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放課後、音楽室。
霧春「なぁ」
蓮「なぁなぁ」
龍介「なぁなぁなぁ」
三方向から一斉に話しかけられる。
「……なに」
彩希「……やな予感する」
敬「この前イルミネーション行ったらしいじゃん?」
「なんで知ってんの!?」
蓮「そりゃあもう」
龍介「情報網がね?」
彩希「……」
彩希が無言で私の袖を掴む。
霧春「でさぁ」
敬「結局どうなの?」
縁介「キス、したの?」
彩希「!!!!!」
「…したよ…。ちょっとだけ」
沈黙。
縁介「よし」
蓮「決まりだな」
敬「はいはい、じゃあ証明してもらおっか」
「はぁ!?」
彩希「な、なにを……」
龍介(満面の笑み)「ここでキス」
一斉に
「「「「「えぇぇぇぇ!?」」」」」
彩希「む、無理無理無理無理!!」
「無理!!絶対無理!!」
縁介「大丈夫大丈夫」
敬「ほっぺでいいから」
「する場所の問題じゃないって!」
彩希は私の方を見て、小さく口を動かした。
彩希(……どうする?)
(どうするって……!)
顔が熱い。周りはニヤニヤ。逃げ場ゼロ。
彩希「……ほ、ほっぺなら……」
「っ⁉⁉⁉」
言った瞬間、
「「「「おぉぉぉぉ!!」」」」
彩希「……」
彩希が一歩近づく。次の瞬間。
一瞬。
ほんとに一瞬。
なのに。
「「「「「うわああああああ!!」」」」」
「尊い!!」
「見てはいけないものを見た!!」
「俺の目ぇぇ!!」
……一番赤くなってたのは、男子だった。
彩希「……っ///」
彩希は顔を両手で覆って、そのまましゃがみこむ。
彩希「……無理……死ぬ……」
「……」