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霜月リラ@瑠璃ノ月第4夜
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三年とうげ
李錦玉(イ・クムオク)
一
むかし、あるところに、三年とうげという、美しい峠がありました。
その峠には、昔から不思議な言い伝えがありました。
「三年とうげで転ぶでないぞ。三年とうげで一度転べば、三年きりしか生きられぬ。」
人々はみんな、この言い伝えを恐れて、三年とうげを歩くときは、それはそれは気をつけて、おるおる歩いていきました。
一段落 終わり
♥️1.000 ありがとうございます❗
コメント
1件
「三年とうげ」の始まり、読ませていただきました! むかし話特有の語り口が心地よくて、すっと世界に入っていけました。「転ぶなよ」と言われるほど、なぜか転びたくなるような背徳感というか…そこに引き込まれそうになりますね。 短い導入ながら、これからどんな物語が紡がれるのか、続きがすごく気になります。民話の再話って、語り手の息づかいが大事だと思うんですが、ライオンさんの一文一文にそれが宿っているなあと。 素敵な時間をありがとうございました🌷 次の段落も、楽しみにしていますね。