テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
数ヶ月後
私は星空を眺めている。何か目的がある訳ではないが、何となく此処に来ることが多い。
ゼロムスさん 「何してるんだ?」
そこへゼロムスさんが声を掛けてきた。
私 「いえ…ただ此処が好きなので…」
ゼロムスさん 「そっかそっか、星って綺麗だもんなぁ〜」
彼女は私の怯えた態度にも変わらず接してくれる。
私 「優しいですね…ゼロムスさんは、」
ゼロムスさん 「別にそういうつもりはないぞ。私が話しかけたんだし」
私 「でも、どうして私と関わってくれるんですか?」
ゼロムスさん 「何でって、家族だからに決まってるだろ!」
彼女は自信に満ちた笑顔でそう話す。
私 「でも、血の繋がりは無いんですよね?それなら…どうして…」
ゼロムスさん 「あはは!血とかそういうの何てなくても好きならそれで良いだろ!」
そう言って楽しそうに笑う。
??? 「友達としての約束だ」
私 「うっ…!」
急に頭が痛くなった、誰かの声がして…
ゼロムスさん 「おい!大丈夫か!?」
私 「はい…大丈夫です」
少しずつ痛みがひいていった。あれは誰だったのか。
私 「ゼロムスさん、こんな私と関わってくれて、ありがとうございます」
ゼロムスさん 「良いの良いの!あ〜あ…やっぱり…前のお前にも会いたいなぁ…」
私 「え?」
ゼロムスさんが何かを呟いていた。前の私は…ゼロムスさん達に…迷惑をかけていないか。
それが怖かった。
私 「少し寒くなってきたので、お先に失礼します」
ゼロムスさん 「またな!」
私はゼロムス。私は思うんだ。やっぱり、前のアイツに会いたいって。
何で無愛想なアイツに会いたいかって?
それは…
ゾディアーク 「ゼロムス…迷惑をかけて…すまなかった…」
私 「何言ってるんだよ、そんなの思ってないよ。
それより!約束しろ!」
ゾディアーク 「え?」
私 「何があっても、今度は私達を頼れ!良いな!?」
ゾディアーク 「何で…そんなの…だってゼロムスと私は他人だろ?」
私 「違う、これは友達としての約束だ」
ゾディアーク 「友…達…?」
私 「そうだ、これは私達とお前の約束だ」
だって約束したから。でも今は、友達じゃなくて、家族だと思ってる。
それくらい、大好きだからね。
だから…思い出して欲しいけど…でも、思い出したら、
お前は家族を殺された過去に耐えられない。
そしたら…あの時と同じ…殺戮を好む、
コメント
4件
ゼロムスさん以外も思ってることはきっと同じですよね。ゾディアークさんの記憶が戻ってほしいけど辛い記憶も戻るという複雑さ。これからどうなっていくのか。待ってます!
ゾディゼロ尊い... 「友達としての約束だ」は、ゼロちゃんの声なのかな? 続きも楽しみにしてます♪