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登子 流華「いたいた!」
赤羽 次郎「走れ〜〜!!」
石井 千年「後もう少しだよ!」
登子 流華「見つけた〜〜っ!!ね、、いと、、」
子糸を前に私達の足が止まる。
赤羽 次郎「あーーー……」
石井 千年「ちょ、町長…」
町長は子糸の胸ぐらを掴む。
町長「まったく…上客に迷惑かけて、このドブネズミがっ。アンタらも来てもらおか」
赤羽 次郎「ゲッ、オワッターっ」
登子 流華「わ、分かりました」
そして私たちは町長さんに言われるがまま、連行されることに。
見張りA「町長。この迷惑者、どうなさいますか」
町長「そうやな、罰として今日含めて5日間旅館で働いてもらおか。衣食住はこっちが何とかするわ」
見張りB「承知しました」
登子 流華「い、5日間!?」
町長「文句言うんか?アンタも同罪やで」
登子 流華「いいえっ!文句を言ったつもりはぁ、、」
赤羽 次郎「が、頑張り、ます…」
町長「係の割り当てもこっちでやらせてもらう」
登子 流華「はっ!キャリーバック。私キャリーバック置いて来ちゃいました…!取ってきてもいいですか?!」
町長「逃げる気ちゃうやろな。行かんでいい。場所だけ教えてもらいたい」
登子 流華「凧屋に置いてきちゃいました」
町長「ふん、あの凧屋のとこか。キャリーバックって、アンタも来客か」
登子 流華「はい。初めてで…」
町長「初めてでも常識分かるやろ」
登子 流華「次からはこのような事がないように躾ときます…子糸、ネズミの男の子は…?」
町長「あのネズミなら、先部屋ぶち込んどいたわ。職場おっても使えらんやろうし」
登子 流華「すみません…」
臼柏 千布「俺は臼柏 千布、この町の町長をやってる。改めてよろしく。じゃあ、まず部屋へ連れてって。夜から仕事してもらうわ。それまで自室におっとくように。手洗いは迷惑かけんよう静かに行きな?」
見張りB「ついて来い。こっちだ」
ざっくり説明された後、ドアを開ける。ドアは洋式なんだ…。玄関の前に襖があってスーッと開けると、子糸がいた。
丙森 子糸「あ!流華おねーちゃん!と…おともだち?はじめまして!ぼく、子糸です!」
石井 千年「よ、よろしく私は千年。漢字でよく”せんねん”って間違えられるんだ。この子すごく元気だね…」
ちとせで千年って書くんだ…。
登子「昔からなんだよね…」
赤羽 次郎「よろしくな、俺は次郎。それにしても捕まっちゃったな」
石井 千年「あんな真近で町長見た事ないから良い機会だったよっ。仕事何があるんだろうね、ちょっと楽しみだけど、お店閉めてない…どうせ来ないか。人気ないし。目立たないし」
赤羽 次郎「俺も店閉めてねーとか思ったけど、同意見だわ。来ない来ない。盗まれてもまた作れば良いし」
登子 流華「つ、強いね…」
石井 千年「同じ部屋何かな?この階は従業員専用って言ってたね」
赤羽 次郎「そりゃ、旅館なんだから一緒だろ。2部屋しか…あ、俺と子糸の2人、千年と流華の2人。どうだ?」
石井 千年「いいんじゃないかな」
登子 流華「そうだね、そうしよう!」
その間にノックする音が聞こえ、係の人に従業員が着る服を渡された。
着終えた後、私達は呼ばれるまで気長に待つことにした。