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〈血液について〉
・首、内太もも、脇下などを通る動脈を切ると鮮やかな赤の血が勢いよく飛び散る。しかし動脈は脊髄に沿って体の中枢に太い血管が固まっているので、相当の深傷でなければそうそうない。(これは首を切った事例だが、2メートルほど血が飛び散ったらしい。)
・皮膚の近くの切れやすい場所を通る静脈を切るとどす黒い赤がだらりと垂れる。静脈は太い血管が動脈に比べ比較的浅い場所にあるので、首を切って真っ先に溢れるのは、推測の域を出ないがどす黒く弱い流れの血。(試しに手持ちのナイフで切ってみればそれがよくわかる。)(あまりに浅い傷だと実感しづらい。)
・血を赤く見せているのは血色素という、赤血球の中の酸素を運ぶ役割を持つもので、これが多く流れる動脈は鮮明な赤い血が、あまり流れていない静脈はどす黒く綺麗とは言えない血が流れている。( ちなみに血色素には鉄分が含まれており、血が鉄の味を味わわせ匂わせるのも血色素が原因。)
・軟体動物や甲殻類など一部の生物は青い血を持っており、それは血青素という、これも酸素を運ぶ役割を持つ銅を含むものを血に含んでいるため。(銅を含むので、青い地の生物の血を舐めると銅の味がしたり、匂いを嗅ぐと銅の香りなのかもしれない。)
・青色の血の他に透明な血、緑色の血、紫色やピンク色っぽい血などもある。透明は血色素を持たない為で、緑色は胆緑素という老廃物を血液中に多く含む為、紫色やピンク色はへメリトリンというもので酸素を運ぶ為。(へメリトリンは酸素がない場合、透明か薄黄色。)(緑色の血をもつものに多毛類も挙げられるが、彼らの緑色の血の原因はクロロクリオンという呼吸色素にある。これは濃いとどす黒い赤に、薄いと綺麗な緑に見える。)
☆血に色を持たせ、酸素を運ぶもののことを「呼吸色素」という。
★人間豆知識…ヒトは35,000年前に比べ男性が女性寄りになっていっている。詳しくいうと顎や牙、体格など。いつか男女の性差が性器のみになる日もあるのかもしれない。
〈宗教について〉
・宗教はその発祥地で生き凌ぐための術が教えとして書かれることが多く、例えばイスラム教(乾燥帯に多い)は酒を飲むことを禁じ豚を穢れとして遠ざける教えがあるが、これはどちらとも※貴重な食料や水分を節約するため。
・宗教は厳しい戒律を持つものほど一神教に収束する。一神教の神は唯一絶対の最高神であるため、教えを人々は厳守しやすいのだという。
・宗教の分布を見てみるとわかるが、世界でも広く知られている古株の宗教ほど戒律がその宗教の発祥地や根強く信仰されている地での生きる術となりやすいが、新興宗教や規模の小さい宗教は教祖を崇める要素が強すぎて逆に信者をひどく苦しめることとなるデメリットの多い戒律となっている。
※酒は飲めば体がほてり、性欲が増進される。つまり熱さから水を欲し性欲から子作りをしたがる。これでは水は減ってしまうし子供が増えることで食料も一人分が減ってしまうので、酒を禁じたという。豚は牛や羊に比べ乳も売れず毛皮も弱くて使えたものではないし、牛などは牧草を食べるため人との食べ物の区分化ができるが、豚は穀物を好むため人との食べ物の区分化ができない。だというのに前述の通り使い道が少ないので、豚を遠ざけることにした。他にも短足なため移動がとろいから、などもある。
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