コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
父さんは茶碗と箸を持ちながら、忍び笑いをしている。
「いつまで笑ってるの?」
「いや、だってよ……くくく」
「お父さん、笑いすぎだよ」
「ダメだ。外行ってくる」
「あっ、ちょっと。まだ途中だよ!?」
海花(みか)の制止も聞かず、父さんは家を出てしまった。
「もう、せっかく作ったのに、失礼だよ」
「ほんと失礼だよ」
空太(くうた)と海花は、同時にため息をつく。
「で、お兄ちゃんは、そのほっぺたどうしたの?」
「気になる?」
「そりゃそうだよ。ケンカでもしたの? 殴り合い? 青春バトル?」
「青春バトルって、なに?」
「さぁ? でも、お父さんには言いたくないんでしょ?」
「妹にも言いたくないけどね」
「あっ、じゃあ、恋愛絡みなんだ!」
空太はギクッと反応してしまう。
「恋愛なんて、まだまだ全然わからないけど、この前、お兄ちゃんがしてくれたみたいに、力になりた******************
***************
****************
************
*******
*******
*******************
********