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ジジジジジジ。


5月1日。11:34


自身のスマホに映し出された数字に驚く。


「 うわ…遅刻… 」


完全に決まった遅刻に溜息をもらす。


「 家族は…だれも居ないよね…流石に…てか12:00になったら冬帰ってくるじゃん… 」


やっぱり頼りない兄だな…俺…


そして、遅刻を焦る訳でもなく用意を始める。


遅刻が決まったのなら、少しゆっくり行っても問題は無いだろう。


顔を洗って制服を着て、練習着を持って。家を出る。


「 ふぁ…ねむ…もう昼なのに… 」


5月にしては少し日差しが強い気がする。


「 …昼飯、食ってくればよかった。 」


コンビニで何か買って行こうと思ったけど、食べていけば良かった…


コンビニ行くまで腹減る。








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