注意
・誤字、脱字あり
・語彙力は遥か彼方へ飛んでいきました。
・ご都合設定
・キャラ崩壊
・季節、時間軸は改変しました。
・原作ガン無視
・ドラエマ推しの方回れ右
それでもいい方はゆっくりしていってね
〜金曜 シロの自宅前〜
数日前ファションヘルスで約束していた通り、ドラケンはシロの家に泊まりに来た。インターフォンを押してから5分後、反応がないと思ったら、バタバタと部屋の中から音が聞こえたと思ったら、ドアが開いた。
シ「ワルイ、反応が遅れタ。」
堅「大丈夫だけどよ、仕事か?」
シ「そォ、昨日急に修正があって急ピッチで仕上げてタ。」
堅「おつかれ」
シ「オウ。まっ上がれヨ。」
堅「ん。」
中に入り奥のリビングへ向かった。リビングへ着くと、シロはオープンキッチンへ、ドラケンはテレビと向かい合ってる4人がけのソファに座った。
シ「ケン坊〜腹ヘッタ?」
今日は東卍の集会があったこともあり、ドラケンが到着した時刻は遅かった。時間帯は既に、7時を回っていた。
堅「あー、まあ減った」
シ「ン、作るから適当に待ってテ」
堅「りょーかい」
ドラケンはテレビを見始め、シロは晩御飯作りに取り掛かった。20分程たった頃、キッチンからカレーのいいニオイがして、食欲をそそられた。
シ「ケン坊コメ盛って」
堅「ん」
ドラケンが盛った米にシロがカレーをかけ、ドラケンが机を拭いた後にシロが料理を並べた。お互い向かい合って座った。
シ「ヨシ、じゃあいただきます。」
堅「いただきます。」
それから他愛のない話をし、ドラケンは2回おかわりをして2人は食事を終えた。ドラケンは洗い物をし、シロは風呂を沸かしに行った。洗い物が終わってから10分程経った頃、風呂が湧いた。順番はなんとなく決まっていてドラケンが先に入った。10分もかからない内にドラケンは上がってきた。
堅「風呂上がった」
シ「オー、ってケン坊チャント湯船浸かったカ?」
堅「あー、浸かった浸かった」
シ「ホントかヨ」
堅「おー、次シロくんだぜ」
シ「話そらしやがったナ…まァいいか、入ってくる。」
堅「おー」
シロは20分程経った頃上がってきた。
シ「アーサッパリ」
堅「………」
何度シロの風呂上がりを見てもドラケンは慣れていなかった。思春期だもの!
その後2人はまったりとソファに座りながらシロセレクトのレンタルDVDで、ベイマックスを見ていた。
堅「……いや、なんでベイマックス?」
シ「ア?いいだろ。見たかったンダヨ」
堅「何歳だよ…」
シ「25デスガなにカ?」
堅「イエナンニモ」
ベイマックスを見終わった後はチャーリーのチョコレート工場を見た。
シ「アーうまそー」
堅「感想ガキかよ」
シ「一度は思うダロ?」
堅「ガキの頃はな」
シ「お前まだガキダロ」
堅「あ?」
シ「イヤ事実」
その後2本程見た後、時刻は12時を回っていたため、歯磨きをし、寝ることにした。
堅「おやすみ」
シ「オー、おやすみケン坊」
挨拶をした後、ドラケンは客室に行き、布団に入った。
ドラケンが眠り入りかけていた頃、ドラケンが寝ていた部屋のドアが開いた。
堅(…シロくん、か?)
シ「………ケン坊、寝てるか…」
小さな声でドラケンが寝ているかシロは確認した。ドラケンは寝たフリをした。シロは確認をした後、そっとドラケンの頭に触れ、優しく撫でた。
堅(?!)
数回撫でた後、シロは手をどけ、立ち上がり、静かに部屋を出ていった。今までも何回かこうした行動を起こしたことはあったが、ドラケンが深い眠りに入った頃だったので、今回、初めてドラケンは気づいた。
堅「……」
ドラケンはシロの行動を不審に思い、身体を起こし、部屋を出た。リビングは電気が消えてて、暗かったが、ふと、ベランダの方に目を向けると月明かりに照らされながら、タバコを吸っているシロの姿があった。
カラカラ(窓を開ける音)
シ「ン?ケン坊、どうした?眠れナイカ?」
堅「あー、まあ」
シ「そうか、チョット待ってられるカ?コレ吸い終わったらホットミルク入れてやるカラ。」
堅「おー、」
シ「スゥーッ、フゥー」
白い髪が黒い夜空を背景に映え、琥珀色の瞳は月明かりに灯され光っているように見えた。
堅「……(ホント、綺麗だよな、この人)」
シ「、フゥー、…ケン坊、煙たいダロ?中で待ってナ。」
堅「、あー、」
シ「…タバコ、吸ってみたいノカ?」
堅「あ?いや、別に、」
シ「そーか、まァ、タバコなんて肺をマックロにするだけだからナ。オススメはシナイ」
堅「じゃあ、なんで吸ってるんだよ、」
シ「ンー、落ち着く、カラ。まァ、俺はシンやオミみたいにパカパカ吸ってないからナ、まだ、マシじゃないカ?」
堅「あー、2人はよく吸ってるよな」
シ「オミは黒龍のときから吸っているカラなげーしナ。ヤメル気ないシ、だから兄妹達にヤニくせーって言われるンダヨ」
堅「特に三途な」
シ「マッ自業自得だワナ。…スゥーッ、フゥー」
話してるときとは打って変わる表情。ふと外を見る横顔は、このまま、夜に溶けて消えてしまいそうだと思った。…マイキー達の、言うとおり、さっさと捕まえちまった方がいいんだろう。だけど、この人は、捕まってくれるのか。この人は、自由を捨てるのだろうか。この人は、ー
堅「……なぁ、シロくん、」
シ「ンー?」
堅「シロくんは、今、恋人、いる?」
シ「急にナンダヨ笑ケン坊もオトシゴロだから気になるンダナー。」
堅「うっせ、で、いる?」
シ「いないヨ。いたら、今、ケン坊のコト泊めれてないダロ。」
堅「…そーだな。…じゃあ、好きな、人、は?」
シ「、イナイヨ」
堅「…そーか、……なぁシロくん、」
シ「…ナンダ?」
堅「好きだ。俺、シロくんのことが、好きだ。」
シ「……」
堅「気づかないフリは、もう、いいよ」
シ「…わかってたカ、」
堅「伊達に10年好きになっちゃいねぇよ」
シ「そーか、」
堅「で、返事は?」
シ「ゴメン、ケン坊の気持ちには、応えられない、」
堅「、理由、聞いてもいいか?」
シ「アァ、単純に恋人をツクル気がねェンダヨ。」
目を背けられた。…いつも、隠すの、もっと、上手いだろうが。なのに、こういうときだけ、わかりやすい。…諦めさせたいんだろうな。だけどな、さっきも言ったが、
シ「だから、ケン坊は、可愛い
堅「シロくん」
伊達に10年好きになっちゃいねぇよ
シ「…ナンダ、」
堅「さっきの理由だが、俺自身のことを振ったわけじゃねえだろ。誰に告白されても同じ答えだと捉えることができる。」
シロ「…何が言いタイ」
堅「俺にまだチャンスはある」
シ「…は?いや、恋人ツクル気ねェって
堅「だから俺を恋人にする気にさせればいい話だろ。この程度で諦めてたら東卍の副総長の名が腐るワ。」
シ「この程度…」
堅「っし、じゃあこれからはどんどん、口説いてくから。覚悟しろよ。」
シ「???」
堅「じゃ、おやすみ」
カラカラ(窓を閉める音)
シ「(ポカーン)……フッ、ハハハ笑はァ、覚悟しろ、か、それで気が済むならイイ、カ、」
愉快そうに浮かべる表情の瞳の奥は、揺れていた。
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