前書き
※注意事項はよくお読み下さい。
(あらすじに記載しております。)
それぞれの放課後編でした。
次回は授業編か生徒会編です。
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放課後になり、毎日と言っていい程通っているいつもの場所へ向かう。
tn「おつかれーっす。」
gr「おっ、tn氏おつかれ。」
扉を開けて生徒会長に挨拶をして自席に座る。今日も今日とて雑務をこなす。だが今日は量が少ないのですぐに帰れそうだ 。とはいえ何も無くても来るのが日課になってしまっているが。
tn「これだけならすぐやな。」
gr「tn氏ー。」
tn「なんや。」
gr「一緒に帰ろうや。」
tn「…いつもそうやろ。まあええけどさ。」
gr「帰りに買い物したいんじゃ。」
tn「一人で行けやぁ。」
gr「まあそう言わずに。」
この生徒会長と知り合ったのも奇妙な縁だった。この生徒会は、会長がgr、副会長が俺で、その他にもosという人や、htという人なども居るらしい。だが、ここには来ずに作業をしているのであまり見かけたことがない。osさんはたまにひょっこりと顔を出すこともあるが、俺達の様に毎日来る訳でもなかった。 だからgrはemさんを隙あらば勧誘し、ついでに俺の友人も勧誘しているのだ。
tn「よし、終わった!grさん帰るで!」
gr「え”っ、俺あとちょっとやから1分だけ待ってくれへん…?」
tn「…1分たったら速攻帰る。」
gr「……。」
grの手の速さが上がる。そして50秒で終わらせ、一緒に帰ることになった。
下駄箱まで行き、玄関も抜け合流する。
tn「んで、どこ寄りたいんすか?」
gr「お菓子を買いに行きたくて。」
tn「…コンビニ?」
gr「そうやないわ。帰り道にあるやろ?お菓子の店が。」
tn「ぁー…あぁ、あそこな。でもあそこの店中々ファンシーな面構えやなかったか?」
gr「だからtn氏と一緒に行こうと思って誘ったんや。」
tn「えぇ…男子高校生二人でファンシーな店ぇ…?嫌やぁ…。」
gr「一人よりマシや思って行くぞ。」
tn「うぃっす…。」
強引ながらも一緒に店まで向かう。
店に着くと、やっぱりファンシーな、まさに女の子向けといった店構えをしていた。
tn「ほんまに入るんすかぁ?」
gr「買いたいものがあるからな。行くぞ。」
tn「えぇー…。」
嫌々ながらも店に入ると、甘い香りが漂っていた。
tn「うわ、甘っ…。」
チラッとgrの方を見ていると、目を輝かせていた。
gr「おぉ…!」
それから商品を物色し、選別をして買い物が終わった。
gr「ちょっと多めに買ってしまった。」
tn「大興奮してましたしね。 」
gr「一緒に食おうや。」
tn「甘すぎるのはちょっと。」
gr「そう思って甘くないのも買っといた。」
tn「マジすか。そんなら頂きますわ。」
gr「それじゃあこれから俺ん家行くぞ。」
tn「へいへーい。どーせまたうちの親は生徒会で遅いと思ってるやろうしな。行かさせていただきマース。」
俺達はgrの家まで向かった。
tn「お邪魔しまーす。」
gr「はいよー。」
家に上がって、リビングへ行きソファに座る。
gr「飲み物取ってくるわ。何がええ?」
tn「…コーラ。」
gr「おっけw」
笑う要素はなかったが、希望の飲み物を持って来てくれるので気にしないことにする。
gr「持ってきたゾ〜。そんじゃ早速お菓子食おうや。」
tn「あざっす。」
買ってきたお菓子を広げ、菓子パーティーが始まった。
tn「晩御飯入るんか?」
gr「ちゃんと節制はするぞ。」
tn「そんならええけどさ。あ、それ頂戴。」
gr「ん。」
tn「やったぜ。」
それぞれ好きなお菓子をつまんでジュースも飲み、お菓子パーティーを楽しんだのであった。
コメント
1件
grさんには甘いお菓子を。 tn氏にはソース濃いやつを。 食べさせて見ていたいほど仲良い毒素組で、いいなぁ…ホッコリ