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ド社
3!
🍚⛄️
幼児化
ご本人様とは一切関係ありません
「ん、おらふくん??」
朝目が覚めて、一番に愛しき恋人を探す。これが毎日のルーティンだ。
朝に弱い恋人は大抵俺が目を覚ますときには隣ですやすやと寝息を立てているのだが今日は見つからない。
寝坊でもしたかと、スマホで時間を確認するが時刻は8時ちょうど。
YouTuberである自分たちにしては規則正しい時間だ。
「んんぅ?」
おらふくんを探しに行こうとベットを下りるとベットの下ら辺をモゾモゾと動く影を見つけた。最初はむぎかそらかと思ったがどうも違うらしい。
「おらふくん??」
壁にぶつかったのか痛いといつもより高い声が耳に届く
「ん、こめさぁん?」
「え、」
布団から出てきたおらふくんはいつもよりも小さかった。
これは比喩では無い。
ほんとに普段の何倍も小さい。
元から童顔な顔立ちだし、
身長も高い方では無い
そう、おらふくんは元々子供みたいな可愛さをもってる。
でも今日は本当に子供なのだ。
何を言ってるのか自分でもわからない。
だけどこれが事実。
「おらふくんどうしたの、それ」
「んーー?」
質問しても答えてはくれない。
記憶があるだけで中身はほんとに子供らしい
「で、なんでおれ?」
「…慣れてそうだったから、」
妹は居るがさすがにこの年の子を一人で見るのは気が引けてなんとなく連絡したのは好青年。
この子に彼女が居たとか子供がいるとか、そんな話は全く知らないがとりあえず来てもらった。
そもそも俺の知り合いに子供が居る人少ないしなんなら遠方だし…
「あ!おんりー!!」
おんりーが来たのが分かったのかリビングから走ってくるおらふくん。
どうして持ってきたのかわからない昔の俺の服を着せてるがサイズはまだ少し大きい。
「おんりー!おんりー!」
「なぁに?」
「おなかすいたー!」
「なんも食べてないの?」
「いや、さっき起きたから」
「なんか作ろうか」
「お願いします…」
おんりーちゃんが朝ごはん兼昼ごはんを作ってくれ、3人で美味しく食べた。
皿洗いをしているとリビングから楽しそうな声が聞こえる
おんりーちゃんはやはり面倒見がいいらしくおらふくんも楽しそうに遊んでる。
1時はどうなるかと思ったけどこれなら大丈夫そうだ。
「ん、どうしたの?」
「おんりぃだっこ」
「眠くなっちゃった?」
「うん……」
「寝ちゃった?」
「うん。」
「布団持ってくるよ」
寝室から小さい掛け布団を持っていきおらふくんにかけてあげる。
「おらふくん寝ちゃったし仕事でもしてきたら?」
「ああ、うん。ありがとう」
さすが好青年と言うべきか相変わらず気が使える。
おんりーちゃんの優しさに甘えて仕事部屋に行く事にした。
🍌
「んんぅ」
「?おらふくん起きた?」
おらふくんは起きてから周りをキョロキョロと見て何かを探しているようだった。
「おらふくん、何か探してるの?」
「こめさん、、」
「こめしょーならお仕事中だよ」
「おしごと?」
寂しいのか今にもなきそうなおらふくん。
「会いに行く?」
「…うん」
こめしょーの部屋のドアを3回ノックする。さすがにないとは思うが配信中だったら困るしね。
「どうした?」
「おらふくんが」
おらふくんはこめしょーを、じっと見つめたまま離さない。それだけじゃこめしょーには伝わないよなんて思うけど、可愛いのでそのまま様子を見ることにした。
「…?おらふさん??」
「ん!!」
痺れを切らしたのか両手を広げるおらふくん。さっきは直接俺に言ってきたのになんて笑みを零すがこめしょーは未だになんだか分かって居ないようだ。
「ふふ、抱っこだって」
「え、あぁ、うん。」
こめしょーに抱き抱えられ嬉しそうに抱きつくおらふくん。
「もう大丈夫そうだね」
「うん、ありがとう。」
「じゃあ俺はこれで」
「帰るの?」
「おんりぃ??」
「ん、また撮影でね」
おんりーちゃんが帰ってから数分。寂しくて泣くかななんて思ってたけど意外とそんなこともないらしく、おらふくんは1人でも 上機嫌に遊んでくれている。
「こめさぁん」
「はいはい、なに?」
偶に名前を呼ばれることがあるが、返事をすれば嬉しいそうに笑うだけだ。
こういうところを見てると大人のおらふくんとそっくりだ。
大事な事は言わないし、して欲しいことなんて絶対自分の口から言わない。それでも寂しくて名前を呼ぶおらふくん。
この姿のおらふくんも可愛くて大好きだけど早く元に戻るといいな
⛄️視点
「んんぅ、」
目を覚ますと目の前には大好きな人の顔が広がっていた。
なんだか長い夢を見ていたようで、こめさんの顔を見るのが久しぶりな気がする。
「こめさん、」
なんとなく、自分を見ないその瞳が恋しくなって名前を呼ぶ、
「あ、おらふくんおきた?」
「!?! !…///」
起きてくれたのかと思えばそっと抱きしめられ耳まで赤くなる気がした。
「…え?」
「それ、こっちのセリフなんやけど…///」
「戻った??」
「ん?なにが?」
「なにがって、ほら、その。」
「……?」
「ま、まぁいいや!おらふくんがおらふくんなら!」
「あ、こめさん」
さっきまであんなにくっついていたのに慌てたこめさんに離される。
寝ぼけてたんかな、なんて思うけど少し空いた隙間が寂しいような気がする。
「こめさん、さむぃ」
「暖房でも付ける?てか、起きようか」
「…そうやなくて、」
「なに?」
「……」
「おらふさん?」
「……」
どんなに見つめてもこめさんは何一つ分かってなさそうな瞳で僕を見る。
まぁ、いいか。今はこめさんが僕を見てくれてるんだから
「なんでもない。」
「おらふくん」
「うわぁ!」
急にこめさんに抱き抱えられて変な声が漏れる。
「ちょ!おろして!」
「なんで?してほしかったんでしょ?」
「誰がッ!こんなこと!!」
「はは、かわいい」
「ちょ!こめさん!!」
_今日も変わらぬ平和な1日
短編とは…?
こめおら普通に良いと思うんです。距離感は他と違うし可愛いし、もっと増えてくれ、