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船を降り、南極へ降り立つと、そこは厳寒の真白き大地だった。ペンギンたちが、奇怪なものを見るような目で6人を出迎える。

K2「おお、ペンギンがいるぞ。ついに南極に到着したな。」

凜々蝶「写真撮ってもいいですか?」

K2「おお、そうだな。折角だし、みんなで一緒に撮ろうか。」

黒「写真を撮るのに写真家の俺を忘れてもらっては困りますよ〜。」

黒は凜々蝶に対抗心を抱いて写真を撮る。

K2「2人ともいい写真を撮るな。しかし心做しか緑井くんの方が良い写真のような…」

凜々蝶「いやあ、それほどでもぉ…!」

黒「俺のアイデンティティが…。」

直央「折角だし俺も撮ろっかな。」

直央が写真を撮ろうと構えた時、手が滑ってデータを全削除。

凜々蝶「ちょっと相宮さん何で初期化するんですか!?w」

黒「これだから素人は…!w」

梓「相宮さん、それ携帯大丈夫?」

直央「これまでの記録なんていらない。大事なのは、いつだってこれから。これは俺の覚悟の発露。」

凜々蝶(初期化したのに何故こんなに余裕そうなんだろうか…)

という一幕の後、6人は手配通りに南極調査隊の雪上車を借り、犬ぞりの犬たちとともに乗り込む。


ーーーーー


見渡す限りの純白の大地を進んでいく登山家たち。

数日の行程の末、ついに南極横断山脈へとたどり着いた。

南極の山々はおおよそ全てが氷河に埋まっており、氷の上に辛うじて山頂の頭を突き出しているにとどまっている。

気候が苛烈さを増す中、更に氷河を進み、目標の座標に向かう。

どこまでも続く、白銀の世界。

K2「進めば進むほど、人類の文明から遠ざかっていく。ここには本当に、手付かずの自然しかない。」

K2「まさに神の聖域だ。かつて、エレベストを登ったマロリーたちも、ここまで不安じゃ無かっただろうな。」

K2「少し聞くが、マロリーは知らない訳ないよな?」

直央「当然。知ってる。」

凜々蝶「マロニーね、美味しいよね。」

直央「マロ”リ”ーね。」

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マロリーについてざっくり説明。

(ねりあめさん出ます)

ねりあめ(KP)「マロリーはエレベストに登頂したかもしれない人です。」

ねりあめ(KP)「最終アタック後に消息を絶ちましたが、それから75年後、頂上の手前で死体が発見されました。」

ねりあめ(KP)「ただ死体が発見されたのは頂上の手前!だから登ってる時に亡くなったのか、下山中に亡くなったのか分かってないんだ。」

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直央「…え、もしかしてその発言(マロニー発言)…、マロリー知らない?」

凜々蝶「え…いや…」

K2「おいおい登山家でマロリーを知らないだなんて大丈夫なのか?」

黒「一人迷い込んだ素人がいるようですね…。」

直央「K2、君が呼んだわけだけど、本当に大丈夫なのか?」

K2「ま、まあ山に対する思いは人それぞれだからな…」

K2「言いたかったのはそれだけ僕たち登山家にとっては初登頂というものは重要と言うことだ。」

ーーーーー

数日後、目的の山脈。

つまり、氷河に埋まってない、天を劈く山脈に突き当たった。

狂気山脈だ。ここから先は、雪上車では入れない。雪上車をそこに停め、犬ぞりで移動を開始する。

犬ぞりでの移動目標は標高4000m地点まで。なだらかな斜面で危険地帯もなく、行程は順調だった。

しかし、標高3000m程に達した頃、異変は起きた。

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