだよ」
彩華「あ、あぁ、ありがとう!」ニコ
晶子「私は片付けてから教室に行くよ」
彩華「分かった!じゃあ先に戻ってるね」ニコ
晶子「…本当に彩華はなんで毎日毎日怪我しているんだか…噂では色んな人と喧嘩してるとかそんな噂流れてるけど…まぁでも彩華はそんな奴じゃないからね。」
乱歩「…僕達は本当の彩華を知ってる。だからそんな”ただ”の噂なんか信じないね」
晶子「そうだね。噂を流した奴は私がそいつの事懲らしめてやらないと気が済まないけど…でもそんな事したら彩華に怒られそうだ」
乱歩「彩華は他人に優しくし過ぎだし、自分の事どうでもいいって思ってるしね!」
晶子「…笑乱歩さんって彩華の事好きなんですよね?笑」
乱歩「ッ!彩華の事はす、好きだよ…/////誰よりもね!」
晶子「ふーん笑まぁ、私は応援してますよ」ニコ
チャイムが鳴り響き、授業が始まる。
今日も教室の窓の外を見ながら授業を受ける。
教室に居ても、噂の話をする子はいる、でも私はそんなの気にしない。大好きな晶子ちゃんと同じクラスだし、休み時間いっぱい話すから、そんなくだらない噂の話は気にしない。
4時限目が終わり
お昼時間になる、晶子ちゃんと何時もみたいにお昼を一緒に過ごそうと声を掛けた。すると保健係のお仕事があるらしく、教室から出てしまった…。まぁ用事があるなら仕方ない。
私は屋上に向かった。
彩華「ん〜外の風は気持ち〜!」
周りには誰も居ない中独り言を呟く
柵の近くに行き景色を眺める
彩華「本当にここからの景色は良いな〜…………今日も空は綺麗!……ここから飛び降りたら…痛いかな…どんな景色なのかな………楽に…なれるかな…」
「そんなくだらない事考えないでよね」
彩華「ッ!!!…江戸川…くん………あはは…笑冗談だよ笑」ニコ
私はびっくりして咄嗟に口を手で塞いだ。独り言が出てしまったのか。私は手を下ろし、江戸川くんに隠すように微笑んだ。
彩華「どうしてここに?」ニコ
乱歩「君がくだらない事考えてそうだったから」
彩華「…そっか…笑」
乱歩「それより!どうせ今日も朝ごはん食べてないんでしょ!!」
彩華「Σ(=ω=;)ギク…ば、バレた?」
乱歩「お昼ご飯は…忘れたみたいだね」
彩華「そ、そこまで分かるのか…」
乱歩「当然!!ほら!仕方ないから僕のお菓子分けてあげる!」
彩華「え?いいの?」
乱歩「この僕がいいって言ってるんだから良いの!」
彩華「…笑ありがと笑」
乱歩「一緒に座って食べよ!」
(本当は君があんな事言った時、凄く焦ったよ)
乱歩siten
廊下
乱歩「早く彩華の所行こ〜っと!……?あれ?彩華だ…何処行くんだろ?」
屋上
彩華「…」
乱歩「…?」(なんで屋上なんかに?…何時もみたいに気分転換に来てるのかな……よし!このぼくが話しかけてあげよう!)((彩華の近くに行く
彩華「本当にここからの景色は良いな〜…………今日も空は綺麗!……」
乱歩「あやk」
「ここから飛び降りたら…痛いかな…どんな景色なのかな………楽に…なれるかな…」
乱歩「…!!!!」(どうして…僕に話してくれないの…何で相談してくれないの……君の心が重くなるだけなのに…なんでそこまで思い詰めてまで……本当は…僕は知ってるよ…君が親に虐〇されてるのを…何で僕は今まで何もしなかったんだ…)
乱歩「…そんなくだらない事考えないでよね」
彩華「ッ!!!!…江戸川…くん……あはは…笑冗談だよ笑」
咄嗟に手で口を塞ぐ君…隠し笑いをする君
もういいよ、我慢しなくて。僕が絶対助けるから。
𝙉𝙚𝙭𝙩 ︎ ⇝
コメント
2件
語彙力(?)文豪レベルですね?