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もしもループができるなら?
恋愛関係だけで裁判を起こせるなら?
時間を巻き戻せるのなら?
皆さんは、
どうしますか?
−第一章 恋愛裁判−
私は櫻井 飛鳥。大学三年生で、最高の大学生活を送ってる。友達もいて、彼氏もいて。なんだけど、最近彼がおかしくて、前まで会えていた日も会えなくなって、「バイトだからさ。」と彼は言うけど、彼のバイト先に行くと、会えなかった日、彼はバイト先に来ていないから、この前、
「ちゃんとバイト行かなきゃだよ〜。」と私が言ったら、
「ちょっと体調不良で休んでてさ。 」
「言えばよかったのに。」
「迷惑かけたくなくて」
って、この時は「優しい人だなぁ」と思っていたけれど、今はもう、「浮気なのかなぁ」って思うようになっちゃって―
私は気付いたの。○○県△△町のコンビニの向かいにある遊園地の東口の目の前にあるビルの狭い路地裏を抜けると、『恋愛に対して悩みを抱いている人』だけが見えると噂の『恋愛裁判所』に行けば解決する、っていうことに。そこへ片方が行けば、交際中の場合は、相手も強制送還されるから、彼氏も『恋愛裁判所』に来るのだけれど、「これで浮気してなかったらどうしよう。」とか不安がよぎっちゃって、行こうと思ってもいけなかったから、「それでも別れる意気で行こう」と心に決めて、明日、○✕県✕△市から、約50kmほどの場所にある『恋愛裁判所』へ行くことになっている。車で行くが、着いたときの達成感はすごくなりそうだ。
翌朝、9時に出発した。着いたのは、もうすでに正午にはなっていて、3から5時間以上はかかった気もするが、今はもう、路地を抜ける寸前くらいだから−
「着いた!」
ここが、『恋愛裁判所』か、すごいところだな。裁判所とは到底思えない外観をしていた。色は鮮やかな桜色で、普通の裁判所の3から4倍はある気がする。私はこの外観だけで、腰を抜かしそうになるほど驚いてしまった。
中に入ってみると、受付があって、そこの人から、
「あなたは交際をしていますか?」と聞かれた。私は、 「はい」と答えると、第四号法廷まで案内された。
−16時 裁判開始−
「今回は、どのような御要件で。」
と、裁判官は聞いた。
私は、「彼氏が浮気してそうで。」と答えた。すると裁判官は、
「そうですか。では、再度ご質問させていただきます。何故、ここに来ようと思ったのですか。」
「私は、彼氏が浮気をしていそうで、ここにこれば、解決すると思ったからです。」
裁判官と私とでは、少し距離が離れていて、少し大きい声を出さないと届かない距離だ。傍観者席には、人の代わりにダミー人形が座っている。そして、とうとうこの質問がきた。
「相手の方を、こちらに強制送還しますか。」私はすかさず、「はい。」と答えた。
付き合い始めは、毎日連絡していて、優しくて、大好きだった彼が、今、浮気してるかもしれないなんて考えたくもないけど、
「ザー」という音と共に彼氏が私の前に現れて、「え?」というふうに疑問を浮かべている顔をしている。そこで私は、
「ここは『恋愛裁判所』。あなた最近、連絡だってしてくれないし、デートだってドタキャンしてさぁ!最後会ったのはいつ!?」
「え、あ、えーっと、」
松下一成
「2年前だよ!?なんで覚えてないのさ!」
「お静かに。」
「へへぇーん」といった顔で見てくる彼氏(あいつ)に私は、「ギロッ」と睨みつけた。すると、彼氏(あいつ)は、「スンッ」と大人しくなってい た。
(まあ、別にどうでもいいけど、)
裁判官はなんか話しているし、彼氏(あいつ)はなんか変なことしているし、なんやかんやしていると、裁判の判決が決まった。私はもちろん無罪だが、彼は、結局浮気を認めて、浮気と彼女心配の罪で懲役15年の実刑判決。
別れられたのが嬉しくて、もっといい人がいるはずだから、私は今日も、友達と歩いていく。
−第二章 ループができる世界で−
俺は司波 裕翔。高校生活が終わり、大学が始まろうとしている。高校1年生の時から好きだった田中 葵という女子生徒。俺は卒業式のときに告白しようとした。けど、卒業式3月8日の3日前に交通事故で亡くなった。毎日葵の写真に向かって
「おはよう」と「いってきます」と「ただいま」と「おやすみ」
は言うようにしている。
「もしもループができたならよかったのに、」もしもそうならば、絶対に使ったのにな。気分転換に外に出ることにした。
−外で−
下を向いて歩く。周りの音だって聞こえるし、って、
「危ない!!」「えっ」「キキーッ」
あっ、俺、このまま
「あれ、ここは、」「ここは冥界。死者の中で未練が強い者を連れてきて、その人が戻りたい時間まで戻ることができる場所です。」「えってことは、俺って死んだの?」「はい。そうです。」「あなた、お名前は?」「私ですか?私は、千歳 久遠(ちとせ くおん)と申します。」「久遠さん。久遠さん、俺、卒業式の1ヶ月前に戻りたい」「わかりました。それでは、」
−卒業式1ヶ月前−
「ねぇ、裕翔。今日も一緒に帰ろう?」「いいよ。帰ろうか。」あと3週間後に葵が、
もう、葵が死ぬ1日前に来ちゃった。「なあ葵ー」「んー?」「明日、俺の家泊まんねえか?」「いいよ。楽しそうだし。」「まじ?ありがと」
「今日は裕翔の家にお泊まりかぁ」
「初めて俺、人のこと家に泊めるかも、」
「やった。じゃあ、私が第一号だね。」
にっこり笑って、うれしそうに言った。(これで、大丈夫、なんだよね。)前よりかは遅い時間に帰って、
−12回目のループ−
結局死んでしまうんだ。それなら、もう。またか、
「またですか。もう、これで、13回目。1人を救うためだけに。」
「うん。だって、絶対に救いたいんだ。それくらい、大事な人だからね。」
「そうですか。今回は、『田中 葵』さんが死ぬ、2日前に戻します。」
なんで名前を知ってるんだろ。
「わ、わかった。」
なんとなくの了解で、葵が死ぬ2日前まで戻った。
「ねえ葵ー」
「んー?「明日も明後日も、どっか遠いところまで、家出しよーよ。」
「卒業式の前日までにしよ!」
「俺の倍きたね。ま、いいけどさ。」
「じゃあ、決まりね!」
彼女は嬉しそうに話す。
「準備とかもしなくちゃだよね」
「俺は、んー、水と食料持っていこうかな。」
「いいね!私は、自分用の水と食料持っていこうかな!それからー、」
−3月4日 午前2時32分−
「よし、じゃあ、行くか!」
「レッツ ゴー!」深夜の冷たい風が頬にあたる。
「すずしーねー」
「そうか?俺は地味に寒い」
「ふふっ。これくらいで寒いだなんて幼稚だなあ。」
「いやいや、お前がおかしいだけだって」
少し笑いながらいう俺と、何かがおかしいように笑う君。まるで、死ぬ人とは思えない。本当に君は明日死ぬのか?死んでほしくない。でも、これまで12回、救うことができなかった俺に、救うことができるのか?
「おーい」「えっ」「なにぼーっとしてんの。もうすぐ着くよ。」「うそぉ」びっくりした。だって、こんなに早く着くとは思っていなかったし、
「もう午前6時。あっという間だったね。」
「ああ、そうだな。 」
「なによ。そのぎこちない返事。」
「眠いー」
「はあ。もう、着いたら一緒に寝て上げるから、行くよ!」
「はーい」
「えー、今からここに行くのですか?」
「あい。そうでございます。」
「くらーい。こんなところに乙女を行かせるなんて。」
と、少し笑いながら、冗談混じりにいう君と一緒に進んだ。少し進むと、すっかり日が昇っていた。
「日が昇るのって早いねぇ」
「そりゃもう、8時半だからね。」
「そっかー、もう8時過ぎちゃったんだあ。 でも、上を見ても、 下を見ても、右を見ても、左を見ても緑色だよ。空が見えなーい」
「じゃあ、ここらへんにするか。」
「無視すーるーなー」
「あははっ。おこちゃまだなあ。少し寝よ?」
「はーい」
−数時間後−
なんか食べたいな。「なんか食べない?」
「食べよー。おなかすいたー」
−卒業式2日前−
「おはよ。」
「裕翔ー。朝なに食べる?」
「いつも通りのパンでしょ」
「ま、それもそっか」
もし、これで葵が死ぬ時間を越せればOKなんだよね。死んだら、俺も死ぬし、どーせ一緒に居られるのかな。−
あ、もうこんな時間か、って、あと、5分くらいなの、か。
「ねーゆーとー。久しぶりに外でない? 」
「え、別にいいけど、」
「ほんと久しぶりだよねー。」
「だな」
歩いている途中。「あっ」葵が転落した。少し高めの崖から。「もう俺も、」「グサッ」「バイバイ、」
−病室にて−
「ん、」
「あ、葵さん。目が覚めましたか。」
「えっと、ここは。」
「ここは、病院です。」そっか、私、崖から転落して、
「あっ、裕翔は、」
「裕翔さんは、残念ながら、」
えっ、嘘、落ちたのは私だけじゃないの、?
「そう、ですか、ありがとうございます。」
「いえ、こちらこそ、お役に立てず、申し訳ございません。」
「葵さんは、今日で退院できますが、退院しますか?」
なら、「退院します。」
「わかりました。手続き終了次第お呼びいたします。」−
−外で−
「ね、裕翔。大好きだよ。そっちでは一緒に暮らそうね。」
「“また”きたのですか。」
「うん。『裕翔』が死んじゃったから」
「『田中 葵』さん。次はいつに戻りますか?」
「じゃあ、6年前の、小学校の卒業式の日までお願い 」
「わかりました。それでは。」
次こそは、救ってみせる。
−第三章 時を巻き戻せる能力−
私は、水野 佳里奈。今日は高校の入学式。実は、時間を巻き戻せる能力を持っている。人のためより自分の為に使ってて、今日も、遅刻しそうになったから、起きる時間の1時間前に戻した。
「あんたー。起きる時間よー」
「はーい」
これなら遅刻しないな。ゆっくり行こ。
「朝ごはんなにー?」
「もうちょっとでできるから座っててー」
「でた、お母さんあるある」
「ふてくされないの。はい、できたわよ」
「わー。おいしそう」
「あなたの入学式だから張り切ったのよ。」
「ありがとう。お母さん。」
そういえば今日入学式か。なんか恋愛とか起きないかなぁ。ま、私はヒロインじゃないんでね。そんなのあるわけないけど。
「早く準備しちゃいなさい。遅刻するわよ!」
「はーい!」
−7時50分 出る時間−
「じゃあ、行ってくるね。お母さん。」
「いってらっしゃい。気をつけてね。」
また走ったら、少女漫画的展開に、だなんて、期待し過ぎか、 「ドンッ」
「キャッ、って、ごめんなさい!」
「ってて、あ、こちらこそすみません!」
思ってたら、その通りになってるんですけど、やっば、
−入学式始め−
隣見たら今朝ぶつかったイケメンがいるんだけど、「あ、今朝の、」え、え、え。あっちから話しかけられたんですけど!?あっつ
−終了後 教室で−
(知り合い誰もいないなー。ま、それもそっかー、唯一の知り合い朝ぶつかった人しかいないもんなぁ、って、あの人こっちガン見してるー、終わったー、)てか、西中の近くの東中の人だったんだ。初知り。
(待って、今朝ぶつかった可愛い子俺と同じクラスじゃん、てか、西中なんだ。めっちゃ近いじゃん。)
と、同じ事を考えていた二人なのでした。
こんな少女漫画的展開、私が起こしちゃっていいのかな、えー、でも、イケメーン。少女漫画は付き合えるけど、人生そんな甘くはないからなぁ、でも普通に付き合いたい。
−入学式から3ヶ月−
もう席は離れちゃったけど、やっぱりかっこいいなあ。3ヶ月経っても好きな気持ちは変わんないなー。家めっちゃ近いから、一緒に帰れるってだけで幸せだよねえ。だって、『神宮寺 皐月』(じんぐうじ さつき)くんは、クラスの人気者だもん。将来結婚とかできたらなあ、お兄さんの『神宮寺 優月』(じんぐうじ ゆづき)くんも一卵生の双子だから良いんだけどねえ。
−月日は経ち、修了式の日−
もう、1年生も終わりかあ、早いなぁ。皐月とクラス離れたらどうしよう。
「かりなー。俺クラス離れたくなーい」
「仕方ないでしょ。運じゃん。運気上げてこれば?」
「なら今日一緒行こ?」
「んー、まあ、別にいいよ。」
「今日もラブラブしてんねえ」と、親友の日向がばかにしてくる。
「もぉ、仕方なくなんだからね!」
「そんなこと言ってぇ、好きなくせにい」
「えー、もお、ちょ、そんな事言わないでよね。」
そんなことをしているうちに、修了式が終わり、皐月が、こちらに向かってくる。一緒に学校を出て、神社が近くなった頃、皐月が、 「俺のこと好きか?」ってさ、そんなの、好きに決まってんじゃん、でも、言うのはちょっと恥ずかしい。
「ねえねえ答えはー?」
「んー、言わない」
「俺は好きだよ?」え、
「付き合ってくれる?ま、くれないよね。」
「別にいいよ、私も、好きだし、」
「そっか!じゃあ、今日が0日記念日だね!」
「まあね。 」
ようやくだ。ようやく、大好きな人と付き合えた。やったあ。これからの高校生活がもっと楽しくなりそう!