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数ヶ月後
イリア)はぁ…(ダメだ…全く出来ない……まだアイツが中にいるのが分かる…アイツの異質な魔力を中から感じる…気持ち悪い…)
今は魔法を自分に掛け効果が無いことを実感したばかりだ…
ソファに寝っ転がり「はぁ”〜……」とドデカイため息を着いてウトウトとしている
イリア)…ねむ……(魔力…使い過ぎたか…眠いな……)
数時間後
??)_ア!
イリア)んん…
誰かに激しく揺さぶられ目を開けると焦った顔をしているオーターさんが居た
イリア)…おーたーさん……?フワァー
欠伸をして外を見ると既に外は真っ暗だった
イリア)あ!ご、ごめんなさい!すぐにご飯作ります!
オーター)良かった…
イリア)え、ぁ…
オーターさんは安堵した声で私を抱き締めてきた
訳が分からず頭を撫でたり抱きしめた
イリア)あ、あの…ご、ごめんなさい!すぐにご飯作ります!
オーター)ちげぇ…ただ、心配しただけだ…ソファで死んだみたいに寝てよ……
イリア)??
オーター)頼むからもう無理するな…
イリア)あ、っと…わ、分かりました……?
その後しばらく時間が経ち何故か今オーターさんと一緒にお風呂に入っている
イリア)オーターさーん、なんで一緒にお風呂入るんですか〜?
オーター)なんでもだ、お前は無茶をしすぎだ、しばらくそばに居る
イリア)そ、そう言われたって…私、無茶してないです……
オーター)無茶したから死んだように寝てるんだろ
オーターさんに頭を撫でられた
イリア)あ、あの…えっと…
オーター)明日は休みだ、俺も休みを取ったから明日はゆっくりするぞ
イリア)え、あ…わ、分かりました……でも、ご迷惑…掛けないですかね……
オーター)俺の方から知らせておく
イリア)わ、わか…り、ました……
オーターさんの膝の上に座ってモフモフのしっぽを揺らし暖かい湯船に浸かってすっかり長時間浸かっていた結果…
イリア)うぅ〜…(のぼせた……頭くらくらする…うぅ)
オーター)大丈夫です?
イリア)のぼせた…です、だっこぉ……
のぼせて耳をぺたんとさせながらオーターさんの体に体重をかけグッタリするとオーターさんに湯船からされバスチェアに座らされた
イリア)??おーたーさん…?
オーター)少し冷たいが体冷やすぞ
オーターさんがシャワーから水を出して私の体に水を優しく掛けてきた
気持ち良くて顔をトロンとさせくた〜っとしているとオーターさんが少し気まずそうな顔をしている
イリア)んぅ〜♪
オーター)はぁ…
イリア)んぅ〜?
ゴロゴロと喉を鳴らしながら冷たい水を浴びオーターさんと呑気に話をする…話をするのはもうあの日以来だなぁなんて思いながら今まで話せなかった事を全て話す
「いついつにこれを覚えた」「いついつに完璧に使いこなせるようになった 」「いついつにクラスメイトに話し掛けられた」色んな事を話した…そして、今日「アイツを無力化させる事が出来ないのがわかった」と…
お面を魔法で出して顔を隠し話す…オーターさんは「そうか…じゃあ、もっと他の方法を探そう」と提案をしてくれた
イリア)オーターさん…わ、私…もっと頑張ります!
オーター)あぁ、頑張れよ←本当はもうわかってる人
イリア)よーし!オーターさん!やり方わかったら直ぐに実行しますね!どんだけ大変でも!
オーター)あぁ、頑張れよ←本当は以下略
その後私は体と頭を洗いオーターさんと一緒にお風呂から出てオーターさんに髪の毛を乾かしてもらった後私とオーターさんは一緒に寝た