💜 s i d e …
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目「…ん…」
深「…蓮…!」
ゆっくり目を覚ました 。
良かった 、
生きてた 、
って安心したのも束の間 。
目「…えっ…と、誰ですか…?」
深「…ぇ…?」
真剣な顔でそう言う 。
ふざけてる訳じゃない 。
本当に俺の事が分からないんだ 。
佐「…蓮、やっぱり…」
目「佐久間くん、この人誰ですか…?」
佐「え、俺っちのこと…覚えてるの…?」
目「…はい。」
村「じゃ、じゃあ僕は…?」
目「ラウールでしょ?忘れる訳ないじゃん笑」
向「俺は…?」
目「康二。」
渡「…俺も覚えてんの?」
目「ん?うん、翔太くん…どうしたの?笑」
皆 俺は俺は、 って覚えてるか確認する 。
ついに俺の番だ 。
さっきは冗談のつもりだったのかも しれない 。
深「…俺…は…、、?」
目「……分からないです。」
はっきり言われた 。
泣きそうになった涙を堪えた 。
深「そっか……。」
目「…ごめんなさい…」
深「…良いよ。」
目「…けど、大事な人のような気がします。」
目「本当は忘れちゃいけない…」
目「…凄く大切な人。」
深「…うん、そっか…」
当たってるよ 。
忘れないでほしかった 。
約束したじゃんか 。
ずっと 、 大好き 。
ずっと 愛してるよ 、 って 。
堪えきれなくなった涙が 、
ひとつ 、またひとつと 零れる 。
目「…ぁ…えっ、と…」
深「…ごめん、気にしないで…?わら」
嘘の笑顔なんて 、
蓮の前で見せたくなかった 。
蓮の前では 嘘偽りのない 。
ありのままの俺を 見せたかった 。
けど 、 もう今の蓮は 、
あの蓮じゃない 。
俺には他人みたいに接して 、
他のみんなには 優しくって 、、
そんなの耐えきれなくて
深「飲み物買ってくるわ…!わら」
そう言って、病室を出た 。
…
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蓮が楽しそうに話す 。
いつもの蓮だって 、 安心したいけどできない 。
何でって 、、
ふっかの事を 忘れちゃってるから 。
本当は 今すぐにでも 怒鳴りたい 。
なんで大切な人の事 、 忘れちゃうんだよ 、、
なんで 傷付けるんだよ 、、 って 。
けど蓮も 、 目を覚ましたばかりで 疲れてる 。
あんまり詰めるのも 可哀想だ 。
目「…皆、心配掛けてごめん。」
岩「…大丈夫だよ。」
岩「お前が無事で良かった。」
目「…あのさ、、」
目「…さっきの人って誰、、?」
岩「…深澤。」
渡「お前が忘れちゃいけない奴だろ…」
宮「……っ、、」
目「…やっぱり…」
目「…俺と、深澤…さん?って」
目「…どういう関係…?」
佐「…ただのメンバーじゃない。」
目「…じゃあ…?」
阿「…恋人だよ。」
阿「ふっかとめめは恋人だったの。」
目「…あの人と俺が、恋人…?」
向「…忘れてもたん、、?全部…」
村「…ふっかさんとの思い出…全部、、?」
目「…ぇ……っ、、」
…
🖤 s i d e …
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思い出したい 。
思い出さなきゃいけない 。
思い出さなきゃいけない 、 大切な人 。
けど 、 思い出そうとする度に 。
劈くように頭痛が来る 。
思い出しちゃいけない人…?
思い出さなきゃいけない人…?
貴方はどっちなんですか …?
でもきっと 、、
思い出さなきゃ いけない人だ 。
目「…俺、あの人の記憶…取り戻したい…」
目「…あの人を悲しませたくない…」
宮「…協力するよ。」
岩「…ちゃんと思い出せよ。」
目「…うん。」
大丈夫、きっとすぐに思い出せる 。
だから、待っててね 。
深澤さん 。
…
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飲み物を買って
病室に戻る足が重い 。
蓮は俺の事を覚えてない 。
だったら蓮のそばに居ない方がいいのかな 。
けど、ずっと一緒に居たい 。
離れるなんて 考えたくない 。
でもそれは俺だけの思い 。
蓮はどう思ってるか分からない 。
知らない人に支える 、なんて言われたって
ただただ 気持ち悪いだけだ 。
無理して記憶を思い出させたくもない 。
だったら 俺が身を引くしかないのかな 。
その方が 蓮にとっても幸せだよな 。
深「…蓮がどれだけ忘れても…」
深「…俺は蓮との思い出…ずっと覚えるから…」
深「…俺は絶対…忘れたりしないから…」
だから、、
まだ信じていたい 。
きっと 記憶が無くたって 、
俺達なら やり直せるんじゃないかって 。
信じたいから 。
深「…ずっと大好きだよ。」
そう呟いて病室に入った 。
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二 話 ー 。
い い ね 多 過 ぎ て び っ く り
有 難 う ご ざ い ま す っ !
次 ♥ ✕ 1 0 で 。
昼 書 き ま 〜 す 。
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