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#異世界転生
#グループ
K-Takasaka
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スクラッチャーズでは、仲間同士の交流を深めるため、定期的にさまざまな企画が行われている。
今回の企画は、六人でのキャンプだった。
集合場所には、すでにメバルとマサカゲが到着していた。メバルは持ってきた荷物を確認しながら、楽しそうに周囲を見回している。
「キャンプ、楽しみだね! 天気もいいし、絶好のキャンプ日和だよ」
「楽しむのはいいけど、まずは荷物の確認と役割分担を決めよう」
マサカゲは予定表を片手に、食材やテント、調理道具の数を確認していた。
「現地に着いてから足りないものが分かると困るからね」
そこへ、カキが大きなリュックを背負って走ってきた。
「お待たせ! キャンプ場の近くに洞窟ってあるかな?」
「最初の一言がそれ?」
メバルが苦笑する。
「だって山の中なんだろ? 洞窟とか鉱石とか、絶対あるって!」
「今回の目的は採掘じゃなくて、みんなでキャンプをすることだよ」
「もちろん分かってるって!」
カキはそう答えながら、集合場所の地面をきょろきょろと見回していた。
「カキちゃん、ここで探しても何も出てこないよ」
メバルがすぐにツッコむ。
そのとき、灰色の大型キャンピングトレーラーが、ゆっくりと近づいてきた。
大きな車体が停車すると、運転席からK-Tが降りる。
「お疲れさま、Kさん! 運転ありがとう」
「俺が運転する。荷物を積む」
K-Tは短く答え、トレーラーの収納スペースを開けた。
メバルが車内をのぞき込む。
「このトレーラー、近くで見ると本当に大きいね」
「簡易ベッド、キッチン、冷蔵庫、給水設備。ちょっとした移動基地みたいだ」
アオノが車内の設備を確認しながら説明する。
「電力の使用量には注意が必要。電子レンジと発電機を同時に使うと、電源が不安定になる可能性がある」
「キャンプに来て、いきなり電気の話?」
メバルが笑う。
「重要な話」
「分かってるけど、もう少し楽しそうに言えないかな?」
「電力は重要」
「そういうところだよ、アオノちゃん」
そこへ、ミステーが両手いっぱいに荷物を抱えてやってきた。
「遅れてはいない。時間のほうが、私たちに追いついてきた」
「ミステーちゃん、荷物を持ったまま変なこと言わないで。危ないよ」
「問題ない。荷物は私を信頼している」
「荷物の気持ちは分からないよ……」
六人がそろったところで、荷物をトレーラーに積み込んだ。
マサカゲが運転席の後ろに座り、予定表を確認する。
「キャンプ場までは二時間ほど。到着は昼頃の予定。現地に着いたら、まずテントを張る。その後に昼食。夕方からBBQの準備を始める」
「了解!」
カキが元気よく返事をした。
K-Tは運転席に座り、エンジンをかける。
「全員、シートベルトを」
「はーい。Kさん、安全運転でお願いね」
「問題ない」
「Kさんなら大丈夫そうだけど、無理はしないでね」
メバルが声をかける。
「俺は無理をしない」
「それなら安心だね」
トレーラーはゆっくりと発進した。
車内では、キャンプで何をするかについて話が続いていた。
「川があるなら、釣りをしてみたいな」
メバルが窓の外を眺める。
「俺は洞窟を探す!」
「カキちゃん、勝手に森へ入ったらだめだよ」
「分かってるって!」
「カキちゃんの『分かってる』は、少し不安になるんだよね」
マサカゲが苦笑した。
「安全確認をして、全員で行動する。これが基本だ」
「じゃあ、マサカゲちゃんが一緒なら洞窟に行っていい?」
「洞窟があると決まったわけじゃない」
「ミステーちゃんは何したい?」
メバルに聞かれ、ミステーは真剣な顔で答えた。
「夜、星を見たい。そして星に名前をつける」
「どんな名前をつけるの?」
「一番明るい星は、焼きとうもろこし」
「星に食べ物の名前をつけるんだ……」
アオノは窓の外を見ながら言った。
「星の位置を記録すれば、現在地の確認に使える」
「アオノちゃんは、星を見ても仕事にするんだね」
「有効活用」
そんな会話を続けながら、K-Tは山道を進んだ。
昼頃、六人は目的地のキャンプ場に到着した。
そこは木々に囲まれた静かな場所だった。少し離れたところには小川が流れており、風が吹くたびに葉が揺れている。空はよく晴れていて、キャンプにはちょうどいい天気だった。
「わあ、いいところだね!」
メバルがトレーラーから降り、大きく伸びをする。
「空気も気持ちいいし、ここならゆっくりできそう」
「川がある! あとで見に行こう!」
カキが小川へ向かおうとする。
「カキちゃん、まずは荷物を置いて、設営を終わらせてからね」
「分かった!」
カキは返事をしたが、視線はすでに川の向こう側へ向いていた。
マサカゲが周囲を確認し、テントを張る場所を決める。
「テントはここに張る。地面が平らで、木の枝も少ない。BBQをする場所とは距離を取ろう」
「了解」
アオノはテントの部品を確認し、必要なものを並べていく。
「ポールは四本。ペグは十二本。破損はない」
「ミステーちゃんはペグをお願い」
メバルが頼むと、ミステーはペグを手に取った。
「これは地面に打ち込む金属の杭。つまり、地面の扉を閉める鍵」
「普通にペグでいいよ」
マサカゲが即座にツッコむ。
テントの設営が始まった。
カキは張り切ってポールを運び、メバルは布を広げ、マサカゲは説明書を確認する。アオノは接続部分を調整し、ミステーはペグを打ち込んでいった。
K-Tは重い支柱を持ち上げ、テントの骨組みを固定する。
「Kさん、そこは俺がやる」
「問題ない。俺がやる」
「Kさん、一人で全部やらなくていいからね」
メバルも心配そうに声をかける。
「俺は問題ない」
「それ、疲れてる人が言うやつだよ」
メバルはそう言いながら、K-Tの作業を手伝った。
途中、カキがロープに足を引っかけて転びそうになった。
「わっ!」
「カキちゃん!」
メバルがすぐに腕をつかみ、カキを支える。
「大丈夫?」
「大丈夫! 今のは地面が動いたんだよ」
「地面のせいにしないの」
マサカゲがため息をついた。
作業を始めてからしばらくして、テントが完成した。
少しだけ傾いていたが、寝るには十分な大きさだった。
「完成!」
カキが両手を上げる。
「これで夜はテントで寝られるね」
メバルが満足そうに笑った。
「テントは、夜になると森の一部になる」
ミステーが完成したテントを見つめながら言う。
「ならないよ」
マサカゲが即答する。
「では、森がテントの一部になる可能性は?」
「それもない」
「分かった。森は森として生きる」
「何を分かったの?」
メバルが困ったように笑った。
昼食を済ませた後、六人はキャンプ場の周辺を確認した。
カキは小川の近くを調べたが、洞窟や鉱石は見つからなかった。
「何もないなあ」
「カキちゃん、今日は見つからなくてもいいんだよ」
「でも、キャンプ場の地下に巨大な鉱山が眠っているかもしれない」
「勝手に掘らないでね」
メバルが念を押す。
夕方になると、マサカゲが夕食の準備を始めた。
BBQ台を組み立て、食材を並べ、火を使う場所を確認する。
空は少しずつ赤く染まり始めていた。
K-Tはトレーラーの位置とテントの距離を確認した。
その時点では、設営したばかりのテントが、その日の夜に使えなくなるなどとは誰も考えていなかった。
キャンプは順調に始まったように見えた。
少なくとも、あの鹿が現れるまでは。
コメント
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第1話読み終わったよ〜!!🎀✨ もうね、キャラたちの掛け合いがめっちゃ自然で読んでてにっこりしちゃった😭💕 メバルちゃんのツッコミが絶妙で、カキちゃんの「洞窟ある?」に「最初の一言がそれ?」って返すのすごく好き!! あとミステーちゃんの独特な言い回しに毎回クスッとくるね「地面の扉を閉める鍵」とか語彙力お化けすぎる😂 最後の「あの鹿が現れるまでは」で一気に次回が気になるやつじゃん…!続きどうなるの!?!?第2話急いで読むね🔥🔥