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コメント
3件
うわぁぁぁっ! 尊いっ!なんでこんなにいい作品が思いつくのかねぇ憧れるーっ!
いや〜、2話で既にこんな重いの来る? 支配的だったいるまが「行かないで」って泣き崩れるギャップやばすぎるわ。しかもそれ、なつを繋ぎ止めるための計算入ってるっぽいのがまた……。なつの「バカ。どこにも行かねーよ」って台詞、優しさが逆に鎖になってる感じで胸がギュッてなった。このバランス保てるの? 続きマジで気になる🔥
「……いい加減にしろよ! どこに行くのも、誰と話すのもお前の許可が必要なんて、おかしいだろ!」なつの怒声が、夜の静かなリビングに響いた。
手元にあったクッションを投げつけ、なつは玄関へ向かおうとする。
もう耐えられない、という限界のサイン。
でも、背後で聞こえた「音」に、なつは足を止めざるを得なかった。
「……あ、……あぁ…………」
それは、聞いたこともないような、いるまの掠れた声だった。
振り返ると、そこには床に膝をつき、自分の頭を抱え込むようにして震えているいるまの姿があった。
「いるま……?」
「行かないで……なつ、行かないでくれ……。俺を一人にしないで……」
さっきまでの支配的な態度はどこへやら、いるまの瞳には絶望の色が濃く浮かび、呼吸が目に見えて乱れている。
なつがたった一歩、ドアに近づいただけで、彼の世界は音を立てて崩れ去ってしまったみたいだ。
「……お前、……何なんだよ、急に……」
なつが戸惑いながらも歩み寄ると、いるまはすがりつくように、なつの腰に両腕を回した。
骨が軋むほどの強い力。離したら二度と捕まえられないと怯える、子供のような必死さ。
「……俺が悪かった。何でもする、言うことも聞く。だから、嫌いにならないで……。なつがいない世界なんて、俺には暗闇と同じなんだ……」
「……っ、いるま……苦しいって……」
「なつ……なつ……愛してる、愛してるんだ……。お願いだ、俺のそばにいて。俺を捨てないで……っ」
いるまの涙が、なつのシャツを濡らしていく。
ヤンデレな独占欲の裏側に隠されていたのは、なつを失うことへの、狂気にも似た「恐怖」だった。
なつは溜息をつき、逃げ出そうとしていた足を止めた。
震えている背中にそっと手を回すと、いるまは安心したように、さらに深く顔を埋めてくる。
「……バカ。……どこにも行かねーよ。……お前がこんなにボロボロなんだから、放っておけるわけねーだろ」
なつのその言葉に、いるまは微かに口角を上げた。
泣きながら、怯えながら。それでも、なつを自分に縛り付けるための「絆」を手に入れたことに、歪んだ喜びを感じている。
「……本当? ずっと、俺だけのなつでいてくれる?」
暗闇の中で、いるまの瞳が怪しく光る。
なつは、自分を縛る鎖がさらに重くなったことを知りながら、その熱から逃げることができなかった。
虚 無 天 .
4,786
薬 チャン ❕ 💭
80