テラーノベル
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「パラレルワールドの招待って本知ってる?」
「最近出た本でしょ?人気だよねー」
ある夏の日。私は幼馴染みの翡菜乃《ひなの》と海にきていた。
夏休みに絶対行こうと約束をしていた。
「絶好の海びよりだねー」
少し溶けかけたかき氷を持ちながら彼女はそう言った。 そのあと海水浴をし、あっという間に時間が過ぎてしまった。
夕方の浜辺を歩きながら帰路へつく。
他愛ない話をしながら分かれ道にたどり着き、
「またね」、そう言って帰った。
…一人になった帰り道、
(何だろう…あれ…)
道を塞ぐかのように道が歪んでいる
(何か、近づいてる…?)
気づいた頃には、遅かった。
私は”ソレ’’に飲み込まれた。
気づくと、森にいた。いや、落とされた。
「君は誰だい?」
一人が声をかけてきた
「白原彩です…気づいたらここにいて…」
「だったらついてくるといい」
言われるがまま付いていく、こんな森の奥じゃどうしようもない。
着いたのは、コンクリートの建物だった。
「今日から君は実験台さ、」
「え、?」
中には私の同じくらいの人が沢山いた。
どうやら彼女らも気づいたらここにいたらしい
私はどうなるのだろう…
それから数日、同じ年の子と仲良くなった。
彼女の名は、結衣。
この場所について説明をしてもらった。
どうやら私達のような何も知らずにここへきた人をこの世界では”疑人’’というらしい。
そしてここは、そんな人達を集めていわゆる、人体実験を行っている。
対象者の最低年齢は14歳、13以下は…どうなるかは分からない。
私はギリギリ誕生日が間に合い、14になっていた
明日は才能選別をするらしい…
不安を交えながら、私は眠りについた。
コメント
2件
上手!!(上から目線やめい)花ちゃんストーリー書くのうますぎるぅ~!!✨️ これからも頑張ってね!!