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私は透夜 雪月(とうや ゆずき)

私は小さい頃から誰かを探していた。誰を探しているのか、私にも分からなかった。でも確かに思っていた事がある。


早く会いたい




誰に会いたいんだろう。こんな話を皆にした事はない。きっと皆信じてくれないだろうし、でもそれはまだ小学校の頃の話で中学生になってからはそんな感情を感じることも無かった。


でも、新しく別のクラスへ転校してきたという。入間 美雪(いるま みゆ)ちゃんを初めて見た時、私は思った



(あぁ、あの子だ)と

あの子が誰かなんて分からない。でも美雪ちゃんを離してはいけないと、                そう直感で思った

それから私はことある事に、美雪ちゃんのクラスへ行き話しかけた。そのうち、次第に私達の関係にはある1つの名前が出来た。                       それは



友達と言う、2文字の関係だった


わたしと美雪ちゃんはそれ以来ずっと仲良しで、高校1年になった私は美雪ちゃんと同じクラスになった。とても嬉しかった。その1年はずっと美雪ちゃんと話して、笑って、遊んだ



2年生で別のクラスになってしまった。

ただのクラス変えなのに、




もう会えない


そう思ってしまった。なんだかその日から学校に行くのが怖くなった。美雪ちゃんがいなくなっているんじゃないかと怖くなるのだ。


(いつからこんな感情を持っていたんだろう私が探していたのは美雪ちゃんなのかな)



会いたい


不意にそう思った時には駆け出していた。そして、美雪ちゃんの家へ、どんどんスピードが速くなっていく。

怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い

美雪ちゃんが死んでいるんじゃないか、そう思った。私は向かってきていたトラックに気付かず、はねられた。




はずだった



死んだのかな、そう思って瞼を開ければ、あざやかで、綺麗な紅が広がっていた。あれ?痛くない?私が起き上がると





残酷な程に、紅に染まった綺麗な美雪ちゃんがいた




私は思い出した。あぁ、ごめんなさい。今世は幸せに生きて欲しかったのに、私はまた、















独りなんだ

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