テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
至高神 「ゾディアークの記憶はどうなっている」
アルテマ 「今は何も思い出していません…」
至高神 「そうか、それならこのまま絶対に思い出させるな」
カオス 「!?何故ですか!?」
至高神 「何でもだ」
私 「おい待て、いくら何でもその言い方は無いだろ?」
エクスデス「バハムートの言う通りです。今回は言葉が足りませんよ」
至高神 「ならば一つ聞くが、思い出させてどうする」
ゼロムス 「それはもちろん今まで通りに…」
至高神 「出来るとでも?記憶を取り戻せばアイツは壊れる、
ただの問題児に成り下がるだけだ」
私 「良い加減にしろ!さっきから何が言いたいんだ!?」
至高神 「思い出せばお前達もタダではすまないんだよ!!」
そう言って至高神は怒りを見せた。
至高神 「分かっているだろ?お前達は冥界でアイツに殺された!
このままではあの時と同じ、破壊、殺戮、
人の悲鳴や絶望を好むクズに成り下がると言ってるんだよ!!!!!」
アルテマ 「どうしてゾディアークさんにそんな言い方が出来るんですか!?」
アルテマは涙を浮かべながら必死に訴える。
至高神 「とにかく、このままにしろ。これは命令だ」
エクスデス「至高神様、貴方様はゾディアークの事が嫌いなのですか?」
至高神 「…当たり前だ。それがどうした?」
エクスデス「もし貴方様が彼を嫌っているのなら、どうしてあの時泣いていたんですか?」
至高神 「…!それは…」
エクスデス「貴方は、あの子に辛い思いをして欲しく無いから…
わざとそう言ったんですよね」
エクスデスは全てを知っているかの様に話す。
本当に凄いと思う。どんな時もゾディアークの事を想っている優しい人。
至高神 「分かっているんだ。思い出して欲しいけど…
でも…あの子が壊れるのは二度としないって決めたのに…」
エクスデス「大丈夫です。どんな結果になろうと、繋がりは消えませんよ」
そう話して、私達は決意をした。ゾディアークに全てを話そうと。
でも、私が謝るべきだと思う。
私は最近、自分の強さを失っている気がした。
元々は私に適うものはいなかった。だが、最近は地上のものが力を上げていき、
私は弱くなっていった。そして他の幻獣に言われる。
「イキっていたくせに今はただの弱者」
「さっさと消えれば良い」
そんな言葉が私を追い詰め、私はある物を手にした。
それは薬だ。これを飲めば、強力な力が手に入る代わりに愛や優しさを失う。
だが、そんな物はもう私には必要ない。そして私は薬を飲み、理性を失った。
これが原因だった。私のせいで…
コメント
4件
バハムートさんが愛を失うと…暴走しますよね…たしか場始まってさんの感情は愛しみのはずでしたから…ゾディさんが記憶を失った罪悪感感じているんでしょうか…(T_T)
六神やブニさん優しい。ゾディアークさんのことを考えての行動、発言。愛されてますね!バハムートさんが薬に手を出して暴走、それを止めるためにゾディアークさんが戦って記憶を失った感じですかね?愛や優しさが消えるとは、恐ろしい😱