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記憶が消えても

2 - 第2話 ゼロムスの本音

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2025年06月23日

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数ヶ月後


私は星空を眺めている。何か目的がある訳ではないが、何となく此処に来ることが多い。

ゼロムスさん 「何してるんだ?」

そこへゼロムスさんが声を掛けてきた。

私      「いえ…ただ此処が好きなので…」

ゼロムスさん 「そっかそっか、星って綺麗だもんなぁ〜」

彼女は私の怯えた態度にも変わらず接してくれる。

私      「優しいですね…ゼロムスさんは、」

ゼロムスさん 「別にそういうつもりはないぞ。私が話しかけたんだし」

私      「でも、どうして私と関わってくれるんですか?」

ゼロムスさん 「何でって、家族だからに決まってるだろ!」

彼女は自信に満ちた笑顔でそう話す。

私      「でも、血の繋がりは無いんですよね?それなら…どうして…」

ゼロムスさん 「あはは!血とかそういうの何てなくても好きならそれで良いだろ!」

そう言って楽しそうに笑う。

???    「友達としての約束だ」

私      「うっ…!」

急に頭が痛くなった、誰かの声がして…

ゼロムスさん 「おい!大丈夫か!?」

私      「はい…大丈夫です」

少しずつ痛みがひいていった。あれは誰だったのか。

私      「ゼロムスさん、こんな私と関わってくれて、ありがとうございます」

ゼロムスさん 「良いの良いの!あ〜あ…やっぱり…前のお前にも会いたいなぁ…」

私      「え?」

ゼロムスさんが何かを呟いていた。前の私は…ゼロムスさん達に…迷惑をかけていないか。

それが怖かった。

私      「少し寒くなってきたので、お先に失礼します」

ゼロムスさん 「またな!」





私はゼロムス。私は思うんだ。やっぱり、前のアイツに会いたいって。

何で無愛想なアイツに会いたいかって?

それは…


無の世界

ゾディアーク 「ゼロムス…迷惑をかけて…すまなかった…」

私      「何言ってるんだよ、そんなの思ってないよ。

それより!約束しろ!」

ゾディアーク 「え?」

私      「何があっても、今度は私達を頼れ!良いな!?」

ゾディアーク 「何で…そんなの…だってゼロムスと私は他人だろ?」

私      「違う、これは友達としての約束だ」

ゾディアーク 「友…達…?」

私      「そうだ、これは私達とお前の約束だ」



だって約束したから。でも今は、友達じゃなくて、家族だと思ってる。

それくらい、大好きだからね。

だから…思い出して欲しいけど…でも、思い出したら、

お前は家族を殺された過去に耐えられない。

そしたら…あの時と同じ…殺戮を好む、

闇に戻るだけ



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コメント

4

ユーザー

ゼロムスさん以外も思ってることはきっと同じですよね。ゾディアークさんの記憶が戻ってほしいけど辛い記憶も戻るという複雑さ。これからどうなっていくのか。待ってます!

ユーザー

ゾディゼロ尊い... 「友達としての約束だ」は、ゼロちゃんの声なのかな? 続きも楽しみにしてます♪

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