テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
「私は…離れたくないです」
『…そうか』
「無理なお願いですが… せめて、
今夜くらいは…」
菊はそう言いながら首筋から 頬に
頬から口に 接物をする
クチュ…クチュ…
されるがままに 舌を絡める
俺は…菊から放たれる落ち着く香りに
酔ってしまったのだろうか
舌が解けたとき、唾液が重力に従う
「蘭さん…」
『…』
無意識のうちに俺は菊の後頭部を撫でた
菊の手が下へゆっくりと下がる
雰囲気に流されるように前戯を始める
『…ツ/』
顔を横に背ける
「 何故そっぽ向いているのですか?♡」
『…本田 お前わかって言ってるだろ 』
「あらら、バレちゃいましたか」
「そっぽ向かなくても、
今晩は月明かりがないので、
表情は見えませんよ」
身体が葬られていること、 普段より
息が荒いことが自覚できるようになる
「蘭さん 痛くないように
力を抜いてください」
身体と同時に心まで繋がっている気がした
「…動きますよ」
『…おう』
パン…♡パン…♡
『…/』
大きな手が菊の背中に回る
「蘭さん…//」
パン♡…パン パン♡、パン♡
『…ツ、ハァ…/』
「声を出しても構いませんよ♡?」
『そんなッ 女々しいこと…
出来るわけッ…ないだろ…』
パン…パン♡…パチュ…パチュ♡…
『…フッ、 ゥ…///』
ガリッ
首筋に噛み付く
『いッ…』
「これでヨーロッパで何があろうと、
蘭さんは私のものです♡」
さっきの痛みを上書きするかのように
菊は優しく口づけをする
パチュ♡パチュ♡パチュ♡パチュ♡
『…ッ菊、はやッ … ー〜!〜〜ー///』
ピュルルルル…
「蘭さん…♡♡♡」
パチュパチュパチュパチュ♡
ピュルルル…
『わ…悪い…///布団が…』
「大丈夫ですよ
その為に 2つ敷いたのですから…」
湿度の高い部屋で、一夜を共にした
コメント
1件
第5話、読み終えました……。 菊の「蘭さんは私のものです」っていう執着の言葉、すごく刺さりました。首筋に噛みつくシーン、痛みと愛情が混ざり合ってて、なんだか切なくなる。蘭さんの無意識に背中に手を回すところとか、拒みながらも身を委ねてる感じがめちゃくちゃリアルで……。 ふたりだけの湿度の高い夜の空気感、すごく丁寧に描かれてるなって思いました。続きも気になります。