1日後

目が覚める

カーテンで囲われたベット

病院独特の匂いが鼻から脳に伝わる

???「目が覚めちゃった」

ドアの開く音

そーっとカーテンが開く

看護師が驚いた表情をしている

看護師「陽夏(ひな)さんが！」

看護師が出ていく

先程とは打って変わって強くカーテンを閉める

看護師が3人の医師を連れてきた

医師「どこか痛いところはありますか？」

陽夏「どこも」

医師「陽菜さんにお伝えしたいことがございまして」

医師「大変申し上げにくいのですが」

医師「度重なる足の骨への負担によりあなたは」

医師「その足は使い物にならなくなりました」

陽夏「…？」

人は本当に、本当に意味がわからなくなった時は何も言葉に出来ないんだなと、それを今自分の身で感じた。

医師「本当に申し訳ございません」

医師たちが深々と頭を下げる

何も思わない

強いて言うとするならば

おっちゃんに会いたい