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ふく。
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番外編56『大遅刻メイドの日』後編
掃除も終わり、みんなにお昼ご飯を作り終わり
暇を持て余していた時だった。
麻里衣side
『掃除も終わったし…ふわぁぁ…。眠くなってきた…。自分の部屋で休もうかしら…。』
と、廊下を歩いていたら――。
『おっと…主様。』
『ふぇ、フェネス…ご主人様…。』
『ふふ、休憩ですか?』
『は、はい…。眠くなってきたので仮眠を…。』
『そしたら俺も一緒に寝てもいいですか?』
『……へ?』
『俺も少し休もうと思ってたんです。部屋のベットで一緒に寝ましょう。』
フェネスは私をお姫様抱っこし部屋へと連れてかれる。
『っちょっと待って、フェネスのベットって……っ。』
『ご主人様の俺が一緒に寝たいんです。ダメですか?』
『…ダメじゃない、です。』
(うぅ、断れない……。)
フェネスのベットに横になり、一緒に寝ることに。
『すぅ、すぅ……。』
『もう寝ちゃった……。ふふ、お疲れ様です。主様。』
(ふふっ。可愛い主様を独り占めできるなんて…最高だな…。)
ぎゅっ。
俺は主様を抱きしめる。
(おやすみなさいませ。主様。)
百合菜side
『あの、ラト、もういい?』
『まだダメです…敬語忘れてますよ。なでなでしてください。』
『はい……』
ラトに膝枕を要求され、頭を撫でていた。
『ふふ、気持ちいいです……。普段なら怒られてしまいますが、今ならいいですよね……』
(メイドの姿じゃなくてもラトは頼むと思うけど…まぁ、ラトが楽しそうならいっか。)
『あの、ラト――』
『すぅ…すぅ…』
『え?寝てる?』
(気持ちよくて寝ちゃったのか…。ふふ、可愛い…。)
『おやすみ。ラト。』
(……ってことは暫く動けないのか。 …足が痺れてきた。)
数時間後――。
『そろそろ終わりかしら。』
『そうだね。楽しかったァ。』
『まぁ、たまには悪くなかったわね。』
『主様、手紙にまだひとつ書いてあります。』
『『え?』』
『クロウザー・ノックスにメイド服を見せたら魔法は解けます。』
『……。』
私は屋敷から逃げようとする。
ガシッ!
『おっと…逃がさないっすよ?もう呼んであるんですぐ来るっす。』
『いやー!あの男に見せたら絶対嫌な予感がするのよ、私はその前に逃げ――』
ガチャッ。
『……。』
『……。』
エントランスの扉を開け逃げようとしたら
クロウザーさんが入ってきた。
ぽかんとした表情をすぐにニヤつかせた。
『へぇ……?』
『今すぐその顔をやめて。』
『そういうカワイイ系も似合うんだね。麻里衣。』
『今すぐ離れて!こっち来ないで!』
『冷たくしないでよ、釣れないなぁ。』
サラッと私の髪を撫でる。
『ご主人様……だろ?』
『っー!ゆ、百合菜、助け――。』
(お姉ちゃん。がんば。)
『(꒪꒫꒪”)ガーン』
(妹にまで見放された……。)
『ほら、ご主人様、は?』
『っ〜!!』
私は恥ずかしさを捨て、口にする。
『ご、ご主人様……様……っ…。』
『はい♪よく出来ました♡』
なでなで……♡♡
『っー!!』
私は剣を取り斬りかかる。
『おっと!』
『主様落ち着くっす!』
『血気盛んなメイドさんだなぁ。』
『思ってないことを口にするのはやめて!』
シュッ!シュッ!
『お姉ちゃん気の毒に……』
※1回見捨てたよね?
『ふふ、楽しそうですね。』
※笑い事じゃない。
『俺も混ざってこよっすかね〜。』
※やめて。
こうしてメイドの魔法は解け、2人は元通りに。
『逃げるなー!待てー!』
次回!クロウザー・ノックス死す!
デュエルスタンバイ!