テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
ピーナッツ
420
23
memi(めみ)
209
🦍(独身)↔🍆 🐷🐱
御本人様とは関係しません。
あくまでもフィクションです。
ご了承下さい。
『罠』の続編です。
登場人物に間男が出ます。
ご注意下さい。
今回は🦍さんと🍆さんのダブル視点となります。
(🦍さん視点)
夜の帷が完全に閉じられるまで、あと1刻を切った…。
俺とMENとネコおじは、22階のエレベーター前でホテルスタッフが来るのを待っていると…
「大丈夫ですかね?うまくいきますかね?あぁ…心配しかない…。それにしても…あのスタッフ、ちゃんと来ますかね?裏切ったりはしないかな?あー…ぼんさんが心配だ…」
と矢継ぎ早に不安の言葉を重ねるネコおじ。
「…大丈夫だよ、ネコおじ。絶対成功させてぼんさんを救い出そう。それに…あのスタッフが来なければ、ホテル側にも責任問題にまで発展するんだし…まぁ、このホテル未来は……無いよ」
とネコおじを安心させる言葉とこのホテルの行く末を伝え…
「もしスタッフが来なかったり、この作戦が失敗した時は……」
低い天井を見上げなから、息をスゥーっと吐き…
「全部潰すよ…何もかも…」
あくまでも冷徹に言い放つ。
「ヒャーーッ! ドズさん…コワッ」
と半分ふざけながらも、この場の雰囲気を少しでも和らげようとするMEN。
「…えぇ…、そうですね。そうならない様にする為にも……頑張らないと…」
と覚悟した様に応えるネコおじ。
「やってやりますか!」
とこれから起こす作戦に意欲をみせるMEN。
俺は沸き立つ怒りやぼんさんを早く救出したいという気持ちを抑えながら、俺達はホテルスタッフが到着するのを待った…。
ちなみに…まぐ兄さんにはS部長の部下を探し出して、これからの作戦を実行してほしいとお願いして、 部下探しの為…パーティ会場へ戻ってもらった。
暫くすると、ホテルスタッフが上着3着と帽子・工具箱を持って現れた。
「お待たせして、申し訳ありません」
一礼して俺達の前に立ち、持ってきた小道具を見せる。
「一応…作業着2着と帽子と…フロントが着用する上着です。あと、工具箱もあった方が良いかな?と思いまして、こちらもお持ちしましたが…いかがでしょう?」
と準備してくれた小道具を俺達に渡す。
「ありがとうございます。大丈夫だと思います」
と伝え、これからの作戦の為…俺とMENは作業着と帽子を…ネコおじはフロントが着用する上着をそれぞれ着用することにした。
俺は動画などで何かと世間に面が割れているので帽子で顔を隠す為にも作業員として潜入し、 MENはパーティー会場で奴に面が割れているかもしれないので、俺と同じ様に帽子と作業着で作業員に扮してもらう。
ネコおじは面が割れていない上に、声色を変えて話をする事ができるので、フロントの上着を着てホテルマンとして扮してもらう。
「よし…じゃあ、みんな。それぞれの役割…頼むね」
とお願いすると、MENとネコおじは静かに頷いた。
しかし…隣に立つホテルスタッフは、緊張で小さく肩を震わせていた。
少しでも安心させるように、俺はホテルスタッフの肩に手を置いて…
「怯える必要はありません。あなたはただ、いつも通りに自分の仕事をして下さい。あとは、僕達が全てを終わらせます」
スタッフは深く息を吐き出し、意を決したように頷く。
「分かりました。部屋は2210です。先に私がお客様をお呼びしますので…」
「…分かりました」
その時、俺の携帯にまぐ兄さんから連絡が入る…。
俺は急いで通話ボタンを押すと…
「ドズルさん?部下いたよ!確保した!」
と一報が届く。
「まぐ兄さんありがとうございます」
「ついでに、ヒカちゃんやGzKさん、米将がMENやぼんさんを探している時に出会してね…、今までの事情を話したら僕達も協力したいって言ってくれてるんだけど…、どうする?」
……ありがたい。やっぱ仲間ってイイなぁ。みんなホントに優しい…。嬉し過ぎるよ…。
「本当ですか?!スゴく有り難いです。ぜひお願いしたいです」
「了解!」
「じゃあ、まぐ兄さん。ヒカックさんと代わってもらえますか?この作戦の具体的な説明と、とある役をお願いしたいので…」
とお願いすると…
「分かった。ヒカちゃん。ドズルさんが話したいって…」
とまぐ兄さんはヒカックさんを呼び、代わってもらった。
「ドズさん?ヒカックです」
「ヒカックさん、協力ありがとう。ぜひ頼みたい役があるんだ」
「何でしょう?何でも言って下さい。力になりますよ」
「助かるよ…。じゃあヒカックさんには……」
と作戦内容を具体的に話し…とある役をお願いした。
電話先で『…はい…はい…あぁ…なるほど…』とヒカックさんは内容を理解してもらえた様で…
「分かりました!任せて下さい。最初は部下の方に話をしてもらって、切の良いところで電話を代わって、僕が上手く話をします。何なら米将やGにもバックアップしてもらいますので…こちらの心配は大丈夫ですよ」
と快諾してくれた。こういう時のヒカックさんは、本当に心強い…。
「みんな…ありがとう。ホント感謝する。このお礼はいつかするから…」
と心の底から感謝を伝えると…
「いやいや…ドズルさんにはいつもお世話になってるから、お礼なんか要らないですよ。それに…そいつの事…マジ許せないっすよ。ドズルさん、この作戦絶対成功させてぼんさんを救い出しましょう」
「嬉しいよ…。本当にありがとう。じゃあ、そっちの作戦は、僕達が部屋の前に着いたらメールするから、その10分後に始めてほしい…」
「分かりました。任せて下さい」
「じゃあ頼んだ…宜しくね」
と通話を切る。
MENとネコおじ、ホテルスタッフにもヒカックさん達の協力についても話しをした。
2人共嬉しそうに微笑み、「よっしゃ!やるか」と気合いが入る…。
……ぼんさん…今すぐ助けに行きます。
どうか…どうか…無事でいて下さい!
「よし、作戦開始だ。行こう!」
俺達は目的の場所へ進む為、廊下の闇へと歩み出す…。
俺の瞳から完全に温度が消え去り、代わりに冷徹な闘志が宿った。
(🍆さん視点)
「っん……」
脳の奥を抑えつけていた透明な重石が、唐突に消失した…。
まだ重いまぶたを持ち上げると、天井の木目が冷ややかに俺を見下ろしている…。
身体は重く…、頭の芯だけが妙に冴え渡っていく感覚が、酷く忌々しかった。
「お目覚めかい?」
途端に、耳の奥へ滑り込んでくる奴の声…、俺は弾かれたように目を開けた。
「……?!」
気怠い身体を起き上がらせようとした時…身体に違和感を感じた。
……縛られている?
脳の理解が、身体の感覚に追いつかない。
「嘘だろ」と呟こうとした声は、カサカサに乾いた喉に張り付いて音にならなかった。
自由を奪われた両腕を引き剥がそうとするが、厚手のバスタオルは容赦なく肉に食い込み、身体に力が入らず、ただ関節が悲鳴をあげるだけだった。
頭上のヘッドボードか、それともベッドの支柱か。何かに厳重に結びつけられた結び目は、ビクともしない。
睡眠薬の残滓でぐらぐらと揺れる視界のなか、心臓の音だけが耳の奥で、狂ったようなテンポで暴れ始めた。
「ふふふ…暫くは抵抗できないよ。だって…、君に飲ませた薬は目と耳、意識だけを覚まさせて、口や手足…身体の自由を奪う効果があるからね… 」
奴は昏い愉悦を瞳に宿して俺の顔を覗き込んできた。
言われた言葉の意味を確かめる為、俺は自分の身体に意識を向けた。
しかし…奴の言うとおり、指先一つ、唇の端一つ動かせないでいた…。
まるで自分の身体が、冷たく重い鉛の様に変わってしまった感じがした…。
「…っ、……!」
叫ぼうとしても、喉の奥からかすれた呼気すら漏れない。
只々、心臓の鼓動だけが、早鐘のようにうるさく鳴り響いている。
その音が、目の前の男に聞こえのではないかと錯覚するかの様に…。
「無駄だよ。声を出すための筋肉も、完全に眠らせてあるからね」
長い指先が、俺の頬をゆっくりと滑り落ち、顎のラインをなぞった。
その指の温度は驚くほど冷たいのに、触れられた皮膚からは、じっとりとした嫌な熱が広がっていく。
… 部屋を薄暗く照らす間接照明とその 天井の色… …、そして俺を見下ろす奴の細められた目の揺らめきまでが、恐ろしいほどの解像度で脳に焼き付いて……恐怖心が増す…。
「そんなに怯えた目をしないでくれ。私はただ、君を傷つけたい訳じゃないんだ。むしろ逆だよ。こうして何にも邪魔されず、私の言葉だけを聞いて、私だけを見てほしいだけなんだから…ね」
ニヤけながら呟く声が耳元に吹き付けられ、鼓膜を直接揺らす…。
意識が冴え渡っているからこそ、状況の絶望感と、これから始まる何かへの恐怖感が、容赦なく俺を蝕んでいく…。
「さあ…楽しもうか。夜は長い…。これから私と君との忘れられない思い出を一緒に刻むんだから…」
奴の口角が上がった瞬間、冷たい指先が俺のこめかみに触れ、そのまま頬を優しく梳ように滑り落ちた。
愛おしいものを愛撫するような手つき…
それがかえって、俺の背筋に凍り付くような戦慄を走らせる。
『やめろ!触るな』
俺は奴を睨みつけ、できる限りの去勢を張るが…当然相手には効果がなく…
「 まずは、お互いの距離をもう少し縮めよう。…あぁ、そんな目で私を拒絶しないでくれ。せっかくの綺麗な瞳が台無しだよ」
奴はベッドの端に腰を下ろすと、ゆっくりと上着を脱ぎ、床に滑り落とした。
衣類が擦れ合う微かな音が、静寂の満ちた部屋にやけに大きく響く。
俺は必死に、体に命令を送り続けた。
『動け!頼むから動いてくれ。指一本でも、爪の先だけでもいい…』
だが、神経の繋がりを完全に断たれたかのように、身体はただの物言わぬ器として…そこに横たわっている。
「君のその恐怖に歪んだ瞳。そして…、必死に抵抗しようと冷たくなっている綺麗な色白の肌……最高だよ。言葉を交わせないのが少し寂しいが…、その分、君の『沈黙の叫び』が、私の脳をこんなにも昂らせる…」
相手の手が、今度は俺の胸元へと伸びてきた。
Tシャツをまくり上げ、滑り込んだ手のひらが、俺の肌に直接触れる。
心臓が破裂しそうなほどに跳ねるのを、相手は手の平を通じて楽しそうに感じ取っていた。
「聞こえてくるよ…君の心臓の音が…。私を恐れ、私を意識している音が。これなら、声なんてなくても十分に会話ができていると思わないかい?」
耳元で囁かれる甘い毒のような声…。
俺はただ、天井の一点を見つめながら、これから訪れるであろう長い夜の蹂躙を、冴え渡る意識の中で受け入れるしかなかった。
『気持ち悪い…やめろ!…イヤだ!…やめてくれ。誰か…助けて…。ドズさん…ドズさん……』
涙が一筋、耳の後ろへと伝い落ちていく…。
相手はそれを、実になめらかな手つきで指先ですくい取り、自らの舌先へと運んだ。
その時だった。
ーーピンポーン。
静寂に包まれていた部屋に、助け舟とも言える呼び鈴が鳴り響いた…。
コメント
2件
ぶれんさんコメントありがとうございます😊✨ ドキドキして頂けて嬉しいです❗️😆 続きが不安ですが…頑張ります(*´ω`*)
展開にドキドキしてます...!!すごく好きです(●´ω`●)✨✨