今回からお話始まります
いや、長かった、、すまんね、
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ガララララ
始めてみる仲間の顔、、
みんな、私のことを目で追っている、、
そんな見ないで、緊張する
自己紹介で失敗して黒歴史作りたくない
「では、転校生の方に自己紹介してもらいましょう」
震える手で、黒板に自分の名前を書いた
「は、はじめましてっ!!山吹楓です!!
すっ好きなケーキはモンブランですっ!!
よろしくお願いしますっっ!!!」
やばい、、焦って言葉詰まっちゃった、、
しかも好きな食べ物じゃなくて好きなケーキとか、、
ちょっと、、これは心配だァァ、、
パチパチパチ
周りから聞こえる拍手の音
「じゃあ、山吹さんは、、、」
先生が黒髪の男の子を指して言った
「あそこの、飛河さんの隣に座ってもらおうかしら。」
「あっ、はい。」
飛河くん、、
飛河くんの顔がチラッと見えた
「、、!?」
えっ、、嘘でしょ、、?まさか、、ね、
ドキドキしながら椅子に座った
「え、えと、、よ、よろしくね、、?」
っ、、やっぱり見覚えあるなぁ
「ん。俺、氷河翼(ひょうがつばさ)。」
翼くん、か、、
「かっこいいな」って思っていたら
「お前、デパートの時の人だよな?」
「えっ」
「やっぱり、、あの時助けてくれた方ですよね、、」
「おう。」
やっぱり~!
翼くんとは既に、デパートで会っていた
あの黒髪マッシュイケメンと、、、
キーンコーンカーンコーン
HR終わりのチャイムがなった
ガタンッッダダダダッッ
クラスのほとんどが一斉に私の周りに集まってきた。
「えっ?!ええ?!」
えっっ?!何怖い
「山吹さん!」
「山吹さーん!!」
「楓ちゃん!」
「えっと、、どうしたの???」
え、、何この状況、怖すぎる
「好きなタイプは?!」
「どこから来たの?!」
「誕生日いつ?!」
周りから飛び交う質問
「えっとえっと、、、」
心臓の鼓動が煩い
助けを求めるように翼くんの方を向いた
「、、、、、、、」
翼くんは無言でこっちをガン見してる、、
助けてよぉっ~!
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私はあの後質問攻めにあってしまった
そのお陰でもうクタクタ、、
「大丈夫か?お前。」
そ、その声は?!
「うん、、全然大丈夫じゃない」
翼くーん!!心配してくれたんだ!!
すると、何故か女子から妬みの視線を向けられた
耳を澄ますと聞こえる、妬み嫉妬の呟き
「翼くんに気安く話しかけるんじゃないわよ」
「なに?あの女、転校初日で浮かれてるんじゃない?」
「運良く翼くんの隣に行けただけで」
えっ、もしかして、私狙われてる?!?!
ものすごく焦っていると
「翼って、結構モテるんだよねー。」
右耳に囁かれた
「ヒっ!」
咄嗟に右を向くと
「やぁ。うち、海野夏希(うみのなつき)。お友達になろうよ。楓っち」
若干青みがかったショートカットの女の子が話しかけてきた
「夏希ちゃんっ、、よろしくねっ」
いきなりあだ名で呼んでくれて、凄く嬉しかった
「翼ってね。モテすぎてファンクラブも出来ちゃってるんだよね。」
夏希ちゃんが教えてくれた。
「毎日下駄箱にラブレターが入ってたり、バレンタインでは髪の毛入りのチョコも貰ったらしいよ、、。全く、モテ男は辛いねー」
「うわっ、大変そう、、、」
だから、女子から嫌な視線向けられてたんだ。納得。
「ところで、夏希ちゃんと翼くんって、どういう関係なの??」
私がさっき、質問攻めにあっている時。
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「~!」
「~?」
「~~!!!!」
「助けてあげれば?翼くぅん」
「なんで。」
「だって、可哀想だよー?転校生が初日からものすごくヤバいことになってるし」
「、、、」
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って感じで、2人はずっとくっついてた。
もしかして、、?と思って。
「えーっとね。翼とうちは幼馴染なんだ。クラスもずっと一緒。小学校は別々だったけどね。」
「へぇ。だから詳しいんだ。」
夏希ちゃんとお話していると
ガララララ
「はい。授業はじめます。」
1時間目は国語か、
「分からないことがあったら、うちに聞いてね。楓っち。」
夏希ちゃんが言ってくれた。
なんていい人っっ、、!夏希ちゃん、、!
「、、、、、。」
「ふーん、、。」
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だんだん適当になってきてる、、
ちなみに楓ちゃんはそこそこモテるよ!
夏希ちゃんもかなりモテる。