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主人公side.
私の最後は惨たらしく、最悪なものだった。
私と私の家族は殺された。突然だ。皆でご飯を食べわいわいと話をしていた所に、誰かが扉をこじ開け押入ってきたのだ。
何気無い日常が地獄に変わった瞬間だった。
愛してくれていた母も、無口だけど優しかった父も、まだ小学生だった妹も、全員殺された。
あの時の家族の顔は、一生忘れられないだろう。
母と父は死に際でも私と妹に逃げろと言っていた。
私は逃げたかった。でも、体が動かなかった。
何回も体に言った。逃げろ!逃げろ!って。
、、、、でも、もう相手は目の前に来ていた。
私は心臓を刺された。痛みは不思議と無かった
薄れゆく記憶のなかで、最後に残っていたのは相手の嗤った顔と、煮え返る程の憎悪だ。
暗転