コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
私は有之 無子。
元々はいじめられっこだったが今はちゃんと学校に通えてる。前の学校から転校したからもうあのいじめっこに会うことはない。
そう思っていた。
ある日、学校からの帰り道の事…
ドン!
誰かとぶつかってしまった。
「ご、ごめんなさい。怪我は無いですか?」
綺麗な青い髪…どこかで…
「こちらこそ…すみません…」
「「え?」」
ぶつかった子は前の学校のいじめっこ。
霧鳥 千さんだった。
「な、無子?」
相手はとても驚いていた。当たり前だ。
「な、なんで?」
私も驚きを隠せなかった。でも恐怖の方が大きかったと思う。
「無子!……その…ごめんなさい…」
謝ってくれた。
「許して貰えないのは分かってる…」
確かに、千ちゃんには酷いことをされた。今でも腕に傷がついている。でも…
「もう…いいよ」
相手が静かに驚いた。
「な…んで?」
だって…
「私は過去を引きずるよりも未来の方信じたい」
千ちゃんが私の腕を掴んだ。
「こんなに傷だらけにされたのに…許してくれるの?」
「うん」
千ちゃんは若干涙目になっていた。
「ごめんなさい…」
でも…一つ疑問がある。
「なんでここに?」
ここは前の学校から遠く離れている。なんでここに千ちゃんがいるのだろう?
「えっ…と…」
少し言いずらそうにしていたが口を開けた。
「前の学校は…潰れた…」
私は驚きを隠せなかった。
「え!?なんで?」
千ちゃんが口を開けた。
「いじめを2回も隠蔽していたから…」
風ちゃんと私の事だろう…
「そっ…か」
「だから…いじめっこみんなで…転校するの」
ん?ちょっとまてよ…ここに千ちゃんがいるっていうことは…
「みんな…私と同じ学校なんだね…」
千ちゃんが苦笑いをした。
「み、みたいだね~…」
空気が重い…この空気…どうしたらいいの?