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⚠注意
これは捏造です。捏造の塊です。
中の人は文章を書くのが下手です。誤字・脱字の可能性があります。
政治的意思、実際の国々とは関係ありません。
それでもいい人だけいってらっしゃい。
たくさんのいいね&フォローありがとうございます♡気付いたらめっちゃ増えてる、嬉しい(泣)
ア「いい天気ですね、お父様!」
先日贈った服を着ているアメリカは随分と嬉しそうだ。私の前方を走り、時折こちらに太陽のような笑顔を向けてくる。正直眩しすぎて目を覆いたくなる程だ…
ア「あ!お父様、あっちあっち〜」
イ「ア、アメリカ、あまり離れないように…っ!」
遠ざかって行くアメリカを慌てて追いかけようとすると、向かいの通行人とぶつかってしまい、勢いのまま地面に倒れ込む。
イ「す、すみませ…」
そう言って立ち上がろうとすると目の前の男性が手を差し伸べてきた。逆光で顔は見えないが、こちらを見下ろすエメラルドグリーンにはどこか見覚えがある気がした。
?「…?どうした?ほら」
イ「…!あ、いえ、お構いなく…い”っ」
自力で立ち上がろうと手を地面に力を込めると手首から鈍い痛みを感じ、また座り込んでしまった。
イ(ああ、こんなことなら手でも繋いでおけば良かった…)
トホホ…と落胆していると男が「チッ…」と舌打ちをしたのが聞こえた。なんですか、手助けはいらないと分からないのですか?ほっといてください。
?「はあ…」
イ「え、ちょっ…!」
突然男は私の腰に腕を回し、抱え上げるように私の体を優しく起こした。あまりに自然な動作で反応が遅れ、男の胸に倒れ込む。
イ「………?…〜〜〜〜〜〜っ!?!?」
思わず離れようとするも強い力で腰を掴まれており全く身動きが取れない、なんなんだこいつはっ!!
イ「ちょっ…いい加減にっ…!」
頭突きでも食らわせようかと相手の顔を見るとエメラルドの瞳と真っ直ぐ目が合った。その勢いで押し黙ってしまい、開いた口は言葉を紡がない。男は私の左手首を掴み、シャツの袖を捲る。すると今朝はまだマシだった手首が紫色に腫れていた。
イ「え…」
?「…怪我してんじゃねぇか、ならそう言えよ」
先日オスマンに掴まれた手首が先程転んだことで更に悪化したのだろう。全く…嫌なことを思い出した。思わず手首を擦っていると、男は赤いタオルを取り出し私の手首に巻きつけていく。親指と人差し指の間を器用に括らせ、痛みの無いよう優しく結び上げた。
?「これで少しはマシだろう」
イ「…あ」
ホントだ…手の全体に少し圧迫感を与えているからか手首の痛みはほとんど感じない、彼の所作からしてかなり手慣れているようだ。兵士か何かだろうか?
イ「えっと、あr「じゃ、もう行くわ」」
男は最後に私の頭に手を置き、一撫ですると耳元でこう囁いた。
?「近いうちにまた会おう」
イ「!?」
そのまま男は振り返ることなく去って行った。また会おう?何のことだ…?……ちょっと待った、何か忘れているような…
イ「ハッ、アメリカ…!」
少し走った先にアメリカは居た。野良の黒猫と戯れており、半分呆れながらも安心してしまったのは気の所為だろう…。そのままアメリカの手を掴み、真顔で顔を接近させる。
イ「やっと見つけましたよアメリカ」
ア「あ…お、お父様…(汗)」
イ「はぁ…手を繋いで行きましょう」
ア「…!はい!」
何をニコニコしてるんですか、私は怒ってるんですよ?
イ「どうも、本日はこの子の戸籍を確認してもらいたいのですが」
アメリカと共にやって来たのは役所、元孤児である彼をちゃんと引き取るには正式に戸籍に親子の記録を残さなければならない。名簿を探してもらっている間、近くの椅子で並んで待機する。アメリカは大人しく座っているが、緊張しているのかソワソワした様子だ。さっきまではあんなに走り回っていたのに…
イ「すぐですよ、終わったら買い物に行きましょう」
そう言うとアメリカは嬉しそうに目を輝かせる。まあこの年頃だから欲しいもののひとつやふたつくらいはありますよね、そんなことを考えていると先程の人が資料を持ってこちらにやって来た。
「あの…その子の戸籍ですが…見つかりませんでした…」
イ「え?」
「恐らく本当の親御さんたちが登録していなかったのでしょう、どうします?」
イ「……………」
ア『なあ…親父…』
イ『……』
ア『親父は…俺のこと…愛してた?』
イ『…………』
アメリカが”独立した日”…彼が最初に訪ねてきた時、こんなことを聞かれた記憶がある。
イ『…そんなことを聞いてどうするのですか?』
ア『っ…!』
イ『私にとって、”愛”など紛い物でしかない…愛という名前がつくだけでそれによる暴力も罵詈雑言も綺麗に飾られる…そもそも私たちの間にそんなもの最初から無かったでしょう…聞きたいことはそれだけですか?』
ア『……っ!!!』
彼はあの時、どんな顔をしていたんでしたっけ…
イ「………アメリカ、行きましょう」
ア「え?」
椅子から立ち上がり、出口へと真っ直ぐ歩く。
ア「お、お父様!どうかしたのですか?」
イ「……私が間違っていました」
ア「え?」
イ「アメリカ、貴方を孤児院に預けることにします」
ア「…え?」
前回私はこの子を引き取ったが、それをアメリカは快く思っていなかっただろう。それもその筈、私は”息子達”に裕福な暮らしはさせたが、ほとんどほったらかしていた。彼らがどれだけ野外で問題を起こしても、屋敷の中を散らかしても…私が普通の親だったら怒ったり叱ったりできただろうが…私にはできない。彼が親からの愛情を望んでいるのなら…私たちは離れるべきだ。私は…この子が望んでいるような親にはなれない…
イ「安心して下さい、すぐに引き取って貰えるよう私が何とかしますので。養父母が見つかるまでは孤児院での暮らしも全て私が保障します。だから…「いやだ!!!!」…!?」
思わず振り向くとアメリカは俯いて、肩を震わせていた。困惑しているとアメリカは私のコートの裾を掴む。私はその場でしゃがみ込み、アメリカに声をかけた。
イ「ア、アメリカ…?」
ア「いやだ…いやです…」
イ「…アメリカ、もっと良い親が見つかる筈です。私では…」
ア「僕は!…僕は…お父様と会えて…嬉しかった…」
イ「…!」
ア「…温かいスープや柔らかいベッドよりも…僕は…僕はっ…お父様にあの日、見つけてもらえたことが、傘を差し出してくれたことがっ…何より嬉しかった!!」
イ「……」
ア「他でもないあなたが見つけてくれた…僕は…それをなかったことにはしたくない…だから…お父様…お父様の為なら、何だってしますから…どうかっ、お願いします…」
ア「お父様の傍にっ、いさせて下さいっ…!」
顔を上げたアメリカの両眼には大粒の涙が浮かんでいた。私は目を見開き、何とも言えない感情が渦巻くのを感じる。アメリカのこんな泣き顔を見たのは初めてかもしれない…
イ「………」
あ…今なら少しは、わかるかもしれない…あの時、アメリカが望んでいた本当の応えが…
イ「…アメリカ、」
ア「…っ!…お父、様…?」
気づけば私はアメリカを抱き締めていた。らしくない…でも、どうしてもこうしなければならない気がしたのだ…未来の彼と向き合わなかった後悔なのか、ただの責任感なのかはわからない…ただ、もうあの傷付いた彼の顔をこれ以上見たくはなかった…
イ「………後悔しますよ」
ア「…!…いいえ、しません」
アメリカは私の背中に小さな腕を回し、ギュッと抱きついてくる。子供特有かじんわりとした温かみを感じた。
ア「僕はっ、お父様に出会えて…本当によかったと思っています」
イ「………」
ア「僕を見つけてくれて、ありがとうございます」
イ(…アメリカ、私は…貴方が思っているよりもずっと…酷い奴なんです…私には…心が無いのです、死んでいるんです…だから、未来の貴方に酷いことを言ってしまった…それが悪いことだとさえ気づけなかった…私は…誰かの親になる資格など無いのです…でも、もし貴方が望むなら…
貴方が”独立する日”まで、傍にいましょう)
?「はあ〜あ、接触するつもりはなかったんだがな…あれが”あの男”の息子だなんて本当なのか?まあ確かに顔はよく似てるけどよ…」
昔親父とよく海の奪い合いをしていた”あの男”が憎かった。親父と親父の海を荒らしに荒らしたあの男が…死んでくれて精々したが、息子であるあいつが新たな脅威にならないかと注視していた…が、その心配は要らないかもな。むしろ、からかい甲斐があって可愛い奴だった。
?「ハハッ…次会うのが楽しみだよ、英帝」
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