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◆リハ後の楽屋・佐久間視点
目黒がドアを閉めた瞬間、佐久間は後ろから抱きしめた。
「……っ、さくまくんッ、ここ楽屋……」
「いいじゃん、誰もいないよ。ちょっとだけ」
首筋に唇が触れた瞬間、目黒の肩が跳ねた。
逃げない。
むしろ、押し返す力が弱い。
「やめてっ…」
佐久間は微笑む。
「やめてって言う割には全然押し返せてないよ?蓮さ、前より……素直じゃない?」
「違……っ、わかんない……」
声が震えている。
その震えは恐怖じゃない。
戸惑いと、抗いきれない熱。
佐久間は目黒の手首を軽く掴み、
指を絡めるように握り込む。
「ねぇ、言ってよ。
俺のこと……嫌い?」
沈黙。
そして、弱々しく首を振る目黒。
その仕草だけで、佐久間は胸の奥が甘く痺れた。