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最初はオレ 舘さんに恋してた
舘さんと翔太くんの間には
入れないことくらいわかってたけど
どことなく 舘さんにクールでいる翔太くんに
時々切なそうな顔をする舘さん見て
ワンチャンあるんじゃ?なんて思ったりしてた
恋の相手がちがうことに
ある日気づいた
さ「れーん おはょ」
ピンクのフワフワした髪を束ねて
きゅるきゅるの瞳をしたさくま君
め「おはよ さくま君」
さ「なんか元気ない?」
仕事の多忙と舘さんへの想いが上手くいかなくて
自分でもどうかしてる自覚があった
め「だっ 大丈夫」
さ「そう? ムリすんなよ」
背伸びしてオレの頭を撫でてくる
優しい匂いがオレを落ち着かせる
1人別撮影が遅くまで続いて
誰も残っていないはずの控室のドアノブに
手をかけようとした時に
小さい声が聞こえてきて
思わず聞き耳をたてる
(れ れんっ 好き 好きぃ んん )
さくま君?少し扉を開いてみる
なにして
さくま君は特に何もしていない
ただ 自分たちの曲を流しているだけ
(あっ ダメ れん イッちゃう)
服は着たまま
さくま君は身体を痙攣させて
どうみても絶頂を迎えた
身体が動かなそうだ
え?これって
翔太くんから舘さんのことを聞いたことがある
今思えばオレのだからの牽制だったんだな
「涼太はオレの声だけで イッてしまう」
さくま君を痙攣させたの
オレの声?
あの日から
目が離せなくなった
たくさん抱きついてくれる
大好き♡って伝えてくれる
舘さんへの想いも嘘なんかじゃなかった
苦しい想いもしたし 時には泣いた
でも
さくま君のれーん♡の声に
この人を大事にしたいかもって
ちょっとずつ心が動いた
そして
あの打ち上げの日に
さくま君の好きと向き合いたいと思った
知れば知るほど可愛いさくま君
あーこの人なら
自覚のある重い愛し方を受け入れてくれそうな
気がする
ごめんね?重いよ?
束縛しちゃって
耐えきれないかもよ?
それでもいい?
こんなオレを愛してくれる?
さくま君
(れん ずっと好きだったよ これからも好きだよ)
その声に完全にオレが落ちた