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あけましておめでとうございます!
2026年もちまちまやっていこうと思います。
先日完結しました「英日帝♀→???」
の続編となります。
一話だけチャットノベルで掲載しましたが
こちらの方がやりやすいのであげ直します。
イギリスと日帝の子供達の物語となります。
前作品の「???」に入る言葉をぜひ考えてみてください。(答えはありません)
今回は学園物です。チャットノベルの方をご覧になった方も追加の情報があるので見直すことをおすすめします。
⚠︎自衛はしっかりお願いします
注意
英日帝♀の続編(見た方が分かりやすい)
CPなし(微アメ日、他出す時は言います)
kiss、きょうだい、親子、親友表現あり
都道府県ヒューマンズがいます
政治的意図なし
第一話
差し込んでくる光が眩しくて目を覚ました。
おかしいなと思って部屋の窓に目を向けると
昨晩閉めたはずのカーテンが全開になっていた。
「あーっ!またカーテンが!勝手に開けないでって言ってるじゃん!」
またかと思ってそばにいた侍女に文句を言った。
「いけませんよ日本様。日の光を浴びないと。それに貴方の名は太陽に因んでいるのですから余計にです。」
「親が勝手に決めた名前じゃん…」
この口うるさい人は東京。母様お気に入りの侍女だ。
僕も小さい頃からお世話になっている。
「そんなことより朝食が出来上がっていますよ。お嬢様もお待ちです。」
「日本遅い!時間ギリギリじゃん!」
部屋を出て螺旋状の階段を駆け降りると、
食堂ですでににゃぽん姉さんが食事をとっていた。
「大丈夫大丈夫、姉さんと違ってすぐ準備終わるから。」
「私が遅いって言いたいの?どーせ今日も東京に起こしてもらったくせに!はぁ…」
「間に合えばいいんだよ間に合えば」
毎日同じような会話や生活をしているが、今日は少し違う予定がある。
「今日から学校なんだからちゃんとしなさいよ!」
いつまでも春休み気分でいるんじゃないと言わんばかりに、姉さんは制服のリボンを絞めながら僕を睨みつけた。
「にゃぽん様、日本様、お時間です。」
準備を終えると東京が玄関先まで送ってくれて、送迎用のリムジンに乗り込む。
運転手に挨拶すると車体がゆっくり動き始めた。
徐々にスピードが上がり通常の速度になるとき、姉さんが僕に話しかけてきた。
「ねえ、クラス発表って今日だよね?」
「うん」
春の最初の学校なので当然学年が上がる。
自分で言うのもなんだけど僕たちの通う学校は小中高一貫の上流階級の子供達が大勢通う名門校だ。
僕の父さんが経営するのは国中で有名な大企業。
そんな父さんの息子だから僕もそこに通えているんだ。
しかしそんな名門校でもクラス替えはある。
どんな学校に通っていてもクラス替えというのは緊張するものだ。
学校に着くと車から降り新学年の教室に向かう。
姉さんは友達を見つけたようで意気揚々と中等部の校舎に走っていった。
僕は初等部なので反対方向に向かう。
「Guten Morgen、日本」
「おはよう、ドイツ!」
歩いているとドイツが挨拶しに来てくれた。折角なので二人で教室に向かうことにした。
「なぁ日本、クラス発表見たか?俺たち同じクラスだってさ。」
「えっそうなの!?やったー!!」
友達であるドイツと同じクラスだったようだ。とても嬉しい。
「ioも同じクラス!また三人一緒なんね!」
「イタリアも?やった!みんな同じだね!」
「お前いつからいたんだよ」
いつのまにか合流していたイタリアも同じクラスのようで親友二人とまた同じクラスなのは最高に嬉しい。
今年はいい一年になりそうだ。
「ねえ見てあれ…!」
三人で喜んでいる矢先、中庭にずらりと並んで歩いている緋色のローブを見に纏った人々を見つけた。
周辺の人達はわざと避けるように歩いたり
羨望の目を向けながら小声で騒いでいたりしている。
「あれは特待生の方々だな。相変わらず荘厳というか、厳かというか…」
「げぇー軍隊みたい」
軍隊か…叔父さん達元気かな…
お世話になっている親戚の顔を思い浮かべていると、いつのまにか特待生の行列は去っていたようだ。
「学校始まったばかりなのにあの人達は流石だな。」
「クラス替えがないからって余裕そうなんね。まぁ憧れてないと言えば嘘になるけど。」
この学校の生徒の大半は一般コースに通っている。
ただでさえ入学するだけでも大変なのに、入学者の中でも飛び抜けて優秀な生徒は
「特待生」と呼ばれるコースに通う。
たとえ学年が同じでも教室や寮の棟は一般コースの人達とは隔離されてるし、少数精鋭なのでもちろんクラス替えもない。
「そういや日本の兄貴って特待生だよな?すげーよなー」
「あはは、そうだね…」
僕には中等部の姉さんの他に、高等部に特待生の兄さんがいる。
一時期彼に対して劣等感を抱いていたこともあったが、今では…
「やば、予鈴なってるんね!二人とも急ぐんね!」
親友の大声によって現実に戻された僕は、
考えるのやめて一目散に階段を登った。
「ねぇ、日本君ちょっと…」
クラスでの新しい担任との邂逅を終え終業の準備をしているとクラスメイトの女の子がドギマギした様子で話しかけてきた。
「顔赤いよ?大丈夫?」
「う、うん…あのね、その…」
あー、なるほどそういうことね。
「中庭だよね?分かった、伝えてくれてありがとう。」
「えっどうして知って」
女の子の様子から即座に用件を汲み取った僕は急ぎ足で中庭に向かった。
「ね、あれって特待生の…」
「なにあれ超かっこいいー!」
「なぜ一般コースに…」
「で?用件は?」
呼び出し人のせいで思いもよらぬ注目を浴びてしまった僕はあからさまに不機嫌になったいた。
「つれないなぁー日本!そんなカッカすんなって!」
「もー!誰のせいだと思って!」
制服の上に緋色のローブを身につけた長身の好青年。
この学校の生徒なら知らない者はいないみんなの憧れ。
「最愛の兄貴に向かってそんな態度はないだろ?」
名はアメリカ。
僕の兄だ。
「いいからさっさと済ましてよ。」
「はいはい、これを執事に渡してほしくてさ。」
そう言って少し重い袋を渡された。
中の様子は見てないが呼び出すくらいだし
大事なものなんだろう。
「また荷物持ちか…」
「仕方ないだろ!俺は寮だし、
にゃぽんを呼び出しなんかしたら一日中追われるんから!」
「流石ブラコン…」
今朝やけに姉がやる気だったのは兄さんに会えるからだったのかもしれない。
「というわけで頼むぞ、日本♡」
「はいは、んっっ!?」
———なんと、兄が頬にキスしてきた。
しかも人前で。
「!?!?ちょっと兄さっ///」
「んじゃ、よろしくなー!」
気づいた時にはあの人はもう遠くなっていた。とりあえず今のを姉さんにやると ぬレベルなのは分かった。
「全く、調子狂うんだから…」
「災難だったな、日本。」
下校時間、
先程の出来事をドイツに愚痴っていた。
「もうほんとにやめてほしいよね!ああいうの!」
僕を呼び出した女の子の顔が赤かったのは
兄さんが急に話しかけてきたからだろう。
「僕はあれのどこがいいのかわからないんだけど。」
「顔良くて頭良くて性格良くて運動神経抜群の特待生な上に国民的大企業の御曹司ときたもんだ!人気なのは至極当たり前だと思うが?」
「そんな人この学校にいっぱいいるでしょ」
急に熱弁しだしたドイツにびっくりしたが、
そういやこいつも兄さんのファンなんだっけ。
「俺は日本が羨ましいぜ、あんなにかっこいい兄貴がいて」
そんなことないけど。
なんて事を言ってはいけない思ったので
そうだねと返事することしか出来なかった。
日本
大企業ブリテン財閥(以後財閥)の次男
初等部五年生
兄のアメリカを少し苦手としているが
不思議とスキンシップは満更でもない
にゃぽん
財閥の長女
中等部一年生
家族(特にアメリカ)と友達が大好き
アメリカ
財閥の長男で御曹司
特待生の高等部三年生
実は学年を飛び級しており
本来は一年生である
一言で言えば完璧超人