昔は、恋雪は弱かった。体も、心もな。
本「恋雪〜!」
恋雪はある日からいきなり、別人になったかのように変わってしまったんだ。
森で恋雪が迷子になった、茜と一緒に探したが1日じゃ見つからなかった。
その後3日経つとノコノコと帰ってきたが、その恋雪はおかしかった。
下を向いて、手には血の着いたナイフ。茜は分からなかったらしいが。そのナイフには
変な力を感じた。伊達に魔法の本やってないからな、すぐわかったわ。
茜は恋雪に駆け寄り、事情を聞いたんや。そしたら、神様に助けて貰った。としか言わなかった。
その後は、人が変わったように、強くなって、あまり泣かなくなった。
恋雪「本。茜が呪いにかかった。」
私が茜に呪いをかけた。と、解くために旅に出る事。洞窟の奥にある花が解くための鍵という事。
茜が呪いにかかったことは知っていた。元仲間から少しだけ情報を流してもらったからだ
元から魔法の本じゃ無かった元は裏側の人間だった。おっとこの話は辞めておこう。
こんな喋り方もこの姿も全て嘘。本当は。いや、そんな事より。
恋雪の力が暴走している。俺が推測すると、恋雪の中には神の力が流れている
その神の力は無限。いつか恋雪、器がその力に耐えられずに壊れる。
壊れてしまったら、お嬢さんも、恋雪も茜も死ぬ。神の力が具現化したら、助かる。
空の器を作り神の力を流す。その器は壊れることも出来ない。死にたくなっても生きる
神の力だから、そう恋雪も。ずっと考えていた。俺の姿を生贄に神の器が完成する。
だから、俺は最後に人の形になって
春樹「恋雪、ごめんな、こんな俺で、迎えに来いよ!」
願望と、共に思いを伝えて。いつも一緒に居たから、恋雪がいつしか好きになってしまった。
恋雪にはこの思いを伝える気はなかったのに。最後だから、恋雪は聞こえないから。
春樹「好きだよ」
俺はその言葉を伝えて、嬢ちゃんにテレパシーを送る
春樹「嬢ちゃん、今から恋雪を助けるための器を作る。手伝ってはくれないか」
回復魔法が無いと未完成のまま俺の魔力が尽きる
リコ「ほ、本さん?すごい爆発がありましたけど…」
リコ「器?よく分かりませんが、手伝います!」
良かったこれでできる。これでお別れだけど。
本「嬢ちゃん回復魔法のシンデレラは使えるか?」
リコ「はい!できます!」
本「使ってくれ!」
リコ「わ、分かりました!」
これであとは、俺の本の白紙のページを使って、器の心臓を作る。どんな姿でもいい。
小雪を守ってくれ。よろしくや。
本さんから、いきなりテレパシーが送られてきた。
回復魔法のシンデレラを使ってくれと。シンデレラという回復魔法がある。
効果は、0時になると特定の人々全員を回復させる。
何故かは、分からなかったけど本さんがとても焦っていたのだから。
私が役に立てるのなら。悲しい気持ちが込み上げて来る何故だろう。
リコ「回復魔法 シンデレラ。」
大きな古時計か現れる。0時の鐘が鳴った。
すると本さん達がいる所が光で包まれていた。
嫌な予感がして、急いで走った。草木をかき分けて
リコ「本さん!恋雪ちゃん!」
本さんはボロボロで恋雪さんは眠っていて。銀髪の人は血だらけで倒れている。
本さんの近くには、白髪の人が目を瞑って立っている。
私は本さんに回復魔法をかけた。
本「嬢ちゃん。恋雪と…この子をよろしくな」
本さんは回復魔法で回復したが、ポロポロと本が崩れ落ちていく。
私は泣いた。お世話になったのに。恩返し出来たかな。絶対助けますから。恋雪ちゃんは大丈夫かな。
リコ「恋雪ちゃん!大丈夫?」
恋雪ちゃんは顔色が悪い。近くに紙が落ちている。拾って捲ってみた。
リコ「恋雪さんと…さっきの銀髪の人?」
写真だった、破れている。
恋雪「ん…あっリコ」
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