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完全創作
時ノ雨時雨 過去
何も存在しない
まーっしろな世界
一人きりで空虚な空間
孤独で孤独で
なーにもない!
欲しいな
「孤独のない世界」
気付いたら僕は豊かな世界を作ってた
すごいなぁ…人間ってこんな形なんだ…
すっごく綺麗!✨
僕も人間になろう!✨
神様じゃなくって人間ならきっとお友達も増えるよね!✨
モブ1「わぁ…!時雨ちゃん髪綺麗だね!」
モブ2「すごいすごい!どんなお手入れしてるの?」
時雨「何もしてないよ?」
モブ2「何もしてないのにこんな綺麗なの凄すぎるよ!」
時雨「そうかな…??ありがとう!✨」
ほかの人と話せて
孤独じゃなくなって!
すーっごく嬉しかった!!
モブ1「時雨ちゃんちょっと可愛いからって調子乗ってるよね?」
モブ3「あたしも思った」
時雨「え?いや…そんなことないよ…」
突然そんなことを聞かれるので驚いたけれどそう返す
モブ1「1回可愛いって言われたからって調子に乗らないで」
ドカッ
ジンジンとした鈍い痛み
…蹴られたんだ…
どうして?
僕何もしてないよ
時雨「なんで蹴るの…?」
モブ1「…はぁ、うっざ…そういう所本当に気持ち悪い」
虫を見るような濁り汚れた目で僕を見下ろす
何それ
どうして…?褒めてくれたのに…
時雨「きも、ちわるい…?」
モブ1「みんなと違って白い髪だし…」
モブ1「最初から思ってたんだけどさぁ」
ガンッッガンッッガンッッビチャッガンッッ
何この音
何も感じない
気付いた時には殴ってた
手、血まみれ
僕何もしてないもん
だって
この子が僕を気持ち悪いって言ったの
手を出したのはあっちだったのに…
どうして僕が怒られたの?
どうして僕が捕まったの?
どうして…
僕を殺したの?
ねぇ教えてよ
長い長い年月を
転生しては死んで
転生しては死んで
ずーーーっと…
孤独で
いじめられて
殺され
奪われ
貶され
苦しめられて
なんの感情も湧かなくなった
人を殺したのに何も思わない
どうして?おかしいよ…私、これを望んでたの?
彩羽「姉さん?」
時雨「…ふぇ?あ、どうしたの??」
この子は僕の妹。数京年前に生まれて一緒に生きてきたの
彩羽「なんか思い詰めてる顔してたからな」
彩羽「心配になっただけだ」
時雨「ううん!なーんにもない!」
彩羽「…また嘘か?」
よく分からないけど、彩羽に笑顔は通じなくって
あれだけ練習したのになーっと口角を上げる為に口を引っ張ってみたりした
彩羽「…別に笑わなくてもいい」
彩羽「俺は姉さんが無理してないか確認してるだけだからな」
時雨「もー!彩羽〜!ギュッ」
彩羽「笑笑」
アリス「…はぁ、2人とも、早く行きますよ」
この子はアリス!僕たちの義妹。
彩羽「すまんすまん」
時雨「ごめんちゃっぴ☆」
アリス「💢」
ポコンッ
時雨「あいてッ☆」
アリス「今日はおやつ抜きです」
時雨「やだぁぁぁぁ!!泣」
すごく楽しかったなぁ
そんな日も
あの戦争で全て台無しになった…