かっぱっぱー史実が元ネタだけど、全然なかった設定も出てくるよ〜ん。
あと前回のタイトル、、、いやなんでも無い。
それでは〜本編へ〜〜!!!!
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前回「街を焼かれ、復讐する事を誓うフランス。辿りついた場所は?」
破 第十八話『酷く残酷な戦争の序曲』
〜大英帝国 帝都・ロンドン〜
キキッ。数日間に渡り、海峡を超え、辿りついた場所は大きな館だった。だが、余り良いと言えないほど不気味な雰囲気を出していた。
大英「お前だけ降りろ。」
フランス「、、、。」
二人が降りると、荷台はどこかへ行ってしまった。大英はそれを見送り、館の方へ歩き出した。フランスも不安と憎悪を持ちながらそれに従った。
重い空気。
そんな空気にイギリスが口を開いた。
大英「これからお前は国家機密で、特殊兵士になってもらう。」
フランス「、、、?」(国家機密?)
大英「そして今日からここで訓練を受けてもらう。水泳、射撃、拳術、剣術、長距離移動訓練、それと “殺人術”。」
フランス「!」
大英「ヒト殺しになる覚悟はあるな?あの時お前は戦うと言った。その覚悟を示してもらおう。」
フランス「、、、覚悟は出来てる。」
大英「、、、そうか。じぁ、、、。」
イギリスが微笑みながら、上の方を見てを指差す。
大英「あの窓からここまでどのくらいの距離がある?」
フランス「は?」
大英「答えろ。戦場で戦う時、この位の知識は必要だ。」
フランス「、、、60m?」
大英「不正解だ。ここからあそこまで、80はある。視覚だけで判断するな。そして何より、過信するな。敵もまた、賢い。」
刷り込むようにイギリスはフランスへ言い放った。途中、途中、色んな戦場での役に立つ知識をイギリスはフランスに教えながら、一角の角部屋へ辿りついた。
大英「ここがお前の部屋だ。」
そうゆうと、フランスに鍵を渡した。するとイギリスが思い出したかのように言い放つ。
大英「もし、逃げるなんて行為などしたらこの世から出て行ってもらう。くれぐれも変な気を起こさないように。」
フランス「、、、安心しろ。お前らを殺る気しか無い。」
大英「ハハ、まぁ今日はゆっくり休め。明日からでも訓練が始まる。俺はこれから面談があるから、用があるなら、そこら辺にいる使者に言え。」
そうゆうとイギリスはどこかへ歩いて行ってしまった。
フランス「、、、気持ち悪いな。もっと厳しい奴かと思っていたが、いきなり休めなんて、、、。」
しかし、フランスは数日間に渡りる長い移動で疲れていた。更に今になって、撃たれた足がまた痛みを引き出して来る。我慢の限界に達したフランスは角部屋へ入って行った。
コンコン。そうイギリスはドアをノックした。
大英「入るぞ。」
大本営「、、、随分、遅い登場だな。」
ドアを開けると高嶺の椅子に座っていたのは、日英同盟国の日本の少将だった。
大英「ガキの面倒を見てたんだ。、、、それで、日本の少将がなんのようだ?」
イギリスも椅子に腰を掛けながら問う。
大本営「今回、外交官軍事顧問になり、こちらに送られたんだ。、、、では改めて自己紹介しよう。 大日本帝國、海軍、少将、『日ノ丸昭和』だ。呼び方は日帝でもかなわない。」
大英「字幕が大本営となっているのだが。」
大本営「メタい事をゆうな、英国。」
大英「、、、では日帝と呼ばせて頂こう。」
大本営「あぁ、それがいい。さて、、、本題へ移ろうか。」
大英「、、、あぁ。それで、外交官軍事顧問って言っても何をするんだ?」
大本営「極端に言えばただの海軍の見学さ。思う所が有れば横槍を入れるが。」
大英「成る程。それなら丁度いい、我が軍の主力艦隊は世界上位だ。」
大本営「、、、へぇ、、、、、、。そう言えばお前の見立てはこの度の大戦どうなるんだ?」
しばし、イギリスは俯いて悩んだ。人類初の大戦。正直、予想出来ていなかった。
大英「そうだな、、、消耗戦。ベルギー前線で膠着状態になり思うように事が進まないだろう。更には新兵器への移り目でもあるから、被害の予測が立てられん。」
大本営「成る程。」
大本営、、、日帝は頷いた。
大英「海戦は本当に予想もできない。近頃のドイツ艦隊は力をつけて来ているからな。」
大本営「、、、それならバルト海に閉じ込めればいい。」
大英「現在はその予定だ。 それと、お願いがある。」
大本営「なんだ?」
日帝が不思議そうに顔を傾げると大英は言った。
大英「俺らの祖借地の中国沿岸の商船を保護の為、中国にいるドイツの武装艦船を撃破してくれ。」
大本営「あぁ成る程、 わかった。同盟国として情誼しよう。香港の保護、東アジアからドイツの勢力を駆逐してみせる。」
大英「、、、ここで釘を刺しておくが、中国へ権益の拡張を企てていないだろうな?そうなので有れば支援要請を取り下げるぞ。」
大本営「安心しろ。ドイツを攻略した後、最終的にはその土地は中国へ返還する予定だ。」
大英(、、、予定。)
イギリスは少々日帝を睨みつけた。日帝の行動は南方の植民地への脅威に成り得るからだ。更に海軍の力の上昇はドイツだけでは無い。日帝もその一人なのだ。
大英(もし、、、万が一の事があるとするならば。日帝がこのまま海洋国として列強国となろうので有れば、俺やアメリカでも___ 敵わなくなるかもしれない。)
イギリスは変な冷や汗をかく。そしてどうしようもなくなり微笑んだ。
すると深夜0時の鐘がゴーンと鳴り響く。それはこれからの戦争による悲劇の序曲のようだ。
暗い月夜の光で照らされた部屋。暗闇の中で日帝が少し口角を上げてようにも感じた。イギリスはそれを見て、日帝への信頼と警戒心で情緒がおかしく成りそうだった。
大英「それでは面談はここまでにしよう。俺は寝る。」
大本営「あぁ、お休み。」
イギリスがドアノブに手にかけた時ふっと言った。
大英「、、、。This yellow race is 」
日帝「ハハ!どうとでも言え。」
猫目の日帝がギロッとイギリスを睨みつける。イギリスは振り返り、いつものゲス顔をお見舞いしてやった。再度、イギリスはドアノブに手をかけ退室した。夜の部屋に日帝、一人だけの時間が訪れた。日帝はそんな時間に溶け込んだように脱力した。
大本営「、、、はぁ〜‼︎もう嫌だ!彼奴と居ると疲れる。、、、はぁ、白人対黄色人の戦いが始まらなければいいのだが、、、。」
皮肉にもそれが命中するとはこの時思いもよらなかった。
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〜翌朝〜
〜ブリテン島 帝都・ロンドン とある館〜
大英「、、、第一次世界大戦か、、、一体、、、どれ程の犠牲者が出るのだろう?」
ブリカs((イギリスは窓の外を眺めながらあ紅茶を楽しんでいた。
アイルランド「、、、珍しいわね。貴方がそんなに悩むなんて。」
アイルランドが疑問に思う。今までプライドだけで覇権国家に成り上がったこいつが悩んでいるのだから。
大英「あぁまぁな、、、。今は財政難だし、植民地が独立しようものなら資源の枯渇するから、より戦闘が長期化してしまう。」
アイルランド「へへ〜そうなんだ〜それならいっその事私を独立s」
大英「断る。」
アイルランド「チッあんな事しておいてそんな態度かよ。いつか絶対に殺してやる。」
大英「、、、心の声漏れてるぞ。」
アイルランド飢饉の事など一番イギリスへの恨みを持つ感情はアイルランドが絶対に上位だろう。二人はそんな皮肉の事を日常に混ぜている。
アイルランド「あらやだ。口が滑ってしまいましたわ。」
大英「、、、こいつ。」
優雅なティータイムの香りが部屋に飽和していていい感じの空気。だったのにアイルランドによって壊されたので多少イギリスはイラついた。淹れてくれたのはアイルランドだが。
大英「、、、まぁ戦争により紅茶の味が渋くなるのも時間の問題だな。」
アイルランド「えぇそうね、、、。」
二人は東側についている窓の遠く先を見つめた。
大英「ライヒ・ドイツ。お前の首が跳ねるのは何年後になるだろう?」
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破 第十八話『酷く残酷な戦争の序曲』 完
次回から大本営の字幕を日帝にします!
それではまた戦場で。
コメント
2件
日帝(大本営)、英帝が居なくなった後が白人が苦手そうな反応でなんか好き!