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____血が腐ったような生臭い匂いに嗅覚が刺激される____
____あれ、ここって……どこでしたっけ、、??
『…ちゃん…!』
『に…ん!』
『…ほん』
「、っ!」
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「、良かった、起きたんだな日本。」
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「は〜、よかったぁ、、もうどうなっちゃうかと…。こういう辛気臭いとこ苦手なんだよね〜俺…」
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目を開ければ、少し焦ったようなお二人の顔と、ブラウン管テレビがぽつんと置かれた、薄暗くて牢屋の様な場所が広がっていた。
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昔なら捕虜として捕まってしまったと言う考えが真っ先に浮かぶのだろうが、今は令和だ。
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しかも、ドイツさんならまだしも、フランスさんまで一緒の牢屋に入れらるなんて一体………
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「……ねえ、菊ちゃん顔色悪いけど大丈夫?」
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「っあ、すみません、いまいち状況が掴めて無くて、、 」
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「…うむ、こんな場所に閉じ込められたのなら当然だ。…しかし、気味が悪いなここは…」
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ブツブツと喋りながら、ドイツが床や鉄格子などを触って、ここから抜け出されるか否かを真剣に考えている
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それとは真逆に、フランスは地べたに大の字で寝そべり、
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「はぁ…ドイツくんさあ…、、そーゆーこと言ってる奴から犯されちゃうんだよ?…そうだよね菊ちゃん!」
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…と、軽口を叩きながらなんとも言えぬ話題を日本に振る。
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「ん”ん”…良い新刊のネタになりそうですが、、残念なことに、今はそれどころでは無さそうですね。」
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「ちぇーっ、牢屋から始まる恋もお兄さん素敵だと思うのになぁー」(チラチラ
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、、さっきからなにやら熱い視線が飛んでくる気がするのですが、、、まあ、触らぬ神に祟りなしですよね、、、
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「軽口を叩くなら散策を手伝わんかフランシス…。」
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ドイツが、少し呆れた様子で溜息を付き乍、ゲシっ、と横腹を蹴る
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「あん♡やだやだ乱暴しないでーぇ♡」
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少しくねくねしながら面白おかしくのたうち回るフランスを見たら、皆も 少し心に余裕が出来たようで、さっきまでの緊張感が少し和らぐ
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「っ、貴様💢」
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「いい加減に____」
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「「「?!」」」
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全員の視線が、一気に音がした方向…ブラウン管テレビに集まる。
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「え、な、なになにどういうこと、?お兄さんこう言うの苦手なんだけど、、」
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柔らかかった空気が、喉に引っかかるような、冷たく重い空気に変わる。
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「「「、!」」」
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「「「………………」」」
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どういうことだ、意図が読めない。
不老不死の力が無いなど、国の化身である私達にあってはならない事態だ。
しかも、…同胞をいたぶるなど、、、
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ちら、と2人の様子を不安気に確認すると、2人とも、眉間にシワを寄せて、凄く真剣な表情で聞き入っていた。
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____本能で分かる……。これは………
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____嘘じゃない…
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