あの後医者による検査で魔力欠損が治るという奇跡が起こった。ロートはシャルロットが治したと言う事を隠してくれた、もちろんナシードに口止めもしてくれた。
シャル「俺たちは先に行ってます」
ロート「シャルロットもロイも、気をつけていくのよ」
シャル「はい」
ロイ「はい!」
シャル「お母様、俺が治したってこと隠してくださって本当にありがとうございます…」
ロート「気にしなくていいのよ、貴方が嫌そうにしてたから言わなかっただけですから」
ロート「学園生活楽しんでね」
シャル「はい!ありがとうございました!」
あの日医者が「誰が治したのですか!?」とロートに聞いたのだ、もし本当に治せる人がいるならば医師は知りたいはずだ。ただシャルロットは自分が治せることをあまり言って欲しくなかった。その事に気づいたロートが名前を出す寸前で止まり「何故か分からない、突然身体が軽くなったの。」そう言ってくれた。
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馬車に揺られ学園の正門に着いた、人は新入生に溢れており続々と大広間(日本で言う体育館)に集まっていく。シャルロットとロイもその流れに身を任せて大広間へと向かった。
全員が大広間に並べられている椅子に座りゴーン、と繰り返される時計の音が鳴るとコツコツと音を立て歩いてきた。
ミルアーナ「初めまして皆様、私はこの学園の校長、ミルアーナと申します」
ミルアーナ「メルーデル学園に入学おめでとうございます。皆様に会えたこと心より嬉しく思えます」
その後校長ミルアーナによる話が少し続き、ナシードとロートがでてきた。
ロート「皆様、ご入学おめでとうございます。私はこのメルーデル王国女王ロート・メルーデルです。」
ナシード「君達、入学おめでとう、儂はメルーデル王国、王ナシード・メルーデルだ」
ロートは丁寧な挨拶をしスカートの袖を持ち綺麗な礼をした、に対して頭など下げる気がないナシードは突っ立ったまま挨拶をした。
「え、ロート様って魔力欠損になったんじゃ?」
「メルーデル引き取られた聖人様が治したんだよ!」
「私達聖人様と同じ学校なんだ!」
「まぁ、犯罪者の闇魔法使いもいるけどな」
ボソボソと喋る新入生は聴こえていないと思っているのだろうか?モロに聞こえている。
ミルアーナが咳払いをし、さっきまで喋っていた人達はすぐに静かになった。
ミルアーナ「ごほん、それではメルーデル学園の生徒会長を変わります」
メルーデル王国生徒会長
ルイス・サルーム・レイート
本来であればレイート国の学園にいるはずだが、時期王として、他の国との交流のためメルーデル王国に在籍している。
ルイスは本来のシャルロットの好きな人だ
シャルロットは何度か国のパーティーでルイスとあっておりその時には好きになっていた、自分を見た目で嫌わない真実な彼に。
でもルイスは違った、突然メルーデル家に次男としてきた聖人、ロイに一目惚れをした。 パーティーの際、いつもはシャルロットの横に来てくれるはずのルイスはロイの横に行ったのだ。これが少しでもシャルロットに挨拶をしてくれたらここまで拗れなかったのかもしれない
シャルロットには少ししか見せなかった笑顔を、ロイにはすぐさま見せたのだ。ルイスは基本表情が動かない、だから笑いかけてくれない事はなんとも思わなかった。その笑顔がロイに向くまでは
シャルロットはそれが寂しくて悔しくて辛かった、それでロイを虐めてしまった。
ルイス「新入生の皆様、初めまして私はルイス・サムール・レイート」
ルイス「隣国、レイート王国の王子です」
6年間ある学園生活で、3年にして生徒会長に成り上がった天才だ。
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シャル「クラスは、Aクラスか」
こういうのは大抵強さのランク順とか有り得る組み分けなのだがこの小説はそうでは無い、日本の学校と同じただの組み分けだ。
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・シャルロット・ウィル・メルーデル
・ロイ・メルーデル
(ここは小説と同じ、と
「え、生徒会長がなんでここに」
「ルイス様だわ!」
(??なんの騒ぎだ
ルイス「ロイ!」
女子生徒の黄色い声の理由がわかった、1年の教室にいるはずもない3年の生徒会長、ルイスが入ってきたからだ。シャルロットには目もくれずロイが座っている席に近づいた。
(流石に挨拶はしようよ!人としてどうなの!
流石にちょっと怒である。
シャル「はぁ…とりあえずここから始まるロイのハーレムに巻き込まれないようにしないと…」
ルイス「ん、ああシャル、久しぶりだね」
シャル「ええ、そうですね。お久しぶりです」
ルイス「なんか素っ気ないね?どうしたんの?」
シャル「いえー、そんなことはありませんよー」
(まぁ中身が俺だからルイスに撫で声で話さないし…
ルイス「ふーん、まっいいや、それよりロイ、今日一緒に昼食を取らないかい?」
ロイ「は、はい!もちろんです、シャルロットは?」
シャル「俺はいいよ、2人で行って来てください」
ルイス「?…じゃあロイお昼に迎えに来るね」
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その日は授業はなく寮の説明、他の教室屋食堂の案内が行われ荷解きをするために早めに終わった。
寮
6年間、学園の寮で暮らす。1部屋につき2人
ルカ「おれはルカ、よろしくなシャルロット様」
シャル「様はいらない、好きな呼び方でいいよ」
ルカ「そう?じゃあシャル、よろしくな」
ニコニコと、よく表情が動く人だな、碧の知り合いに似てる…元気にしてるかな。
ルカ「シャル、隈すごいな?」
シャル「5年間調べ物するのに徹夜してたからな」
ルカ「5年!?その調べ物は終わったのか?」
シャル「うん、もう終わってる」
ルカ「お疲れ様」
ニコ、と笑いシャルロットの頭を撫でた。
シャル「ふふ、ありがとう」
荷解きをしながら世間話をしてその日は就寝した。
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一応ルカの顔をぴくるーで考えました
ルカ(ルーカル・ファスト)
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4話 エンド 12⁄1
ルイス×シャル(碧)も考えたけどシャル(碧)はシャルロットの話を聞かないで処刑したルイスに怒だからくっつきそうにないァ。
ルカ×シャル(碧)もいいんですよね
創作なのでまだまだ詰め込みます。
キャラが増え過ぎて…口調が分からなくなって来ちゃいました😭
コメント
3件
ルカさんとシャルさんの組み合わせ、素敵ですね!続きを楽しみにしています。 ·͜·♡.*゜