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悠は、軽音部を出た後、一呼吸した。心を落ち着かせるためだ。

窓の奥は夕焼けになっていた。軽音部に入っていた中時間が想像以上に過ぎていたのだろう。

悠は講堂で出会った子……紫之創がライブをするということを思い出したので、講堂に向かう。

悠はライブを見ることが大好きだからだ。


______________


悠が受付に生徒手帳を出す。


「お願いします。」


「はい♪……あれあなた……」


受付には、創が居た。


「えっと、月丘先輩…ですよね?」


「はい。……紫之さん、今日はライブをするんじゃ…」


「あぁ、これは校内アルバイトです!ぼく、貧乏なので少しでもお金を貯めようと……」


「そうなんですね。……俺にできることなら、何でも言ってください!お金は貯金がいっぱいあるので!」


「え!?お、お金!?だ、ためですよ、お金は大事にしないと!……でも、お手伝いしてもらえるのは助かります♪」


「そうですか…」


悠が少し残念そうに言う。


「…っと、人が詰まってきましたね。 」

創が生徒手帳にスタンプを押す。


「はい!どうぞ、楽しんできてください〜♪」


「ありがとございます。……ライブ頑張ってください!」


「…………はい!」


_______________


講堂の中はざわざわしていた。

悠が空いてる席を探す。すると、ステージから前の方にスバルとあんずがいた。

悠は声をかけようとはしなかった。


(明星さんの特訓を邪魔しないようにしないと…)


そう、スバルの特訓は、”あんず”と一緒に過ごすことだからだ。そこに、悠は含まれていない。

悠は、スバルたちから少し離れた席に座った。


______________


数分経つと、ステージが暗くなる。周りがペンライトをつけ始める。それに合わせて、悠もペンライトをつける。すると、暗闇の中から、3人の人物が現れる。スポットライトが当てられ、歌と踊りが始まる。

最初のライブは紅月だった。


「〜♪」


観客が食い入るように見る。


______________


紅月のライブが終わった。そこから、悠は信じられないものを見た。紅月のライブが終わった瞬間観客が帰っていくのだ。


(………え?)


悠は呆然としていた。昨日の殴り合いよりも悪質なものを見たのだ。

講堂はスバル、あんず、悠しかいなかった。その状態からRa*bitsのライブが始まる。


「〜♪」


創が泣きそうな顔だけれど、できる限りの笑顔で歌い、踊っていた。


「………」


悠もそれを見て、目頭が熱くなる。


_____________


Ra*bitsのライブが終わった。悠はすぐさま講堂から出た。

悠の目から、一筋の涙が頬を伝った。

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