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プロローグの続きからです!


??「今日から君はヒーローだ!!なんてね♪」


な、んだコイツ、??!

さっきっから俺は一言も発していないのになんで会話が成り立つ、?てかお前誰だよ!!

騎心「俺?俺は騎心(ないこ)!!今日から君の上司ってことになるから!」

妙に明るく話す癖に、ふととても静かな声で「死なない様に頑張ってね。」と漏らす桃色の美男に堪らず声を挙げようとするも、出てきたのはなさけないかすれ声と、それに続く酷い咳だった。

威風「ハ゛、!?ッゲホッ!!ガハッ、!!はっ、、、はぁ、は、ぁ、…あ?」

騎心「あ!気づいたぁ???」

咳き込んだ(息を吐いた)のだから、吸うのは当然だ。

威風「あ゛、ン゛ッン!!、スゥー、、、ァ…あーーー、、、、。」

声が、出た、??

にわかには信じがたいが、発声出来た原因がこの部屋にあるとしたら一つだけ。

そう、「呼吸」だ。

…でも、そんな都合の良い部屋、、

騎恋「あるよ??」

だからなんでわかんだよ!!!

騎恋「ああゴメンゴメン笑。これ、俺の能力!!!」

んだその能力、考えてる事わかるとかチートやん。こわ。帰れよ普通に。

威風「そんな便利な能力をお持ちなんですね!!ぇー…ないこさん!」

ニコッ

心読めんなら意味無いかもだけど…一応新卒の女の子から高齢にお偉いさんにまで評判のビジネススマイルを浮かべておく。

騎恋「わー、、、、君相当な腹黒でしょ。若いのに出世してるっぽいし…」

威風「はい?(キュルン)」

騎恋「きゅるんて…もういいや。君の心覗くの怖くなって来た…能力解こ…。」

賑やかな男だな。

蛍光色の緑に光っていた瞳が、元の色であろう薄桃色に戻っていく。

見れば見るほど整ってる顔だなぁ。

騎恋「タメ語でいーよ、年上っぽいし。」

威風「あ、ほんまぁ??んじゃ早速聞きたいねんけど、」

騎恋「うん。」


威風「アイツ、誰、???」




??「ハー…ふー…」

ここは病室の様な場所で、俺はベッドに横たわってるんやけど…

スパースパー

病室には似つかわしくない、煙を燻らせる少年がさっきからずっと居る。

スパースパー

ずぅっっとおる!!眠ってる合間も何となく人の気配感じとって、一瞬ないこかとも思ったんやけど!!

スパースパースパー!!

ぜっっっっったいコイツや。100コイツ。スパスパ聞こえとったもん。

てかずっと居た割に一言も話さへん。なんか睨まれとるし、率直にいうと恐い!!超恐い!!!

騎恋「アノ子の名前は紫煙初兎(しえんしょう)!!君の命の恩人だ!」

恩人…??

初兎「アホな事言うなや馬鹿。生き返ったのはコイツの能力やろ。死人生き返らせるとか、趣味悪…僕がだせるのは煙(くすり)だけで、魔法なんかや無い。」

騎恋「の割にはずぅーーっと吸ってたけどね?」

初兎「うっさい馬鹿。」

てことはこいつも能力持ちか…

初兎「別にコイツの為や無い。ただコイツがここで死んだらいむくんが可哀想やと思っただけや。」

い、む、?

騎恋「まぁた…いむいむいむいむ、、ハイハイワカリマシタヨー。」

良い人…っぽい、??

威風「なんやようわからんけど、ありがとうな!!初兎くん?はずっと此処に居てくれたんやろ?お陰で元気ピンピン!!ホンマにありがt、!!」

初兎「話し掛けんなや死人。…スゥー、、、…ハー、、、。」

…ぇ???

え今なんて??俺の聞き間違いじゃなかったら、『はなしかけるなしにん』って意味に聞こえてん。

あれ?え?

威風「いやいやいや死人って。俺今生きとるけど???」

チラッ

あこっち向いた

初兎「…」

プイッ!

無視かよ…!!!

騎恋「あー…笑、気にしないで!!初兎ちゃん人見知りでさ。初対面の君を警戒してるっぽい!」

そう良いながらないこが落ち着かせようと初兎の背中をさするが、それが逆に感に障ったのかクワッと口を大きく開き…


初兎「てゆーか、お前のせいでいむくん部屋に閉じ籠ってんねん!!あんな可愛い子の心に傷でも付いたらどう責任取ってくるんや!?!?あ!?!」

威風「ごっ、ごめんな、?てか、いむくん、、??」

余りの剣幕に俺が怯むも奴は止まらず、

初兎「お前の恩人やろが何があったらあんな美少年忘れんねん頭のネジトンどんのか!!きっれいな氷見たやろだぁれがあの反能力者倒したと思ってんねんあの子やろーがこの役立たずが!!!!てかいむくん怪我して帰って来たんやけど!?!お前の亡骸が無傷なんに対して!!!首元に切り傷!!!跡残ったら許さんからなこんボケ!!!!腹を切って詫びろ!いやお前のかっるい命なんぞ要らんわボケナス!!!!」

カッチーン!!(セルフ)

流石のいふさんでもこれにはカッチン来ましたよ。

威風「…さっきっから人が下手に出てりゃ、、、なんやねんその態度!!年上は敬いましょう。って学校で習わへんかった?wヤニカスくーん??」

ピキッ

初兎「化けの皮剥がれすぎやろオッサン。生憎やけど、僕がガッコーで習ったのは‘‘尊敬出来る大人への’’口の聞き方だけやな。」

お、オッサン!?!?まだ二十代やけど!?なっっっまいきやなコイツ…!!!更に続けて「こんなんがいむくんに守られたとか…」と話すクソガキにあの水色の少年との関係を尋ねる事にした。

威風「ずぅっといむくんいむくん言っとるけど、お前あの子のなんやねん。…彼氏、???」

やけにあの子の事を気にしているから、特別な関係なんだろう。

んで、あの美貌やし…二人が恋人関係でも別に違和感は無い。

初兎「なっ、、/////かれっ、、、!!!//////」

んぉ??図星?

威風「え、あたった??」

初兎「っなわけあるかぁああああああ!!///////」

威風「こぇでか…。えなんなんその反応?好きなん?これ?好きピなん??」

そう言って威風は小指を立てた。

初兎「おまっ、、ホントに、、、」


騎恋「あーあーそこまで!!!いむと初兎ちゃんは従兄弟関係!!お母さん同士が姉妹なの!!」

威風「…ほぉー、、、で、好きんなっちゃったと。」

初兎「だからちゃうて!!!誰が弟に手ェ出すねん。あの子は俺の大切な家族で…それに、好きな人は、もっと他に、、ちゃんと…/////////」

…へー、、、

今まで悪態吐きまくられてたからあんまり気付かへんかったけど、よう見ると可愛い顔してんな。

頬をピンクに染めるその仕草は年相応に見えて可愛らしかった。

、まあでも、あの子の方が綺麗やったな…。

俺のせいで部屋に閉じ籠るって、まあ、目の前であんな事起きたんや。そりゃショックよな…

初兎「…勘違いすんなよ。あくまでいむくんが落ち込んどるのはお前を‘‘殺してしまった’’からや。」

殺した??俺が刺されたのはアイツで、いむ?では無かったけど、、

威風「別に俺なんもされてへんけど…むしろ助かったって言うか??」

初兎「…まぁ、今はその解釈でええわ。」


…てか今更だけど、無傷?亡骸?

威風「あのぉ、さっきから思てんけど、俺の亡骸だろ墓があるだの、どゆこと?俺生きてるよね??あと、俺の記憶が正しければ横腹の…そう、この辺に、でっかいドスかなんかで刺された跡がある筈。あと、足に氷の破片とか。」

騎恋&初兎「、、、、、??」

騎恋「ぃや、笑。さっきも言った通り、ここに運ばれて来た時君は無傷で、冷たくなってた筈だよ笑。」

初兎「頭でも打って可笑しくなったんちゃう、、??」


威風「無傷で冷たく、、??俺、一回死にかけたんやろ??」

騎恋「死にかけたって言うか、『死んだ』んだよ。」

威風「…は、、、、??ぃや、さっきの墓がどうとか、ギャグやろ?」

初兎「…お前、能力者の自覚無いんか、、これまでよう生きてこれたな。」

威風「え?何が??」

初兎「外、見てみぃ。」

言われた通りに指差された方向を病室の窓から見下ろすと、大量の墓石が立てられている一角があった。

初兎「あん中にお前のも、、他のも入っとる。」

よく目を凝らすと、確かに「青凪威風」と書かれた真新しい墓石あった。

自分の墓を見るだなんて、なんだか不思議な感覚だ。

そっか。

俺一回死んだんだ。

初兎「…なんや、気持ち悪いくらい冷静やな。」

威風「まあ、人間死ぬ時きゃ死ぬしな。」

そう言うと初兎の眉間のシワが更に深くなった。

騎恋「、本部に申請してない能力者は、希少価値が高いんだ。良くてオークション、悪くて人身売買、…人体実験に使われる事もあるんだよ、?普通、血液検査とかで解るもんだと思うんだけど、、、、、」

何も無いように上手く振る舞っているが、恐らくこの場に居る全員が俺の事を気味悪がっている。

昔からそうだ。

初兎「お前、もしかしたら‘’後天的能力開花者‘’かもな。」

騎恋「!?いや、今年はもう二人も居るじゃん!!!そんなホイホイ出るもんじゃ無いでしょそれって!!!」

初兎「でも考えてるみぃ、完全な死。この世の絶対的な理すら壊す禁忌の使い手やで、?不死身なんて能力。聞いたことある、、??」

騎恋「いや、、、、でも、、、、、、」


騎恋「…うん。なんかごめんね?色々、困っちゃったよね」

威風「いや…俺は別に全然、、。」

騎恋「今日は俺らもう行っちゃうけど、明日も来るから!多分検査とかあって、大変だと思う。だから速めに寝なね」



騎恋「後、もう一つだけ、」


『もっと、我儘になって良いからね、??』

何故か彼は、それをとても悲しそうに口にした。



威風「?、、、、おん!ありがとな!!」

初兎「、、、」

ガラガラガラ…

ないこはヒラヒラと手を振り、初兎は無愛想に病室から出て行った。




威風「、、。」

我儘って、、…なんやろう。



初兎「ないちゃん。俺、やっぱアイツ嫌いや。」

騎恋「えー!仲良く出来そうなのにー、なんでそう思ったの??」

初兎「自分を大切にしない奴が、他人を大事に出来るとは思えん…」

騎恋「それはぁ、、、体験談??」

初兎「…かもな、笑」

騎恋「まあ、ちょっと距離感じるよね~」


聞いてもうたんや。いむくんから、アイツの目が、犯人を取り押さえた時に

「俺ごと貫け」って、言ってたんだって、

だから僕は、自己犠牲が美しいと、正しいと思い込んどる、アイツみたいなんが大嫌いや。


騎恋「お前、ホントに優しいよ。」

初兎「…黙れアホ。」

ゲシッ

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