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主の勝手なお話です。通報❌
何でも大丈夫な方だけどうぞ~
「…なあ?中に入ってみるか?」
t「そうですね…行きましょう」
ガチャガチャ))
ガタン))
シャー))
t「どうぞ」
「ありがとう!じゃあ、皆、入って
みよう、ひであき?」
hi「あっああ…」
-自動ドアまで…
「こっち」
広いエントランス
目の前に広い庭とプールが見え
奥には海が見える
「裏に降りていくと、海があるんだよ
すごく夕日が綺麗なんだ…」
t「完全プライベートビーチです」
「です笑」
hi「へええ…良いなあああ」
t「1階は、厨房、食堂、専用のスタジオ、
道場、トレーニングジム、2、3階は
部屋が22室づつ、ちょうど、この
エントランスの部分は会議室とさくやと
お嬢様の各お部屋になっていて、各個室は
左右に、10づつ、わかれているんだ」
hi「へええ…え?20部屋?」
t「ハハ、部屋の数は耐震上、そうなった
だけだ…まあ、今後使うんなら…どの部屋
かは、序列か、じゃんけんだろうな」
「なにも知らなかった時に「どうして
こんなに部屋があるの?」ってたろうに
聞いたら「地震がきても壊れないように
したからだよ」って言われたな笑」
hi「ハハハ、まあ、ウソではないのか」
「そうだけど…もったいないなあって
思ってたんだよな」
t「我が君はご自分のお立場に純粋に
甘える癖を身に付けた方がよろしい
ですよ?」
「はあ?なにいってるんだ…自分の
力ではどうしようもできない環境で
苦しんでる子達だって沢山いるのに…」
t「ささもり家では、長きに渡って
慈善事業に携わり、篤志家にだって
なっております」
「…だからといって、身の丈に合わぬ
ことはしてはならぬ…」
t「倹約だけでは財は産まれません!」
「確かに…限りあるものを使っているだけ
では、いつか底がくるからな…」
as「そうですよ、主様?穴の開いた靴下
は、繕わなくてよろしいのですよ?」
sa「タオルだって、破れたらすぐに
捨てて良いんですよ?」
si「お皿の金継ぎ貯まってますよ?」
「うわ~良いだろ!言うなよ!
家の中でしかしてないんだから…
お皿は、ごめん…ちゃんとするからね」
si「はい」
hi「…え…ホントに?」
「いや、2人の冗談だよ!ねえ?
そうでしょ?」
sa「ハハハ」
as「……冗談ではございません、お着物
だって、ドレスだってさくや様は
何十枚もお持ちなのに…」
「良いじゃないか借りれば…袖の通して
ないものばっかりだし、すごーい
高いものばっかり揃えてるんだから…
でも…さくやは、あの色は着なかった
からな…だから作って貰ったのだけど
私の色って認識はあるかも…いやいや
まあさがな、まあさが!」
hi「……大条際が悪いな…そうか…靴下
まで繕ってるのか…家の中では良いが
今後もっと表立つんなら、それなりに
していかないとな…」
si「お皿の金継ぎは、エコですよ」
hi「ですね」
「まあさがな!…私が表立つわけないだろ!
靴下の話は終わりにしろ!」
hi「ハハ、そうだな、あの色はるうが
好きな色だもんな?すごく似合ってるし」
「うん!そうだ…くううう…そうだよ!
いじわる…なあ?中庭に出てみないか?」
ぐいぐいと無邪気に手をひく
hi「ハハ、行くよ」
ガラッ))
hi「おお~広いなあ…ここなら何でも
できるな…プールでも遊べるし」
「だな…皆で来れるかな……ハハ…」
hi「俺だけじゃダメなのか?」
「……」
hi「いいだろ?1日や2日…」
「ダメ…」
チュッ♡))
hi「ダメしないで?るうの水着姿
早く見たいな?」
「え?水着?」
hi「ビキニにするか?」
「え?」
hi「いいだろ?」
「…ビキニってそもそも泳ぐのに
適してないよな?」
hi「そうだな…俺がまあ…見たいだけだな
泳ぐって…るうはそもそも泳いだこと
ないのか?」
「ええ?…恥ずかしいだろ!…そうだな
自分で泳いだことはないな…」
hi「そうか…最初はプールで…練習かな」
「ハハハ…面白そうだな」
hi「…その後は競争…」
「私と?アハハハハ…ますます面白い!」
hi「かわいい♡」
「え?お前…どうかしてるな…」
hi「どうかしてるなって…お前ねえ笑」
-ホントにかわいいな…このまま
どこかに…2人で…逃げてしまえたら…
hi「服はどうするかな…ネットで…
下着だって…なあ?」
「なあって笑…そうだな…自分のブランドを
買っても良いのか…」
hi「ハハハ、そうだな。好みも合ってる
だろうし…あの?」
「うん?」
hi「自分のブランドが、良いのはわかって
る…でもな…違うブランドで、俺もりょうた
みたいに…さりげなく、お揃いの服
着たいな…ダメか?」
「っひであき…」
hi「どうした?真っ赤な顔して…チュッ♡
スイッチ入りそうなのか?」
「だって…うれしい…」
sa-イケ顔して口説いてるなあ
si-えっ…ああ…うん、そりゃね…天下の
タッキーですよ?日本中の女性が彼に
夢中になってるんだから!
sa-るうは外見じゃ、惑わされねーだろ
si-そりゃそうだけど…
sa-お前こそ?なにを?天下のバアル様が
なにを迷うことがあるんだよ?
si-そんな簡単じゃないよう…
sa-簡単だろうよ…
ブブブブブ))
ブブブブブ))
「…いいのか?」
hi「…う…ん…ダメだ…ちょっと出てくる…」
「いってらっしゃい!むこうで写真
撮ってる!」
hi「ああ…いってらっしゃい!」
-こんな時に…せっかくのチャンス…
仕方ないが…
sa-しろう!みろよ!ひであきが離れた!
仕事の電話みてーだな…チャンス!行くぞ!
si-…ええ~俺はいいよお~
「どこで撮るか……あっち…
……この辺かな…綺麗だな……ん…」
sa-遠慮してる場合か!理由はいくら
でもあるだろ?今日の夕飯どうしますか?
とかさ?
si-え…ああ、うん…じゃあ…
-また、めぐろ君だ…”家にいるなら
遊びに行って良いですか?”って…ん?…
…”いないよ、ごめんね”と………あっち……
も……あ……はや……”どこにいるの?”……
“別荘だよ”……写真送ってあげよう……よし
ブブブブブ))
ブブブブブ)
-テレビ通話…どうしたんだろう…
ああああ…危ない…危ない…メッセージも
いつもの感じで返しちゃったよ…
sa-あっ!くそおお…
si-…残念…ご縁がなかったね…
sa-いや、またチャンスはある!
si-ハハハ…
=めぐろ君?
=あっこんにちは~
=こんにちは、どうしたの?ご用?
=いや、見たよ!すごく綺麗な
ところですね?
-今日も変わらずかわいい♡髪を
おろして…リラックスした姿…
誰か側にいるのかな…
=へへ~ありがとう!ねえ、見える?
ここね~鴨川なんだ~ほら~ねえ~
綺麗でしょ~
-あなたが1番…
=綺麗ですね♡へえ…すごい…海が…
プールもあるんだ…別荘?…そっか…
今日は会えないのか…
=え…うん…だって鴨川だもん…
=これから行っても良いですか?
-会って…抱きしめたい
=ええ~そんな景色見たいの?でも
これからだと夕方に…そうだ!夕日もね
すっごく綺麗なんだよ~
=一緒に見たいな……
=え?なに?
=…誰か一緒にいるんですか?
=ああ!ひであきがいるけど、今ね
むこうで、お仕事の電話してる
=そうなんですか…年始なのに大変だ
-たきざわ君、今日は独り占めなのか
うらやましい…
=だよね~ホントに大変…でもうちらも
もうすぐ、受験だよ!
=そうですね…もうすぐだ…
-同じ学校に通えるなんて幸せだな
=あっそうだ!めぐろ君さ、やまだ君て
同じ高校だって知ってた?
=やまだ君て、やまだりょうすけ君
ですか?
-え…もしかして、興味があるのか…
そんな…めちゃくちゃイケメンだもんな
=うん、かぐや姫の舞台で一緒みたい
なんだけどふっかさんも、りょうへいも
同期とは言ってたけど、他にはなんにも
言ってなかったから…知らなかったのかな?
-そんな…共演しちゃうんだ…たきざわ君
心配じゃないのかな…いや元々決まってた
のか…ふっかさんも、あべちゃんも興味
持たれたくなかったんだな…
=…そうなんですか…俺は知ってます
持ちあがり組ですね
=へえ~やっぱりそうなんだ…めぐろ君は
やまだ君と、お友達なの?
=お話したことはありますけど、同い年
とはいえ先輩だし…友達ではないです
=そっか…ねえめぐろ君…
=はい?
=あのさ?同級生なんだから敬語やめない?
=え?あ…うん…わかった
=へへ~、良かった!お話しづらいもん
-そうなんだ…俺にも興味持ってくれた
のかな…よし
=ねえ?それなら…学校ではつばきやまさん
かささもりさんのどちらで呼べば良い?
=え…そっか…どうしようか…
=お互い呼びにくいんで名前呼びで
お願いします
-誤魔化されてくれ!
=え?呼びにくいの?そっか…仕方ないか
でもれんに好きな人ができるまでね?
=わ!れんだって…
-やった!うれしいい!
=自分で言ってて驚かないでよ笑
呼び方は…大変だね…ひであきだって
普段はひであき呼びだけど、外なら
たきざわ君だもんね…騎士団も
皆名前で呼んでるし…
-かわいいな…もっと近くで
いつも見ていたい…
=…俺も騎士団に入りたいな…
=ええ~ひであきって呼びたいの?
=違うよ…まあさ…毎日会いたい…
=え?ハハ…どう…して?…
=俺も…恋人同士になりたい…
=え?
=あなたが…好きです♡
=ええ!あ…ありがとう…待って…ええ…
だって…一途な彼女が良いんでしょ?
私なんて…
-顔が真っ赤だ…かわいい♡
やっぱり全然、俺のこと、興味なかった
のか…
=そうだったんだけど…あなたのことが
好きなんだ…騎士団に入れてもらえ
ないかな?
=あ…え…それで…騎士団に入る決意まで…
=まあさ♡好きだよ♡
=あ!…いや…そんな顔で…じろう…
…えと…ごめんなさい!
-そんなに似てるか…なんとかしないとな
=…無理なの?
=…私、めぐろ君が想ってくれてるなんて
全然考えてなくて…
=これからでも…考えてくれないかな?
=…ごめんなさい…あのね?じろうに
そっくりで…
=…そっくりで?
=じろうにそっくり過ぎて無理なの!
ごめんなさい
=そうか…わかったけど俺、諦めない!
=え…でも…
=諦められないんだ!すぐにどうこう
なりたいわけではないんだよ…
=そんな…
sa-またかよ…どんだけの人数になること
やら…
si-あの人の娘だからね…
sa-だな…
=あ…
=え?
=よお!
=お疲れ様です
=お疲れ様
=あ…ひであき…あの…
=どうした?そんな真っ赤な顔で?
=…れ…めぐろ君が…
=ハハ、知ってる…仲良しだな
=たきざわ君!俺!真剣です!
-おお、カッコいいねえ~…そうか…
めぐろか…性格も真面目だし、根性も
ある…なによりガツンとイケメンだ…
バランスどうかな…舞台で…いや…もう
いっぱいだしな…どうするか…おい
俺!今は違うだろ!でも…急に
離さないように気をつけないと…
=お前のことだからな…そりゃな…
遊びじゃあないだろうな…
=諦めきれない…
=…めぐろ君…きっと…も…
=まあさ?それは真剣に想ってくれて
いるめぐろに失礼だ…俺は歓迎するから
-俺はるうに会えればそれでいいからな
=え?あ…そっか…
=まあさ?俺のこと、嫌い?
=え?あ…嫌いではない…お話してて
楽しいよ?じゃなかったら…返信しないよ
でも…
hi-だよな…駆け引きか…しかし…いつ
戻ったんだ…
=…そうか…俺…諦めないけど…同級生
として、いっぱいこれからも話、しよう?
=あ…うん…
=じゃあまたね♡…たきざわ君、失礼します
=ああ…じゃあな
=あ…うん…またね…
hi-へえ~またねだって…ちょっとづつ
心動かされてるんだな…それにさっきは
れんって呼びそうになってた…めぐろも
名前で呼んでだし…敬語じゃなくなって
た…時間の問題だな…どんだけの大所帯に
なるんだろうか…
続く