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互いのことを好きと言わないと出られない部屋にbnotを閉じ込めてほしいです!bnさんはさらっと言えて、otnrさんは口籠りながら言ってほしいです!
📡と🧚♂️
続き
「一旦詰みか?」
「うぅ……。」
トピオの頭上に見えないうさ耳が垂れているように思える。ぺしょってる。
ふと、視界に入り込む白い何か。
何も無かったハズの天井からヒラヒラと落ちてくる1枚の紙。
「なんだこれ。」
あぐらをかいた膝の中に丁度よく落ちてきたそれは白い手紙で。
少しの警戒をもちながら糊付けされていない封を開ける。
「……『仲良くなろう』?」
「どういうこと?」
肩越しに覗き込み紙に書かれた1文を読み上げたトピオ。
言葉の真意が2人して理解出来ず、同時に首を傾げた。
「仲良くって……俺らは仲良くないってこと?」
「そんな、オレ先生のこと大好きっすよ!!」
「そうよね。…あくまでもここじゃ上司と部下、てことなんかな。」
仲良く。
協力して何かを成し遂げるだとか、
家族や仲間と言った同じコミュニティに属するだとか、そういったこと?
「それならもう出来てるよなぁ。」
「今以上に仲良く、ってことですかね。」
俺とトピオの関係。
ボスと構成員。上司と部下。仲間であり、家族。
これが仲良くないということは無いだろう。
「……とりあえず、お互いをどう思ってるか、言い合ってみよう。」
「いいっすね!それなら仲良しだって証明になるかも!」
散々アタマをくねらせ捻らせ、出てきたアイデアは至極ありきたり、
いわゆる『出られない部屋』にありがちだ。
「えー…と、トピオは、868の最初の構成員。」
「はい!」
「ヘリも覚えて、戦闘面も申し分ないチョー優秀ないい子!」
「…ッ、超うれしいっす。」
「気配りもできて新しく入った人の先輩にもなれる、めっちゃ助かる存在。」
「いやぁもうそんな事ないっすよぉ!」
「あとはー」
「あの!一旦、交代しましょ?オレ恥ずかしくて…。」
「ふふ、ほんと?」
顔を真っ赤にして俺の口を両手で塞ごうとするトピオ。
「…じゃあ、オレ言いますね?」
「いいよ。」
「先生は、オレの憧れです。ヘリ上手いし優しいし、カッコイイ!」
「おお~まあそうよな!」
「あと、オレ先生の声が好きなんですよ!」
「へ?」
「先生が報告してくれる時の声とかすごく聞き取りやすいし、ありがとね、って言ってくれるのとかもうすごい好きで!」
「ちょ、ちょっと待てトピオ。落ち着こ?」
鼻息を荒くして早口で言葉を紡ぐ様はもう、オタクのそれ。
ここまで慕われて…慕われて?いたのかと少し驚いた。
「あっすいません…。」
「んーん。いいのよ、ありがとう。」
まあ確かにこうして面と向かって言われると、少しこそばゆい気持ちになる。
それと、
「まあ、期待はしてなかったけど、変化無さそうだね。」
「うーん……。」
普通こういう出られない部屋って脱出するための条件が提示されるものなのではないのか。
『仲良くなろう』だけではあまりにもヒントが無さすぎる。
「不親切な歪みだなぁ……。」
「親切な歪みってどんなんすか?」「さあ?」
仲良く、仲良く?
友情、とか?あとは家族愛みたいなものか。
それか……。
「あ、……トピオ。」
「はい?」
「俺1つ思いついたわ。俺たちにない仲の良さ。」
「ほんとですか!?」
友情でも家族愛でも、敬愛でもないとするなら。
出られない部屋も元はこういうものだったな。と考えついたこと。
「恋愛。」
「へ!!?」
ぴしり、と固まったトピオの唇に優しく口付ける。ますます身体を強ばらせるのが面白くて、かわいい。
初めて、かは分からないが反応的にそうなのだろう。控えめなリップ音をたて、唇を離す。
「ァ……ッう、……。」
「トピオ?……顔真っ赤w」
「……すいませんッ!」
「へ、うおっ!」
途端に俺の唇を奪いにかかってきた。
あら、そーいう感じ?
「……ッは、んン…」
「…………ッ、」
両腕を拘束され、ともすれば押し倒される。
着地点がソファで良かった。
何度目かの息継ぎのタイミングで、唇を舐められた。
それは、ちょっと待って欲しい。
「……ッとぴ、トピオ!」
「…あ、」
胸を強く押せば案外あっさり離してくれた。
拒絶されたことに戸惑っているのか、目をうろつかせる様は子犬のようだ。
…上体を起こし、頭を撫でてやる。
「……トピオ。」
「すいません……先生、オレ、がまんできなくて、」
「まあ、先にからかったの俺だし、トピオは悪くないよ。」
「…すいません……。」
萎れた子犬、いや子うさぎを撫でながら、チラリと横目で壁を見る。
どの時点だったのか分からないが、条件を達成したらしい。
何も無かった壁にドアが現れていた。
「トピオ。」
「はい……。」
「トピオは俺のこと好き?」
「……っは、い。」
今にも泣き出しそうな目で見上げてくる。
「そっかぁ、じゃあ、付き合おうか?」
「ふえ……?」
頭の上に置いていた手を頬まで滑らせ、そのまま顎を掬い上げる。
覚えがいいね。何をされるかすぐに分かったみたい。
キュッと目を瞑るのを可愛らしく思いながら、もう一度キスをした。
多分この子はトップなんだろうけど、自覚してない今がチャンスかな。
「さて、帰ろうか。」
「んえ!?扉がある!?」
「あははw」
「友愛が恋愛に変わる部屋」
レダさんは大人の余裕のあるタイプ。
トピオが俺のこと好きでいてくれるなら俺も返してあげなきゃね。好きだよ、トピオ。
トピオは初心だけど牙があるタイプ。
子犬っぽいな~、でもちゃんと牙は生え揃ってる。好き、を自覚したのはキスされたタイミング。めっちゃ嬉しかったし混乱した。
書けた……書けたよ……。
期待に沿えているか分からないけど個人的には満足。
もうちょっと踏み込ませても良かった、でもここまでで踏みとどまった。えらい
あんまりハナからどえらいの書いてもあとが大変だからね。
私の中のレダが経験豊富えちおね(上下どちらもいける)のせいでかなり手こずった…
📡🧚♂️でも🧚♂️📡でも良かったけど、今回は🧚♂️📡
リクエストください!!
閉じ込める2人(3人以上でも可)
脱出条件
読みたいシチュ(cpありでもなしでもどちらでも)
なんでも来い!(あ、やっぱなんでもは困る…書ける範囲で!)
次回→🟦と🏺
書けたらいいな……