息が少し整ってきて、胸の上のしょっぴーが見上げてくる
「こーじは俺のってわかった?」
その瞳が少し曇っているのは、まだ変わらずだ
(どうしたもんかなぁ)
「わかった。わかったから、もう解いて?」
「ん」
「あーもう、跡ついてるし」
「俺のって証でしょ?」
「はいはい、まったく。こんなことせんでも、俺はずっとしょっぴーのものやで?」
ちゅっ、と軽く口付けをすると、少しだけ安心したような顔をする
(んー、ちょっとおふざけでもしてみるか?)
「しょっぴー、ロープもういいでしょ?こっちに貸して」
「ん」
差し出してきた手を引っ張り、しょっぴーの両手首にタオルを巻いて、その上からロープで縛る
「ちょ、なんで」
「こんな悪いことする子にはお仕置きせんと」
グイッと引っ張ってしょっぴーを押し倒し、両手を結んだ縄の先をベットにくくりつける
「やだ、こーじ」
「やったら、俺の腰に巻きついてるこの足はなんなん?」
覆い被さる俺の腰に絡まる足を撫であげれば、ふいっとそっぽを向く
「…………しらない」
手が使えないから赤くなった頬も耳も丸見えだ
「素直に言えない子は、悪い子やねぇ」
赤くなった耳に口を寄せて、少し低めの声で囁く
「っ!……悪い子じゃないもん」
期待の光を宿した瞳で下から睨み上げられて、まんまと煽られる
「しょっぴー、それわざと?」
「………ふん」
「ほんま……知らへんで」
また少し突き出した唇を強く吸うと、自ら口を開けてくる
「んぅう、ぁ」
開いた口にすかさず舌をねび込めば、しょっぴーも舌を差し出してくる
腰に回った足にも力が入って引き寄せられる
(ほんと、煽り上手やねんから)
「さっきのしょっぴー、ものすごーく可愛かったで」
「な、にが」
「リードするのは慣れてないもんなぁ〜、辿々しくて唆られたわ」
「うるさ」
「口が悪いで」
憎まれ口を叩くしょっぴーの顔を横に向けて耳を舐めると、腰がびくりと反応する
耳全体にかぶりつき、穴に舌を差し込んでグチュグチュと音を立てて愛撫すれば、一際高い嬌声があがる
「あっん!こーじ、それ、だめ……ふぅんっ」
「これ好きやもんなぁ、音が響いて興奮するやろ?」
「ちがっ、もん!……ん、やぁ」
「ふぅん?」
耳からは口を離して、声が漏れて開いた口に指を突っ込むと、素直にぴちゃぴちゃと音を立てて舐めてくる
「ん、ぁ、んむ、んちゅ」
赤い舌を見せつけるように舐め、誘い込むように好戦的な視線を向けてくる
(今日はえらい積極的やな)
口ではイヤイヤと言うくせに、目線も仕草も態度もシテシテだ
ぐいっと舌を指で掴んで出させても、嫌な顔はせずに首を傾げる
「んぁ?」
こんなことしても嫌がらないなんて、今までになかった
(積極的というより焦りやな、これは)
「しょっぴー、今日どうしたん?」
「…………別に」
手を離して問いただした瞬間、また瞳の奥が曇る
(やっぱこれは絶対なんかあったなぁ……でも、1回ぐずぐずにせんと無理か)
こうなったら、とことん愛してあげるしかない
「まぁ、ええわ。しょっぴー、ちゅーしよか」
顔を近づければ舌を出して首を伸ばしてくる
「そんなに焦らんでもちゃんとしたるから」
両手で頬を包み込んで、深く深くキスをする
コメント
3件
最高過ぎます😭 🧡の💙への想い方が本当に好き😍続き楽しみにして読み返しております!!
生♡♡♡〜。更新待ち遠しくて、ふて寝してます😆