テラーノベル
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中 エルフ 人間
生きる為には食料が無いと生きていけない。エルフは少し食べなくても平気だが、人間はそうはいかない。
お金もいつか底を尽きる。その時は、どうすればいいのだろうか。
「こんなに家に帰ってないの、初めてかも。」
「帰りたいのか?」
「ううん、帰りたくないよ。それにハルちゃんを残して帰るなんて無理だよ。」
「、、、食料、買ってくるよ。」
「ふふっ照れてるの?私も行くよ。」
「、、、照れてなんかない。」
随分と心が開けてきた。初めて会った時よりも居心地が良い、気がする。
「お金、無くなっちゃったね。」
「そうだな。」
「ハルちゃんは、少し食べなくても大丈夫なんでしょう?」
「そうだけど、立花は食べないと死ぬんだろう。」
「ハルちゃんさ、私に一緒に逃げよう、って言ってたよね。」
「、、、うん。」
「なら、本当に逃げちゃおうよ。この世界から。」
「それは、、、一緒に死のうって言ってるのか?」
「そうだよ。」
「、、、」
「冗談よ、ごめんね。」
「いいよ。」
「え?」
「お前と、立花と一緒に死んでやる。この世界ごと捨てて、逃げるんだ。」
「本当に、良いの?」
「立花となら、どこでも良いよ。」
「ふふっハルちゃんなら、そう言うと思った。」
中 ハルナ 夏妃
人間は一週間食べなくても生きていける。
エルフは二週間だ。
夏妃はもう随分と何も口にしていない、少し痩せてきている。
「髪、随分と伸びたね」
「ああ、もう背中まであるな。」
「エルフは伸びる速度が早いんだっけ。」
「そうだ、だから少しでも伸びたら切られてた。この長さまでくるのは初めて。」
「そっか、似合ってるね。」
「冗談だろ。」
「本当よ。本当に、綺麗。」
「、、、そうかよ。」
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