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ぷうなさん # 一回 休憩
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冬流/Huru
401
あっと視点
中間結果としては、今のところ、五分五分といっていいところだろうか。どちらかが1本でも倒れれば、勝敗が変わるという状況になっていた。
「むむむぅ〜あっとくん、強くない?」
「それを言うならちぐこそ」
「俺、まあまあ強い方だと思ってたのに…」
どうやら、ちぐはこの勝負に勝つ気でいたようだ。まあ、俺自身、そこまで強いとは思わなかったけど。
「じゃ、次俺だから」
「ん!りょーかい」
結果・・・引き分けだった。
「あ〜も〜これじゃあ、勝負にした意味がないよぉ〜!」
「じゃあ、ここカラオケもあるし、行ってみる?」
「そうだね!」
「ちぐ、歌上手くない?」
「あっとくんこそ」
「いや、ちぐは100点とってるし 」
ついさっき、ちぐが採点機能をつけ、100点をとっていた。
「いやぁ〜?ただのまぐれだよ」
「そうか?」
互いの歌を褒め合い、俺等は時間になって、施設を出ていった。
「次は何処に行きたいとかある?」
「んぇ?そうだな〜」
ちくが思い立ったようで言った。
「あ!丁度今お祭りやってるし、行こ!」
「いいよ、行こ」
「わあっ…、久々だぁ〜」
「俺も、前来たのはいつだっけ?」
「覚えてないの?」
「もう小さい頃だからなぁ」
「そっか」
まあ、でも久々だし、楽しもうかな。
そう思って会場へ出向かった。
「何食べるー?あ、すみませーん」
「何食べようかな…?」
正直、屋台が多すぎて迷う。
「あ、俺チョコバナナ買ったけど、あっとくんも食べる?」
「2個買ってきたんだ」
「うん!美味しそうだったから、あっとくんにも食べてほしくて!」
ちぐ…、これは普通としてやっているんだよな…?
じゃないと、こんなこと平然と出来るわけがない。
「じゃあ、ありがたくいただこうかな?」
「うん!はい、どーぞ」
ちぐがチョコバナナを差し出すとほぼ同時に俺はチョコバナナをパクっと食べた。
「あ、あっとくん…?」
「美味しいな、流石は屋台、凝っているよ」
「そそそっかぁ」
何やらちぐが照れているようだが、俺は何かをした自覚がない。
「あ、あっとくんは何か買わないの?」
「そうだなぁ、これといってどれ食べたいとかないし」
「じゃあ、俺が美味しそうなの、言ってていい!?」
羨望な眼差しでちぐが言う。
これは反則だ。
ちぐにバレないか、分からないが、俺は承諾した。
「いいよ。ちぐのお薦めならどれも美味しそうに見えるし」
「も〜あっとくんはそう言う…」
何か、ちぐに呆れられた。
それはともかく、2人でお祭りを楽しんでいた。
その時_
「っ!」
「大丈夫?ちぐ」
「うん…、大丈夫…」
突然、ちぐが俺のもとへ寄ってきた。
ちぐの顔色が悪い。もしかして…
「何処かで座ろうか」
「う、うん…」
「あっとくん、俺…」
「うん、分かってる。人魚の一族ならではの…、あれ、でしょ?」
「うん…」
予想通り、ちぐは生理がきたみたいだ。
「家まで送るよ」
「え?いや、いいよ…、折角のお出かけだよ?それに、そこまで重い方でもないし…」
「いい。ちぐの体調悪い方がお出かけよりも心配だよ」
何故だろう。淡々と言葉が出てくる。でも、ちぐには無理をしてほしくない。
「…、分かった。じゃあ、送ってもらうだけでいいからね」
「うん」
そうして、会場から出ていった。
コメント
1件
わあ〜第28話読み終えたよ!😭💕 あっとくん、しれっとチョコバナナパクって食べるとことかズルすぎん??照れてるちぐくん可愛いし、二人の距離感がほんわかしすぎて尊くて胸がきゅんきゅんする…!それでいてちぐくんの不調をすぐ察知して「俺の方が心配だよ」ってさらっと言うあっとくん、普通にヒーローすぎるんだが?!♡♡♡の話も自然に出てきて、こういうリアルな気遣いのシーンすごく好きです…!2人の関係がどんどん深まってて、次が待ち遠しいよ〜🌸