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葬式も全て終わりただの日常に戻った
2人でも大きかった家は1人では静かすぎて落ち着かなかった
もともと個性があまり好きじゃなくて学校では無個性で通していたから友達なんていなかったがいつもは私をいじめていたやつも何も言わなかった
亮はみんなの人気者だったからだ
流石に身内の、それも兄が死んだことをいじったりからかったりするほど腐ってはいなかったらしい
よかったことは家にいても学校にいてもすることなんて勉強しかなくてテストでいつも3位以内に入るくらいにまでなれた
先生はとても褒めてくれたけど何もすることがなくて勉強しているだけだから嬉しくも何ともない
中3になった年
学校1の乱暴者だが天才らしい爆豪 勝己という人と、
もう1人の無個性でいじめられっ子の緑谷 出久という人と同じクラスになった
別に関わるつもりなんてなかったが爆豪からは何度かテストで同率首位をとっていたことから目をつけられ、緑谷とは話しかけられて少し話をする仲になった
中3になれば当たり前だが進路を決めなければならない
担任が何度目かの進路希望の紙を配る前余計なことを言ったせいでみんなが緑谷を馬鹿にする
私に守る義務なんてないからと窓の外を見つめていると、
先「あ、天草も雄英志望だったな」
そういえば爆豪がこちらに睨みをきかせ手から爆破を出しながら近づいて来た
面倒なことをしてくれた担任は後で呪うとしてどう切り抜けようか
そう思ったが矛先は緑谷だったらしく私はまた窓の外を眺めた
放課後、担任に呼ばれ話が終わり教室に戻るとまさにいじめの真っ最中だった
私は何事もないように扉を開け荷物の用意をした
だがそれはすぐに妨げられた
爆豪が私の手を掴んで来たのだ
『何?』
爆「てめぇも雄英志望だってなぁ
俺の話聞いてただろ?
俺はこの学校唯一の雄英合格者になりてぇんだわ
てことで、諦めてくれるよな無個性ちゃんよぉ」
あぁそういうことか
結構みみっちい人なんだなうるさい割には
でも、
『私、爆豪っていいヒーローになれると思うよ
人より自分を守れる、自分を選べるヒーロー
まあ世間からはクズって言われると思うけど』
爆「あ”ぁ!?
この俺に喧嘩売ってんのか!!」
『いや褒め言葉だよ
後、進路変える気ないから』
私は爆豪の私を掴む手を外し家に帰った
自転車に乗って爆速で帰り、近所の人たちに話しかけられたが、聞こえないふりをしておいた。
進路を変える気はない
私は、ヒーローになりたかった兄の気持ちを継いで、ヒーローになろうと決意した
2人で雄英に行くのが私たちの夢だったから