次の日。
ユイナ「美樹ちゃ〜ん来たよ〜!!」
伊藤結奈はものすごくグイグイ来る。
いつものベランダに私と、りっこと、結奈ちゃん。
ちょっとまだ何だか気まづくて
持ってたポッキーを1本いる?とあげようとすると
ユイナ「いいの〜?!ありがと〜
でも太っちゃうからやめとく♡」
てへ、のポーズで私に言う。
おおん、ちょいちょいなんかグッと堪えるもんがある子だなぁ?
それは私が太ってるって意味か?おおん?
ちょっと顔に出てたっぽくて
横にいるりっこに肩を叩かれて我に返った。
ありがとうりっこ。
そんなこんなで昼休み。
また来る〜きっと来る〜結奈ちゃん。
ユイナ「美樹ちゃん〜来たよ〜!」
私はいつも、私の席で
りっこが前の席の人の椅子を借りて
お弁当を食べている。
白布くんは前々から太一くんのクラスで
ご飯を食べてる。
ユイナ「あれ〜?白布くんと一緒に食べてないの?」
結奈ちゃんが問いかける。
『あ、白布くんは太一くんと一緒に毎日食べてるよ』
そう言うと、
「えええええ〜!!なんで!?」
と驚く結奈ちゃん。
リアクション大きいな?
『んー、白布くんも友達と一緒にご飯食べたいんじゃないかな』
と、圧がすごいから目を逸らして言うと
ユイナ「ええ〜!変だよ〜彼氏彼女は普通は一緒に食べるもんだよ〜」
そうなの?
知らんかた。
というか、席隣だし、授業中も休み時間も
見れるし⇽
それに帰るの一緒だし
昼休みは友達と過ごしてほしいんだが??
これが普通では??
混乱してると
りっこ「彼氏彼女の関係にも自分の時間大事、って事なんじゃない?」
とりっこがフォローしてくれた。
けど、
ユイナ「ええ〜普通じゃないよっ!
せっかく彼氏彼女なんだからもっと一緒にいる時間大事にしないとっ!!」
と私の手を持って
ユイナ「ほらっ白布くんに一緒に食べよって言いに行こうよ!!ついて行ってあげるから〜」
グイグイ私を引っ張る。
え?え、?
ちょっと?
りっこにどうしよう?とアイコンタクトをすると
ダメだこりゃ、のポーズ。
そのまましぶしぶ、白布くんがいる太一くんの教室へ。
『え〜やだよ』
と私は、大丈夫大丈夫〜彼女なんだし〜と
私の手を引く結奈ちゃん。
白布くんの元にずんずんと歩いて
私を後ろからグイグイ押して言う。
ユイナ「白布く〜ん、彼女が白布くんと一緒にご飯食べたいんだって☆」
『はぁ!?!?』
言ってないんだけどwww
絶対迷惑がられて断られるパターンだって!!
白布くんが私を見た。
そして睨む。
そして一言。
シラブ「むり」
ですよね!!!!
帰りの廊下で結奈ちゃんが気まづそうに
「美樹ちゃん…残念だったね」と私の肩を持って言った。
いやあなたが言うたんちゃうんかい!!!!
(あ、思わず関西弁でつっこんじゃった)
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