『その様な物を今度は、ドールの魂に刻みつける事にしました』
『一つ、ドールは、神、リーダー、主の順で命令の優先をしなければならない』
『二つ、ドールは、命令に逆らってはいけない。ただし、神からの命で逆らえ、とあればそれに従え』
『三つ、ドールは、主を守り、支え、繋げて、世界の荒廃を防がねばならない』
『四つ、自身の持つ能力は大きな物であり、それを他者を害する為には使ってはならない。ただし、神からの命か自己防衛の為であれば多少は許可される』
『神々はこの絶対的なルールをドールの魂に刻みつけました』
『一番初めに創ったドールには、【愛華】と名付けました。創造神と破壊神が昔愛でた花の様に、誰かを愛し、愛されて欲しいと願ったのです。そのため、ほとんどのドールには、華、という文字が付いています』
『それから神々は又、新しく、地球を創り直し、セカイでドールを生まれさせ、言葉を覚えさせて、生きれる様にしました』
『暫くして、現在の日本列島が完成した時、その土地の化身と初めのドールを送り込み、他の国も、土地も、同じ様にして、又、神々はこの世界をセカイから見守りました』
『もう二度と、あの様な悲劇が起こらないようにと、必ず三人、心優しい人間が同時期に生まれるようにもしました。その三人は今も、何処かのドールに出会っているでしょう』
『おしまい』
コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!