らっだぁさんの誕生日の話
※めっちゃ中途半端で終わります
※続きは書くか分かりません
※書くとしてもめっちゃ後になると思います
gtside
11月11日、今日は恋人であるらっだぁの誕生日だ。
大手ということもあって、少し大規模な誕生日パーティーが行われてた。
勿論俺も参加したが、本日の主役であるらっだぁは色々なとこに引っ張りだこ。
今日この会場に着いてから1度も会話してない。
でも俺は、夜家に帰ったらゆっくり話せるから、と自分に言い聞かせて、来ていた限界メンバーと一緒に話していた。
途中からそこにワイテのメンバーも加わって話は盛り上がっていた。
その間もたくさんの人と交流してたであろうらっだぁの方に目を向けると、もう持てないだろ、というくらいの沢山のプレゼントを抱えていた。
ふと、らっだぁの腕に目をやった。
高級ブランドのロゴが光っている。
あれ、腕時計だ。
先程一緒に来た時には付けていなかったから、プレゼントとして貰ったのだろう。
遠くからでもわかる、きっと何十万、いや何百万ってやつだ。
重厚で、上品で、明らかに高価なそれを、らっだぁは嬉しそうに見せびらかしていた。
俺の心が、ぎゅっと縮こまった。
俺のプレゼントも、腕時計だった。
たまたま見かけた時計屋さんで買ったペアルックになっている時計。
お金をためて、選んで、包装もこだわって、さっきまでずっと「喜んでくれるかな」ってウキウキしてたのに。
「……無理かもな」
急に自分の準備したものが、ものすごくちっぽけで、みすぼらしく見えた。
俺なんかが、渡していいプレゼントじゃないのかも――そう思った瞬間、息が詰まって、喉の奥が熱くなった。
腕時計は誕生日プレゼントとしては無難なものだろう。そりゃあ被ってしまうことだってある。
「…はぁ、」
みんなで話していたのにため息なんかついてしまった。折角の楽しい雰囲気が台無しだ。
大丈夫?、などと心配の声が聞こえてきたが今は上手い返しが思いつかなかった。
「…ごめん、俺ちょっと体調悪いから先帰るわ」
そう言い残して一足先に帰った。らっだぁは、沢山の人に囲まれて話していたから俺が帰った事など気づいていないだろう。
パーティー会場と家は少し近かったためタクシーに乗り込んで帰った。行きはらっだぁと一緒であんなに楽しかったのに。
家に着いたらコートも脱がずにベッドに飛び込んだ。
らっだぁの誕生日パーティーだからって張り切ってコーディネートしたが、結局一言も話さず、途中で帰ってきてしまった。
「……はぁ、、」
本日二度目のため息。
思い出されるのは腕時計を付けて嬉しそうに笑うらっだぁの顔だった。
俺だって、、俺だって誕生日プレゼントに高級ブランドの時計とかあげたいよ。
でも、俺にはそんなお金はないから。
だからって、らっだぁは交友関係が広いんだ。中には高級ブランド品を買えるようなお金を持っているような人もいるだろう。
俺の腕時計は付けてくれないだろうか。
自分に問いかけてみたが答えは絶対YESだった。
折角俺がらっだぁが喜ぶ誕生日プレゼントを頑張って探したのに。
そんなことを思っても、結局はどう考えても高級腕時計の方がいいに決まってる。
俺が買った時計も決して安いものではない。俺の中では少し背伸びして買ったぐらいだった。なのに、あの時計は俺の買った時計の2倍以上の値段はするだろう。
プレゼントは値段じゃないっていうけど、結局気持ちは値段に関わってくるわけで。
自分の買ったプレゼントが突然しょぼく感じてきた。
「….ふっ、ッ、…ぅ…」
今日は情緒が不安定だ。
自分が虚しくなってきて、突然涙が溢れてきた。
折角の恋人の誕生日なのにパーティーを途中で抜け出して、プレゼントも皆の物よりしょぼくて。
要らないって言われたらどうしよう、ペアルックとかキモイっ思われたらどうしよう、そんな気持ちがぐるぐると頭を回り、本当に頭が痛くなってきてしまった。
らっだぁ、ガッカリするだろうな。
俺の誕生日にはGUCCIとかのブランド品をくれてるのに俺は…。
もうプレゼントも渡したくなくなってきた。
らっだぁの事だから渡したら素直に嬉しそうにするだろう。でも、内心はどうかわからない。
未だに止まることを知らない涙を適当に拭って布団を深く被った。
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rdside
そろそろお開きか、というくらいの時間になってきた。
今日は俺の誕生日だったが、こんなに祝われたのは人生で初かもしれない。こんなパーティーまで開いてもらっちゃって。
でも、夜は可愛い恋人であるぐちつぼとイチャイチャしたかったから、パーティーはもうお開きにしようと思い、ぐちつぼに言いに向かった。
でも、限界とワイテが集まってる机にいなかった。
トイレとかかな?と思い、聞いてみることにした。
「ねぇねぇ、ぐちつぼどこ行ったか知ってる?」
「おぉらっだぁさん、ぐっちなら体調悪いからって言ってもう帰っちゃったけど、聞いてないの?」
「え?」
驚きだった。あんなに朝起きてから俺の誕生日を祝ってくれて夜を楽しみにしてたのに。
朝は元気そうだったよな?と思ったがそれより心配が勝ち、皆にお開きだということと感謝の気持ちを伝えて直ぐに会場をでた。
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rdside
「ただいま〜」
そう投げ掛けてみたが返事は無い。いつもならすぐに飛び出してくるのに。
これは本当に体調が悪いのかもしれない。
少し焦ってリビングへ向かってみるが姿は無かったため、寝室をノックしてみた。
「ぐちつぼ?入るよ?」
そう声掛けたが、またもや返事は無かった。
部屋に入ってみると、布団を被って丸まって座っているぐちつぼがいた。
「ぐちつぼ?」
そう声かけてみるがやはり返事は無い。
やっぱり体調が悪くて寝てしまっているのだろうか。
でも、座ったまま寝るのは体に悪いし、体調も良くならないのではないか。
そう思い、近づいて寝かせようとすると、息が詰まったような声が聞こえた。
泣き声…?
その声が聞こえた瞬間、心配になり、直ぐにぐちつぼの布団を剥がした。
すると、予想的中。
綺麗な真っ赤な目に、たっぷりと涙を溜め、ポロポロと流していた。
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一旦ここまでです。
めっちゃ中途半端ですみません🙇
全然話とは関係ないんですけど、ファロワー100人ありがとうございます🎉
こんなメモを垂れ流してるだけなのに、こんな沢山の人に見てもらえるなんて、思いもしませんでした。
本当に感謝してます!
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