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『街を守る長達と転生した白と黒の少女』
アルカトリスはノヴァ達と共に大戦の準備を進める為東西南北に居る長達に声をかけ自分の館に招いた、そして館で保護したとある少女の事も長達に報せる為でもある。
―北の街クラエス家客間―
アルカトリス:東西南北の長達集まってくれてありがとう…と言っても…僕達だけだけどね。
瑠里:アルト、その話はしない約束でしょ…紗奈さんと黄泉さんはもういないのだから…
東の街の長 瑠里―ルリ―
彼女は海に近い東の街を治める若き長、普段は海から街を見守る人魚だが、東西南北の会議がある時等は陸の少女の姿になる。
シキ:黄泉と紗奈は西の街をよく治めてくれてたよな。子宝にも恵まれ将来幸せになると誰もが思っていたけど…大戦で命を落とした…現在は青薔薇屋敷が西の街を治めてくれてると聞いてる。
南の街の長 シキ
彼は炎龍神の青年で南の街を治める若き長、アルカトリスと瑠里とは幼馴染でありる。
西の街の長 十六夜紗奈、西の街の長補佐兼十六夜家当主、十六夜黄泉
紗奈は西の街の長であり式神を扱う事ができる十六夜ノ巫女である。黄泉とは夫婦で澪と湊と言う兄弟の母親である。
黄泉は長である紗奈を支える為十六夜家当主でありながら補佐として陰ながらサポートをしていた男性、澪と湊にとって父親である。
この2人に関しては第一次魔獣大戦によって命を落とした、両親の後を引き継ぎ兄澪は幼い湊を養いながら孤児院で西の街の長、十六夜家当主、魔法騎士団初代副団長を務めていた。彼もまた第一次魔獣大戦によって恋人、騎士団魔法医療学士紅 里愛と共に命を落とし魂は天界へと導かれそこでロゼリア、ノエルと出会い”死に戻り“と言う形で現世に戻り紅姫と湊を見守り力を貸す存在となっている。
アルカトリス:そこでだ、僕から一つ提案があるんだ。
瑠里・シキ:?
アルカトリス:この子を新たに西の街長として迎えないか?
アルカトリスは自分の側に居た少女に目を向ける。
瑠里とシキは驚きを隠せないでいた。
瑠里:ちょっと待ってアルトこの子ってまさか…
シキ:おいおい、マジかよ兄弟…この子まかさあの“浄化ノ大天使”様じゃ…
アルカトリス:そのまさかだよ。この方は正真正銘“浄化ノ大天使アリス”様本人だよ。さぁ、アリス様事の経緯を二人にもお話しいただけますか?
アリスと呼ばれた少女は瑠里とシキにお辞儀をした後口を開く。
アリス:瑠里、シキ…驚かせてごめんなさい…この様な形で貴方達と再会を果たす事になってしまって本当にごめんなさい。
シキ:そんな事ないよ。アリスその姿になれたって事は無事アリサに見つからずに転生を果たせた証拠だ。
アリス:ありがとう、シキ…そうですね…私は大天使の姿の時に最後の浄化ノ力で優里達を守り一度は魂は天界へと戻りましたそしてこの時まで転生の機会を伺いこの日この時から転生を経て普通の少女としてアルカトリスと接触してアリスだと明かし今に至りました。
瑠里:転生したまでは良かったけど…浄化ノ力は健在なの?
アリス:時間は掛かりますが浄化ノ力は回復しつつあります。
シキ:良かった、良かった。
アルカトリス:アリスが浄化ノ力の回復に専念してもらいつつ西の街の長を務めてもらう形になるけど二人共賛成かな?
瑠里:異論はないわ。
シキ:瑠里と同じく異論はないし歓迎するよ。アリス。
新たに西の街の長として迎えられたアリスは長の責務を全うしつつ浄化ノ力を回復する事となり長会議は閉幕した。
一方―不夜屋敷地下―
アリサ:はぁ…不夜の力…つまり冥府の力を使い切ってしまった今…冥王の力を借り転生を果たしたは良いが…この少女の姿では何も出来ん…暫くは不夜の力を回復するまでこの地下に籠るか…手下達お前達に青薔薇屋敷の者達の邪魔を頼むぞ。
手下達:御意、アリサ様の仰せのままに…
リオ:(ハデスの予感は当たっていた様だ…まさかアリスに続きアリサまで転生を果たしてしまうなんて…)
リオは自身のうちに居るハデスの予感を聞き地下へ赴いていた。最悪の予感を目撃し気づいかれる前に姿を消し伝書鳩を両親と青薔薇屋敷へと飛ばすのだった。