「ふ、不思議? ですか、あたし」
不思議ちゃん属性はないつもりだったけど、何かおかしな言動してしまったんだろうか。
「ええ。周りを気にせず感情のままに振舞っているかと思えば、不意に鋭い洞察力を見せる」
「鋭い……って! そ、そんなことないです」
あたしは慌てて両手を振った。
獅子神さんの視線がビシバシ感じられて、何だかむずむずする。
「獅子神さんの方こそ、何だか不思議です」
「私が?」
獅子神さんは意外そうな声を上げた。
「だって、事故の処理とか手慣れてたし……応急処置、満点だってお医者さんが褒めてたし」
「……多少、心得があるだけです」
「そうなんですか? すごく頼りになりました。カッコよかったです」
「っ!」
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