TellerNovel

テラーノベル

アプリでサクサク楽しめる

テラーノベル(Teller Novel)

タイトル、作家名、タグで検索

ストーリーを書く

シェアするシェアする
報告する


💜 s i d e …

_____________




目「…ん…」


深「…蓮…!」



ゆっくり目を覚ました 。

良かった 、

生きてた 、

って安心したのも束の間 。



目「…えっ…と、誰ですか…?」


深「…ぇ…?」



真剣な顔でそう言う 。

ふざけてる訳じゃない 。

本当に俺の事が分からないんだ 。



佐「…蓮、やっぱり…」

目「佐久間くん、この人誰ですか…?」

佐「え、俺っちのこと…覚えてるの…?」


目「…はい。」


村「じゃ、じゃあ僕は…?」

目「ラウールでしょ?忘れる訳ないじゃん笑」


向「俺は…?」

目「康二。」


渡「…俺も覚えてんの?」

目「ん?うん、翔太くん…どうしたの?笑」



皆 俺は俺は、 って覚えてるか確認する 。

ついに俺の番だ 。

さっきは冗談のつもりだったのかも しれない 。




深「…俺…は…、、?」


目「……分からないです。」



はっきり言われた 。

泣きそうになった涙を堪えた 。



深「そっか……。」


目「…ごめんなさい…」


深「…良いよ。」


目「…けど、大事な人のような気がします。」

目「本当は忘れちゃいけない…」

目「…凄く大切な人。」



深「…うん、そっか…」



当たってるよ 。

忘れないでほしかった 。

約束したじゃんか 。

ずっと 、 大好き 。

ずっと 愛してるよ 、 って 。


堪えきれなくなった涙が 、

ひとつ 、またひとつと 零れる 。



目「…ぁ…えっ、と…」

深「…ごめん、気にしないで…?わら」



嘘の笑顔なんて 、

蓮の前で見せたくなかった 。

蓮の前では 嘘偽りのない 。

ありのままの俺を 見せたかった 。


けど 、 もう今の蓮は 、

あの蓮じゃない 。

俺には他人みたいに接して 、

他のみんなには 優しくって 、、

そんなの耐えきれなくて


深「飲み物買ってくるわ…!わら」


そう言って、病室を出た 。



💗 s i d e …

_____________



蓮が楽しそうに話す 。

いつもの蓮だって 、 安心したいけどできない 。

何でって 、、

ふっかの事を 忘れちゃってるから 。

本当は 今すぐにでも 怒鳴りたい 。



なんで大切な人の事 、 忘れちゃうんだよ 、、

なんで 傷付けるんだよ 、、 って 。

けど蓮も 、 目を覚ましたばかりで 疲れてる 。

あんまり詰めるのも 可哀想だ 。


目「…皆、心配掛けてごめん。」


岩「…大丈夫だよ。」

岩「お前が無事で良かった。」


目「…あのさ、、」

目「…さっきの人って誰、、?」


岩「…深澤。」

渡「お前が忘れちゃいけない奴だろ…」


宮「……っ、、」


目「…やっぱり…」

目「…俺と、深澤…さん?って」

目「…どういう関係…?」


佐「…ただのメンバーじゃない。」


目「…じゃあ…?」


阿「…恋人だよ。」

阿「ふっかとめめは恋人だったの。」


目「…あの人と俺が、恋人…?」


向「…忘れてもたん、、?全部…」


村「…ふっかさんとの思い出…全部、、?」


目「…ぇ……っ、、」




🖤 s i d e …

_____________


思い出したい 。

思い出さなきゃいけない 。

思い出さなきゃいけない 、 大切な人 。


けど 、 思い出そうとする度に 。

劈くように頭痛が来る 。


思い出しちゃいけない人…?

思い出さなきゃいけない人…?


貴方はどっちなんですか …?


でもきっと 、、

思い出さなきゃ いけない人だ 。



目「…俺、あの人の記憶…取り戻したい…」

目「…あの人を悲しませたくない…」


宮「…協力するよ。」


岩「…ちゃんと思い出せよ。」


目「…うん。」


大丈夫、きっとすぐに思い出せる 。

だから、待っててね 。


深澤さん 。



💜 s i d e …

_____________



飲み物を買って

病室に戻る足が重い 。


蓮は俺の事を覚えてない 。

だったら蓮のそばに居ない方がいいのかな 。


けど、ずっと一緒に居たい 。

離れるなんて 考えたくない 。


でもそれは俺だけの思い 。

蓮はどう思ってるか分からない 。

知らない人に支える 、なんて言われたって

ただただ 気持ち悪いだけだ 。

無理して記憶を思い出させたくもない 。

だったら 俺が身を引くしかないのかな 。

その方が 蓮にとっても幸せだよな 。



深「…蓮がどれだけ忘れても…」

深「…俺は蓮との思い出…ずっと覚えるから…」

深「…俺は絶対…忘れたりしないから…」



だから、、

まだ信じていたい 。

きっと 記憶が無くたって 、

俺達なら やり直せるんじゃないかって 。

信じたいから 。



深「…ずっと大好きだよ。」



そう呟いて病室に入った 。




_____________


二 話 ー 。

い い ね 多 過 ぎ て び っ く り

有 難 う ご ざ い ま す っ !

次 ♥ ✕ 1 0 で 。

昼 書 き ま 〜 す 。


_____________

〜 君 の 記 憶 〜

作品ページ作品ページ
次の話を読む

この作品はいかがでしたか?

1,004

コメント

2

ユーザー
チャット小説はテラーノベルアプリをインストール
テラーノベルのスクリーンショット
テラーノベル

電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい!がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。

Apple StoreGoogle Play Store
本棚

ホーム

本棚

検索

ストーリーを書く
本棚

通知

本棚

本棚