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4月下旬、母から離婚する趣旨のLINEが届く。前々から、離婚するのではという予想はあった。が、初めてのことだったため少し驚いた。
嘘だ。少し驚いたなんて。内心は淡々と、しかし現実を受け止めじわじわと、内側を何かに焼かれるような焦りのようなものが、数時間すると出てきた。
たまらずサークルのようなメンバーもいるTwitterに逃げ込み、人を集めて居酒屋で会議をした。意外にも異性から大丈夫?と聞かれ突然にも関わらず、また、風呂あがりにも関わらず約束の居酒屋に集まってもらった。時間は夜、次の日に母に会うためいまいましい2時間以上かかる実家に戻る。その前に後輩二人同期3人先輩1人と会議をした。
議題は当然離婚である。
残念なことに、入った居酒屋が楽器で店員を呼ぶタイプであり、とても緊張感がなかった。会議とは名ばかりで、適当に飲んで食べてお金のことを相談しようそうしよう、みたいな感じで終わった。一応離婚した親戚や、両親が不仲な奴の話を聞けたので、良かったように思っている。
会計は、なんか払いたくなり、安くもないお金を払った。払うとは言われたし、PayPayで受け取り案内も来たが、謎に頑固な性格が出て受け取らなかった。
その後、大学に併設されている芝生広場に、同期3人と後輩1人自分合わせて5人で行くことになった。理由は忘れた。寝られないと私が言ったからだったかも知れない。いい奴らである。
適当に話していると同期の女子2人は、幸せになりたいという話をしてきた。その2人は大学2年生の時に何かに病んでいたようで、幸せになりたいとのことだった。後輩が脈アリだと勘違いして予定を誘うも撃沈。残酷なような、お前らは何をしたいのだという光景を見せられつつ、この幸せとは何かという答えのない話が、後の川島との電話でも再び出てくるのである。
余談だが、後日実家に帰ると、結局離婚はなしになったと言われたため、母に昼食を奢らせ、さらに居酒屋代も請求した。当然である。
次は川島との電話のやりとりである。
コメント
1件
第5話、読み終えました。 「少し驚いた」と書いておきながら、じわじわと内側が焼かれるような焦りが出てくる——この正直な心の揺れがすごく伝わってきました。慌てて人を集めて開いた「会議」、でも緊張感のない居酒屋の空気がかえってリアルで。最後の母に奢らせて居酒屋代も請求するオチ、思わず笑いました。良かったんですね、結局は。
猫塚ルイ
